今年は初詣に行ったか、行ってなかったか……
それならと住吉大社へ参ってきました。
「住吉区歯科医師会館」の現場からすぐ近く。「境内の中にある家」からはもう目と鼻の先です。
この計画は2007年から2008年にかけて、フジテレビの「スーパーニュース」で密着取材をしてもらいました。
とても懐かしいのですが、この時以来、初詣は恒例にしていました。
大坂の海からの玄関口だった住吉大社。
近隣には雰囲気のある建物がいくつか残っています。
池田家住宅は明治期の建物で、酒、味噌などを製造してそう。
また、南海電鉄とチンチン電車の駅がすぐ近くにあり、交通の便が良いのも嬉しいところ。
パンダみたいと思って見ていたら、アドベンチャーワールドのラッピング車両でした。
すみよっさんと言えばやはり太鼓橋。
転ぶと大変縁起が悪いとされ、慎重に渡る必要があります。
出だしが特に急こう配です。
仕事的に言えば、踏面170mm、蹴上250mm。
蹴込がないどころか、アーチ部分がつま先に当たり、更に上り難くなっています。
日本の縁起が、海外旅行者に適用されるのか分かりませんが、転ぶと大変なことになるので、しつこいですが慎重にお願いします。
役所で言えば、大阪府庁のような存在の住吉大社。
檜皮葺きが摂津国一之宮の風格を感じさせます。
海沿いだった立地から、松が多く残るのもその特徴でしょう。
青空、松、緑青、檜皮に朱と、ここがハレの空間であることを感じます。
娯楽の少ない時代、テーマパークの役割も果たしていたと言っても過言ではありません。
一方、深い軒の奥に光が差す様は、谷崎潤一郎が「陰影礼賛」で綴った日本の美を感じるのです。
テーマパークだった痕跡が、おみくじでしょうか。
悪名高い(済みません)「日本で最も大凶がでる」という、すみよっさんのおみくじ。
財布の中に残っていたおみくじは2012年の1月30日。
第十四番の「凶」でした。
2005年、2008年にの記載を見ると、最低でも凶を2回、大凶1回引いていることになります。
さて7年振りの今回は……
毎回は結果は翌年以降にしているので、番号だけ書いておきます。
末広がりの「八」でした。
書かずとも、顔がもうにやけてしまいそうですが(笑)
「凶」という字は、□の上が開いており、中には片かなの「メ」。今年は芽が出ると解釈します。
「大吉」ならなおよろしい。
20代と40代の一番の違いは、落ち込まなくなったことだと思います。
仕事に鍛えてもらい、ポジティブシンキングが身に付いたと言いたいところですが、現実はもっと単純です。
女の子が落ち込んでいたら、誰かが救いの手を差し伸べてくれるかもしれませんが、40、50の男が落ち込んでいたって、気に留めてくれる人も居ません。
そう考えると人生というものは、本当に良くできていると感心します。
しつこいですが「八」でした。
野球少年時代のヒーロー、原監督もジャイアンツに復帰したことですし、末広がりの1年に、40代に、人生にしたいと思います。
駄洒落、ゴロ合わせ、迷信等など。少しでも人生のプラスになれば全てOKなのです。
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