最近の日照は、例年の1/4だそう。今年は雨の多い秋になりました。
北海道への台風被害も重なり、野菜が高いと妻がぼやいていました。
しかしデフレの世の中、食べ物を大切にするには良い機会かもしれません。
昨日は何とか降らずで、無事運動会が開催されました。
長男にとっては小学校最後の運動会です。
まずは娘の徒競走から。
スタートは少し出遅れたか。
保育園の最後はアンカーで、私達に夢を見させてくれました。
しかし今回は男の子の次で2番。
男女別なら……と思いますが、きまりはきまり。仕方ありません。また来年です。
長男はリレーの一番手。
彼も短距離走は得意にしています。
大外からのスタートも苦にせず、第一コーナーで先頭に立ちました。
第4コーナーまで危なげなくトップ。
最近は運動量が少ないせいもあり、やや疲れた感もありましたが、1番でバトンを繋ぎました。
どんなことでも、結果がでて周りが喜んでくれるのは素晴らしいことです。
しかし、この結果は小学校まで。ここからは、最も打ち込み続けた人が結果を出して行きます。
好きなスポーツを見つけて、心身ともに鍛えて貰いたいと思うのです。
この運動会ですが、紅組、白組に分かれて勝敗を競うのが目的です。
NHKの紅白歌合戦なら、紅白の意味があると言えばあります。
しかし、小学校の紅白は、理由なく分けられたもの。それでも、子供達、周囲は一喜一憂します。
棒引きというのか、勝負が長引いたこともあり、結構な声援が沸き起こっていました。
人には本能として闘争心があり、競うことが好きなのだと分かります。
最も大切なのは、本能をむき出しに戦っていいよ、という場の雰囲気でしょうか。真剣勝負の勝利にこそ喜びがあるのです。
成功とは、ある程度の苦しみが伴うものと置き換えて良いと思います。そうでないものは、誰もが喜んで出来るので、他者と差がつきません。
では、何故苦しくても出来るかと言うと、その先に「喜び」があると知っているから。
大人の視野で見れば、小学校、中学、高校、大学と、エリアが広くなって行くので、小さい時のほうが間違いなく一番になりやすいと分かります。
小さい時のほうが成功体験を得やすいのです。
では、小学生の時に成功体験がなければもう駄目かと言えば、そうでもないようです。
人は繰り返し行うことの集大成である。
だから優秀さとは、行為ではなく習慣なのだ。
- アリストテレスー
歳を重ねるにつれ、一番は遠くなって行きますが、打ち込み続けていれば、また世界が小さくなってくる。
仕事、人生が面白いのは、勝負が一回きりではないからなのでしょう。
「喜び」とは感情なので、教えることは不可能。自分で体感するしかありません。
ただ、同じ結果でも喜びを大きくすることは出来ます。家に帰って一緒に思い出し、一緒に喜ぶ。追体験で2倍にも3倍にもなる気がします。
親、周囲が、子供に出来ることはその程度のことなのかもしれません。
あとは、早起きしてちょっといい観覧席を確保するくらい。父親稼業も、そこそこに大変なのです。