先週の土曜日は「回遊できる家」の取材でした。
住宅誌のリフォーム特集ですが、9月末の発売予定です。告知OKとなれば、またここでお知らせします。
もう少し晴れてくれれば良いのですが、梅雨時につき贅沢は言えません。
出版社は概ね東京にあるので、ライターの方は朝5時に家を出たそうです。
わざわざの大阪に来て貰ったので、取材は絶対成功させなければなりません。
朝10時から取材開始です。
前回の訪問は毎日放送『住人十色』の撮影の時で、昨年の2月でした。
子供さんも慣れたもので、取材中は子供部屋(子供エリア?)で遊んで待っています。
3番目の長女さんは年中さんで、お父さんにピッタリ。
長男君が小4、次男君が小2、三男君が間もなく3歳です。
2016年12月の撮影の時は、ラグの上でずっと寝ていた三男君。
4人兄弟の末っ子君は、何と言っても逞しい。
まさか自分が2歳だなんて思っていないのです。
2階も皆で案内してくれました。
ガラス瓦から光が落ちるこの風景は、何度見ても良いものです。
一番奥にあるお父さんの書斎には小さな机が2つ。
こちらのご夫妻はいつも子供が一番なのです。
キッチン後ろの収納は、とても可愛いと「また」撮ってもらいました。
奥さんはちょっと恥ずかしがっていましたが、私が入れ知恵しました。
奥さんには申し訳ないのですが、工夫すれば自分にもできる、そんな写真を読者は見たいのです。
このアングルも必須です。
カメラマンの男性は関西の方で、兎に角子供に優しい。
こんなサービス精神で、撮れる画は確実に変わってくるものです。
面白い構成なので、勉強している写真も撮ってみましょうかとなりました。
色々な人に撮って貰いましたが、カメラマンの一番の仕事はやはりアングルを探すことだと良く分かります。
建築は設計、建築会社、そしてクライアントとの共同作業で出来上がります。
こちらの奥さんはいつも謙遜されるのですが、とてもセンスが良いのです。
フローリングに合わせて選んだこの飾り棚。
実はは衣類入れで、上から長男、次男、長女、三男となっています。
新たに加わっていたこのプランター置きも、よく合っています。
ティッシュボックスも木で揃え、撮影時はティッシュ自体を箱の中に押し込んでくれていました。
非常に細やかな気遣いができる方です。
しかし大らかな人で、ちょっとくらいの落書きで雷を落としたりはしません。
落書きしたその日は、小さな雷鳴くらいはあったかもしれませんが(笑)
この洗面の右の水栓は、子供さんが使いやすいように手前、横に付けました。
これも奥さんの要望から位置を決めたものです。
「子供たちといつまでも仲良く」というメインテーマがぶれたことは一度もありませんでした。
そして、その通りの光景が広がっています。
時には喧嘩することもあるでしょうが、思いは必ず実現します。
また、それを現実のものとするのが私の仕事です。
今回は面白いプラン特集ということで「回遊できる家」を見つけて貰いました。
よって、メインの写真はみんなで走り回っている写真でしょうか。
昨年の1月中旬にも『住まいの設計』の取材を受けて貰っているので、メディアに載るのは3度目です。
ご家族は「上の2人は取材が大好きですし、守谷さんが居なかったらこの家はできていませんから」とまで言ってくれます。
創り手冥利につきるのですが、私と会うまでに十数社の建築会社にプラン、見積りを出して貰ったと、この日初めて聞きました。
そう聞くとその情熱が全てだとも思うのです。
ただ、私と会ってみようと思ったきっかけは「誕生日が一緒だったから」と聞いた時はずっこけましたが、理由など何でも構いません。
誰かを幸せにすることができれば、また必ず誰かが求めてくれるはずですから。
■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』4月7日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
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【News】
■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
■『homify』5月7日に「碧の家」掲載
■『houzz』4月15日の特集記事 に
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
■「トレジャーキッズたかどの保育園」が
地域情報サイトに掲載されました
■大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
■ 『住まいの設計05・06月号』3月20日発売に「回遊できる家」掲載
■『homify』6月29日に「回遊できる家」掲載