カテゴリー別アーカイブ: 07 食

変わるOSAKA、変わらない大阪スタイル‐1633‐

 先日、ミナミへ出たついでに少し歩いてきました。

 天王寺が一番近い繁華街ですが、ミナミも電車で30分圏内です。

 キタも同じようなものですが、ミナミに対してはどこかで「我が街」と思っているところがあります。

 千日前商店街を北へ向かって歩くと、東西に流れる道頓堀川にぶつかります。

 訪日観光客数が、ついに東京を抜いてトップになったという記事を目にしました。

 確かに10年前では考えられない程、外国人が歩いています。

 考えてみれば、大阪ほど安上がりで楽しめる街はそうないかもしれません。

 いくら観光客相手とはいえ、たこ焼きが千円することはないでしょう。

 火災の後、特例で以前の街並みを再現した法善寺横丁も、苔むした水不動尊も、海外の人からみるとエキゾチックな風景だと思います。

 千日前商店街を北に向かって歩いていると、凄い行列がありました。

 ざっと見た感じで100人レベル。

 お好み焼きの「美津の(みづの)」でした。

 2010年の11月に妻の友人が来阪した際に訪れました。

 「確かに美味しかったもんな」と思い出していたのです。

 名物の山芋焼き。

 いくら人気店と言っても、お好み焼きなので1万円することはないでしょう。

 渦巻きお好み焼き、焼きそばといずれも絶品でしたが、この様子では当分無理かもしれません。

 そのまま「美津の」を通り過ぎ、道頓堀商店街まで出てきました。

 ここはいつも通りの賑わいです。

 少し目線を上に上げると、地味な遊園地より余程カラフルで刺激的。

 このSNS時代。大阪の価値はさらに上がったのかもしれません。

 もう至る所がインスタ映えですから。

 ビリケンさんのようにも見えますが、ここに居て問題があるのか、ないのか……

 「くいだおれ」という店は無くなったが「くいだおれ太郎」は健在という、この商魂たくましい街が大阪なのです。

 2010年11月に、道頓堀を歩いた時の写真がありました。

 「ずぼらや」の看板が写っていますが、9年でここまで変わりました。大阪はOSAKAとなったのです。

 写っている子供達がまもなく高校生ですから、おかしくはないかもしれませんが。

 大阪が人気観光都市になった理由として「人が温かい」「コミュニケーション好き(おせっかい)」というものがあります。

 勿論他の都市と比べればそれも大きいでしょう。

 旅行者にとって、「泊まる」と「食べる」は必須です。

 「泊まる」の質を上げようと思えば、高級ホテルに泊まれば良いのですが、「食べる」は少し工夫すれば大したお金を使わなくても、かなり満足できます。

 特に大阪においては。

 そう考えれば「食い倒れの街」に、観光客がこれまで少なかったことのほうが問題なのかもしれません。

 大阪が人気観光都市になったのは、「掛かった費用<満足度」この数式が成り立つからに他なりません。

 そう考えると、仕事のスタイルは大阪スタイルで良いのだと思えてきます。

 進歩、成長は必須です。しかし原理原則が変わることはありません。

 「安くて美味い」

 これの価値を超えることは誰にもできないと、我が街が示してくれたのですから。

■■■『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載

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【News】
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

