すきすき大スキー
わたしはスキーがすきだ
だから今年もお父さんに行きたいとたのんだ
だけどお父さんは
今年はお兄ちゃんのべんきょうがあるからむりや
わたしはがっかりした
娘が書いた4連からなる詩のでだしです。
先生から褒められたとノートをみせれくれました。
それほどスキーが好きだとは私が分かっておらず……
久し振りに行ってきました。
昨年の正月、御岳山のふもとにある開田高原へ行って以来です。
高鷲スノーパークはトリコロールカラーのゴンドラがトレードマーク。
良い天気に恵まれました。
向かいには昨年は滑っていた、霊峰・御嶽山が見えます。
中級コースまでなら、家族4人で滑れるようになりました。
娘がこけたのは、2回くらいか。
だいぶ安定感がでてきました。
長男は2014年の3月からずっとスノーボードでしたが、この日は久し振りにスキーをしたいと。
急斜面を滑っているとき、パラレルターンのきっかけをつかんだようです。
急斜面ではハの字に開くボーゲンでは滑りにくく、スキー板を平行にしてターンするきっかけを掴みやすいのです。
「それっ!」みたいな感じで伝えました。
スキーは私が教えられる数少ないものなので、何とかここまで滑れるようにしてやりたいと思っていました。
この日が「楽しい」の分水嶺になれば良いのですが。
「白馬の山小屋」のクライアントの長男さん(ややこしい表現ですが)は私の6つ先輩です。
クライアントが亡くなられてからは、白馬まで頻繁に足を運び、山小屋を守って下さっています。
関西で競技スキーをしていて、この方を知らない人は居ないのですが、今年はお子さん2人が大阪府代表の国体選手に選ばれました。
長男さんは国立大学へ通い、中学3年生の娘さんも希望の高校に合格したようです。
親子3人での国体行きを目指してしたのですが、お父さんは100分の3秒だったか届かずだったそうです。
2005年に、四天王寺にあった「欧風カレー工房 チロル」のファサード改修計画を手伝いました。
店主は、若い頃から一緒にスキーをしてきた仲間でした。
その後、そのお店は飛騨高山へ移転したのですが、メディア等でも取り上げられる人気店です。
飛騨高山の自然に惚れて、越していきましたが、もうひとつの理由がスキーです。冬の間は店を閉め、競技スキーに打ち込むのです。
昨年だったか、全国クラスの大会で、優勝していたと思います。
高校野球の指導者に、「どんな選手が伸びますか」と聞くと、多くは「野球が好きな子」と答えるそうです。
30歳近くまで、私も本気でスキーに取り組んできたつもりですが、この2人を見ていると、その「好き」には及ばないなとはっきり分かります。
特に、6つ上の先輩の長男さんは、関西の国立大に通っています。まさに文武両道。
お子さん2人がこの結果を出す程、お父さんの好きが凄いのだと想像するのです。
娘がもし、本気でスキーをしたいと言ったら、はたして応えてやれるだろうか……
自然の中でのスポーツは本当にいいものです。
すきすき大スキー。
なかなかいい題です。