吉野杉と檜のある湖

 半年ぶりに奈良県の南端にある湖へ、釣りに行って来ました。

 今年は稀に見る、花粉の飛散量の多い年のようです。昨年までは、春先からは少しくしゃみが多くなるな、という程度だったのですが、今年は違いました。完全に花粉症です。

 その上、吉野杉、檜で埋め尽くされた山々に囲まれた湖に、ボートを浮かべていると、取れたてのフレッシュな花粉が、絶え間なく降り注いでくるわけです。

 おりしも当日は一日中強風が吹き荒れ、花粉は乱舞し、釣りをしながらも、水のような鼻水は垂れ流しのまま。静かな山上湖には、くしゃみの音が延々とコダマしていました。くしゃみのしすぎは本当に体力を消耗します。その上、誰にぶつける事も出来ない不快感。

 花粉の治まるゴールデンウィークが本当に待ち遠しい。

 花粉症が完治する薬を発明したら、多くの人に感謝された上、ダイナマイトを発明したノーベル級の財を築けるのでは?