朝だ、徹夜‐1223‐

 昨日、今日と秋の奈良下北山村へ。

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 そろそろ紅葉かと楽しみにしていましたが、まだ少し早いよう。

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 日曜日は、秋らしいうろこ雲で、良い天気でした。 

 子供と来る予定でしたが、寒くなり、あまり釣れない事を知ると「やめておく」と。

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 実際、こんなかわいい魚を見るのが精一杯だったので、正解だったかもしれません。

 しかし彼らは、ここに来れば私と遊んでくれる、ある意味親友なのです。

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 晩秋の池原ダムを満喫しました。

 先週は、あるプロジェクトの企画提案がありました。

 事業自体がコンペの為、内容は伏せますが、初めて設計する用途の建物でした。

 実務の仕事と平行しながら、実質10日程で仕上げましたが、2日徹夜しました。

 40歳を超えた頃から、徹夜があとを引くようになりました。出来るだけ定時に上がるようにしています。
 
 先頃、ある先輩経営者から「誰にも負けない努力をしていますか。もし、していないないら、今月中に、最低一回は徹夜で働いてください」と言われました。

 徹夜が是か非かは別にして、何か物足りないと思っていたのも事実で、丁度良かったのです。

 「プロジェクトX リーダーたちの言葉」に、ミスターVHSと呼ばれた、日本ビクター元副社長・高野鎮雄の項があります。

 日本人が初めて生み出した、ホームビデオの世界企画がVHS。

 「窓際族が世界企画を作った」の題の通り、彼への期待は小さく、赤字部門だったVTR事業部長に就いたのが高野です。事業部廃止の話もありました。

 「皆さんもなんでもいいから、夢中になってください。夢中っていうのは大変素晴らしいことです」

 感謝の集いで、彼はこうスピーチしました。その彼が良く呟いたのが次の言葉だそうです。

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」 

 身を捨てる覚悟がなければ、物事の成就などない。これもまた真実です。

 今日は勤労感謝の日。「勤労」を広辞苑で引くと「身心を労して、勤めにはげむこと」とあります。更に「勤め」には「つとむべきこと、任務」とあります。

 特に仕事でなくても良さそうです。

 「麻雀放浪記」で知られる阿佐田哲也は、直木賞作家、色川武大のもう一つのペンネーム。「朝だ、徹夜」という駄洒落からきています。

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 今日は一日、冷たい雨でした。それでも好きな釣りなら、朝6時から始めて気がついたらもう帰る時間です。夢中なら、これは幸せなことです。

 夢中になれることがあるのは、本当に有り難いと、感謝したい祝日の夜なのです。

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