昨日、クライアントとの打合せがありました。この方は写真家で、さすが光については詳しいのです。いろいろ教えて貰っています。
光には波の要素があります。波長の長い順に、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。
全ての波長が揃っている場合、光は白に見えます。波長ごとに屈折率が違うので、細かな水の粒子がプリズムの役割を果たし、別々に見える状態が虹です。
虹が丁度人に見える領域で、赤より波長の長い赤外線、紫より短い紫外線等は見ることが出来ません。
空気中には多くのチリや粒子があり、波長が一番短く、最も拡散しやすい紫はそれらに当たって、多くは宇宙に出て行きます。
次に短い青が空気の粒子によって最も拡散しやすく、それらの像として空は青く見えるのです。
朝、夕は大気圏を長く横切るため、波長の短い青の光は拡散を繰り返し、多くは地表まで届きません。波長が長く、拡散しにくい赤系統の光だけが届いて、朝焼け、夕焼けの色となるのです。
色は光のどの波長を反射し、どの波長を吸収するかによって決まる訳です。
ちなみに人の肌色をもっとも美しく見せる背景は、薄いグレーとのことでした。これは納得で、安心しました。事務所のTOPページはそんな配色ですから。
音についても色々教えて貰いました。例えばレコードは原音を忠実に録音しているが、CDはデータを減らす為、可聴領域以外は削除さてている等など。
続きはまた別の機会に。