今日から3日間、雨予報です。
道端に咲く草木も、緑が目に痛い程だったので少し残念。
土曜日に、弟がプレゼントしているのを見て「母の日」だと気づきました。毎年のことながら情けない限り。
母は「カーネーションが一輪あればいい」と。
出先で花屋を探していると、吉野の国道沿いで見つけました。
古き良き花屋といった趣きです。
古き良き、女将さんが出て来てくれました。
生花は、売り物として店に並ぶのは10日程。仕入れは大和高田市まで車で30分。お客さんは主に近所の人達だそうです。
経営は大変だろうと聞いていると、セレモニーホールが前にあり、とても繁盛しているとのこと。
現在は子世代が継いでいますが、この日はお母さんが店番だったのです。
カーネーションも赤以外に、桃、濃桃、赤紫、緑、白、黄と様々な色がありました。
バラ等も本当に色鮮やか。黄色いバラの花言葉は嫉妬だったか。
今は亡きケリー・フォン・エリックというプロレスラーが愛していました。誰も知らないと思うので聞き流して下さい。
花屋など滅多に入らないので「花に囲まれていい仕事ですね」と言うと「皆さん、そう言ってくれるんですよ」と。
カーネーション5色と、吉野にも自生するというユリ科の花をセレクトし、ラッピングして貰いました。
話好きなお母さんで、四方山話を20分程していました。
先日、近所のお寺に説教師さんがみえ「お天道様」の話をしてくれたそうです。
良い行いも、悪い行いも、いつもお天道様が見ていてくれる、という話しです。「昔は良く聞かされたのに、最近は孫にもしていないわ」と言っていました。
私はこの考え方が好きです。誰かに見られているからとか、道徳観では早くに限界が来るからです。
例えば、公衆便所のブースで、少し汚してしまったとします。その中は誰も見ていません。しかし、お天道様はみています。
お天道様とは、自分の良心なのです。
子供にも分かる平易な言葉で伝えた、まさに日本人の知恵の結晶です。
初夏のお天道様は本当に気持ちがいい。早く顔を出して、照らしてくれますよう。