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楽しむという魔法‐1494‐ 

 チームスポーツというものは、つくづく奥深いものだと感じます。

 苦悩し、成長し、結果をだす様は、まるでドラマか映画を見ているよう。

 サッカー日本代表は、本戦出場を決めた後の不調がまるで嘘のような躍進振りです。

 勝って予選通過が最高の結果ですが、格上とされる相手と勇敢に戦い、むしろ試合の主導権を握る姿は、誇らしくさえありました。

 何より、監督によってこれだけの違いがでるという現実に、リーダーとしての自分の資質を思わず省みてしまうのです。

 土曜日の夜は、クラブ終わりの長男を奈良まで迎えに行きました。

 長男は、日曜日も殆どクラブですが、昨日は試験1週間前で休み。

 どうせ家では勉強しないので、一緒に池原ダムへ行くことにしました。

 日曜日はそれまでの雨の影響で、あちこちに小さな流れ込みができていました。

 暑い時期、これらは魚にとってクーラーのようなもの。

 その下を狙って、移動しながら釣っていきます。

 午前中の良い時間帯に、まずは1匹目を仕留めてくれました。

 これで最低限の仕事は完了です。

 子供たちは、釣りというより野外遊びに来ている感じ。

 一仕事終えたら長男は早速昼寝を始めました。

 ミイラみたいなのでやめてくれと言うのですが、日焼けガードで顔を覆って熟睡中。長男はおちょけたところがあるのです。

 結局1時間半は寝ていました。

 一番楽しみにしているのは、多分カップラーメンの昼食。

 焼きそば、カレーヌードル等から好きなのを選んでいいと言うと、担々麺をセレクト。

 野菜は必要なので、父さん手製のサンドイッチも一緒に食べて貰いますが。

 「映画が見れる時間には、家に帰りたい」とのオーダーでしたが、釣れそうな魚をみつけると「もうちょっと」と言い出しました。

 その魚を釣り上げることはできませんでしたが、楽しんで貰えたら何よりです。

 3時頃にはボートを上げて、大阪へ向かいました。

 帰りの車でも1時間半は寝ていました。それでも、一日一緒に居れば色々な話ができます。

 年に1回は行きたいと思っている2人旅。4年前は、前回ワールドカップの開幕前でした。
 
 この時、活躍が期待されていたネイマールのコーチの言葉を引いています。 

 「子供に勝つ責任はない。しかし、楽しむ責任はある」

 反対の見方をすれば、「大人は勝つ責任も、楽しむ責任もある」ということです。

 勝ち負けは担保されませんし、過程が常に楽しいということもありません。むしろ苦悩の方が多いはずです。

 それでも、「勝つ」「楽しむ」と決めなければなりません。多くのトップアスリートがそうするように。

 「楽しむ」は魔法の言葉だとようやく分かりました。

 「楽しませる」は、コントロールできない相手が含まれていますが、「楽しむ」は、自分の意思で出来ることです。ここに、「楽しむ」の真意がある気がします。

 他人と過去は変えられません。自分と未来だけが変えられるのですから。

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『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

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