『池を望む家』現場日記スタート

 先週末、上棟式がありました。

 式の場合でもと、準備をしていましたが、クライアントの希望で「めったに会う機会のない、現場の人達とゆっくり食事を」ということになりました。

 ご馳走を用意して頂き、食事会が始まりました。
 建築には20種前後の職種が必要です。今回は、大工、鉄骨、電気、水道、左官そして工務店と私達が出席させて頂きました。

 どんな方がクライアントで、どんな家族が暮らすのか。現場の方が、実際に会うのはとても良い事です。

 ようやく暑さも一段落し、建ち上がったばかりの家には爽快な風が吹き抜けます。

 大阪府の南部には、灌漑用のため池が多くあります。この敷地はそのほとりの高台にあるのです。

 クライアントに初めてお会いしたのは、1年半ほど前。その時は①ガケの敷地、②住宅地の平坦な敷地、そして③池を望む敷地が候補になっていました。

 そして2回目の来所時には、この敷地に決まっていたのです。

 私も初めてここに訪れた時は、興奮しました。プゼンテーション前でしたが、この眺めの敷地に設計出来る事は、この上ない幸せと感じたのです。
 
 これまでは、現場の過程はあまり書いてきませんでした。発表する時に、先入観なしで見て貰いたいという気持ちもありました。しかし建築の過程は非常にダイナミックなものです。何もない所に。新たな建築が生まれる時、確かに風景が変わります。

 そこも含めて作品と考えを改めました。日記とは別に、現場日記も始めたいと思います。

 一級建築士事務所アトリエmの現場日記 

 ここまでの工程も同時にUPします。こちらもまたのぞいてみて下さい。こちらはスタッフにも書いて貰うつもりです。