どこに住もうか‐1214‐

木枯らし一号が吹き、いよいよ冬の気配が色濃くなってきました。

しかし、今日も良い天気です。

少し前になりますが、10月10日(土)は京都へ行っていました。

丸善・京都本店で、日本建築家協会が主催する「住宅無料相談会」に参加していました。

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連休中ということもあり、秋の京都は人出が多い。

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丸善・京都本店は、この夏リニューアルした京都BALの地下にあります。

若い夫妻がわざわざ大阪から相談に来てくれました。

「職場の関係で、概ね住むエリアを決めているもの、何から始めて良いのか……」

こういった悩みをもって居る人は結構居ます。制約が少なければ少ない程、土地探しは簡単でないのです。

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2007年に来所した「池を望む家」のご夫妻も、職場の関係から、概ねのエリアは決めていました。

しかし、①崖の土地、②閑静な住宅地、③池のほとりと、3つの土地で迷っていました。

ご主人は、高校生の頃、悩みがあると大阪城の堀を見ていたことを思い出したそうです。

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そして、池を望む家を建てました。

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RC打放し「高台の家」のクライアントは、ご主人が仙台、奥さんが京都の出身です。

色々な土地を見れば見るほど迷ったと言います。自分達が住みたい場所とは?

多くの敷地を見に行った後、自分達は「坂のある街」が好きなのだと分ったのです。こちらは11月末に竣工予定。

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「松虫の長屋」は、ご主人が暮らした四軒長屋の中央二軒をリノベーションすることにしました。

母と同居でなければ結婚出来ないと言ったそうです。

思い切って2階に光庭をとりました。来月初めに撮影の予定で、楽しみにしています。

スティーブ・ジョブズもこう言っています。

 自分の内なる声、心、直感というのは、どうしたわけか君が本当になりたいことが何か、もうとっくの昔に知っている。だからそれ以外のことは二の次でいい。

もし、自分達の住む場所を探している人がいたら、大いに悩み、好きを見つけて欲しいと思います。

答えはあなたの心の中以外にないのです。

勿論、これは土地探しだけに限ったことではありませんが。

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