天使の面、鬼の顔‐1196‐

 前回に続いて、もう少しだけ教育について。

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 小5の長男は塾に行っていますが、昨日はテストでした。

 続ける、辞めると、何度も騒動を起こしながら、何とか通っています。

 昨日は、妻の予定が合わず、私が天王寺へ迎えに行きました。

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 テストの日は、ご褒美の外食にしているよう。
 
 あべちかにあるラーメン屋「古潭(コタン)」は、昔ながらの札幌みそラーメンという感じ。しかしこの店も古い。

 学校がある日は、塾からの帰りが夜の10時半の日もあります。

 日曜もテストがあったりと、我が子ながら日本の小学生は、勉強しすぎの気もします。

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 勉強のほうは何とかかんとかですが、野球のほうは熱が入っています。

 「打つも、投げるも回転だから、軸をしっかり」

 「待つんじゃなくて、自分から捕り易い位置に動け」

 どうせならと、私も力が入ってしまいます。

 まずは褒めて伸ばすと言いますが、京セラの名誉会長、稲盛和夫さんはこう言っていました。

 「コンサルタントに聞けばそう言うが、間違ったらその場で叱らなければ意味がない。

 後で、社長室に呼んでなどという、時間なんて無い。烈火のごとく叱ってよい。

 しかし、肩を落として帰っていく社員の背中に向かって、この会社に居てくれて有難うと、手を合わせなさい」

 初めてストンと腹に落ちました。

 褒めて、楽しく出来れば最高です。しかし、耳心地よい話だけで、人は成長することはないのは間違いありません。

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 夜は、実家で姪っ子と妻の誕生日会。

 誕生日が同じで、母が準備をしてくれました。

 寝屋川の中学生の事件は、痛ましい結果になってしまい、強い憤り、危機感を感じます。

 しかし多くの童話の題材になっているように、悪魔はいつも天使の面を被り、擦り寄ってくるのです。

 それを、どうやって子供達に理解して貰うのか。

 伝える側は、常に嫌われる勇気が居るようです。 

 松下幸之助、本田宗一郎が、ニコニコと工場を回っていた等という話は聞いたことがありません。

 天使は、鬼の顔をしています。こちらは面ではない本当の顔。だから怖いのです。