昭和な町、昭和町で昭和を考える‐1620‐

 9月9日なので「救急の日」。これは容易に想像できます。

 陰陽思想では奇数を陽とすることから、また9が極数であることから「重陽(ちょうよう)」というそうです。

 奇数が重なる日は強すぎて不吉。反対に吉。両方の解釈があるようです。さて、今日はどちらの一日だったでしょうか。

 先週金曜日、昭和町に行く用事がありました。

 あびこ筋と松虫通りの交差点に地下鉄の駅があります。

 「阿倍野の長屋」の現場に通う際、いつもこの前を通っていました。

 北西角にある「ハンバーグレストランBOSTON」。とても気になっていたのです。

 古き良き洋食屋さんといった感じで、入ってみたくなります。

 webサイトを見ると、昭和27年創業で系列店が10店舗ある老舗店でした。

 特にハンバーグが好きな訳ではありませんが、雰囲気、漂ってくる芳ばしい匂いに誘われるのです。

 隣の「大阪ヨーグルトケーキ」も同じ系列店でした。

 裏通りをのぞくと、趣のある長屋が見えました。

 登録有形文化財の「寺西家阿倍野長屋」でした。

 名前は知っていたのですが、どこにあるかは知らなかったのです。

 昭和7年の建物で築89年。

 近くには蔵を改装した蕎麦屋さんも。

 西へ向かって歩いていくと、1m程の大きな段差があります。

 その突き当りにも店舗が並びます。

 「坂の上のそばや」とは、なかなか気の利いたネーミングです。

 出汁の香りが漂ってきます。

 ハルカスまで御堂筋線で一駅。

 街遊びが好きな人にはとても住みやすい所だと思います。

 私は昭和45年生まれなので、昭和を18年、平成を30年、令和を4ヵ月生きました。

 昭和が63年と長かったので、3つの年号を生きるとは想像もしていませんでした。

 平成が30年と一番長いのですが、やはり昭和が色濃くしみ込んでいる気がします。

 昭和の香りと言いますが、それは「木の香り」であり「出汁の香り」かもしれません。

 トゲが立つかもしれない木が、むき出しで使われているのが当たり前。よって香りは立ちます。

 くたびれた畳のイグサがズボンにつくのも当たり前。ズボンという表現も、昭和でしょう。

 昭和は「自己責任の時代」だったとも言えそうです。

 令和でも、ホテルでも出汁は取ると思いますが、民宿に泊まった時、夕飯時に漂ってくるその香りにホッとするのです。

 今日は、グランフロントの サンワカンパニーでの「無料相談会」にでていました。

 パネルなども持参するので、結構な荷物になります。

 キャリーバッグも引いていたので、エレベーターを待っていると、80歳くらいの女性一行が、私の前に回り込み、先に乗ってしまいました。

 別に法律違反でもありませんし、ムッとするほどのことではありませんが、この年代の人には結構あることだと思います。

 電車に乗るときも同じで、お急ぎならお譲りしますが、子供達の見本になりましょうね、とは思います。

 若い人でも順番を守らない人はいるので、一概には言えませんが、昭和は「競争の時代」だったと言えそうです。

 戦争、敗戦を経験し、その後の高度成長期を生きたのが、昭和前半生まれの人達。良く言えばバイタリティがある。悪く言えばモラルが低い。

 ここまで書いてしまって良いのでしょうか(笑)

 しかし、決して上っ面でない競争を経験してきたのは間違いないでしょう。

 それなら順番ぐらい譲ってあげなさいということになるかもしれませんが。

 これは昭和町でなく、平野で見た看板です。何故だか私にとっての昭和は、こんな感じです。

 メンテナンスが必要な家に住み、激しい競争にさらされ、出汁の利いた食事で育った昭和の人々。

 そう書くと、果たして自分がどっぷり昭和なのか分からなくなってきました。

 人を種類に分けることはできませんが、魚の味が水に左右されるように、時代の気分に影響されるのは間違いありません。

 昭和を語るキーワードは、競争と自己責任のような気がするのです。

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■9月15日(日) 9:00~12:00 高槻高校文化祭にて
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銀を金に変える‐1618‐

 9月に入りました。

 取材の様子はUPしましたが「非宣伝下さい」とのことで、いきなり告知です。

 『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』9月30日発売に「回遊できる家」が掲載されます。

 300円なので、書店で見かけたら手に取ってください……でなく、良ければ購入下さいませ。

 「暦の上では秋」の言葉通り、気持ちのよい朝でスタートしました。

 週末、現場から「ちょっと急ぎで……」と連絡があり、始業前に寄ってきました。

「うえだクリニック」のリニューアルオープンは9月24日(火)。現場は最終盤に入っています。

 自動ドアも取りつき、壁の下地もほぼ完成。

 リクエストは、一旦確定を出していた外壁仕上げの確認でした。

 ワンサイズ大きな塗り見本を、左官屋さんに作って貰ったので確認して欲しいと。

 外壁もサイディングなど、工業製品全盛の時代です。

 工場で製作する工業製品は、どうしてもサイズに限界があります。しかし、品質の安定感はあり、施工の難易度は低くなります。

 左官仕事は現地で練った材で仕上げるので、広く美しい壁を作れますが、手仕事ゆえ、経験や熟練度で差がでます。

 折角の手仕事なので、念の為大きな見本を作成したということでした。

 こんなやる気のある相談なら大歓迎です。監督、私とも同じ意見で右を採用しました。

 現場仕事は手仕事が多ければ多い程、良くも悪くも差がでるのです。

 先日、子供が妻へ「誕生日プレゼントは何が欲しい?」と訊ねると、「料理を作って欲しい」と答えたそうです。

 よって、兄妹作の「焼飯パーティ」となりました。

 1回目はちょっと焦がしてしまったよう。

 2回目はとても上手にできました。

 子供だけでここまで出来るようになったのかと、感慨深いものもありますが、掛け値なしにとても美味しかったのです。

 私はアウトドア専門ですが、料理は嫌いなほうではありません。

 魚をさばく、焼肉、唐揚げ、お好み焼きといったレベルですが、焼飯にはそこそこ自信を持っています。

 その理由がこの言葉。
 
「銀を金に変える」

 台湾料理龍潭(リュータン)のオーナーシェフ、程一彦(ていかずひこ)さんが、今年亡くなられました。

 Facebookで繋がった学生時代の知人が、程さんに師事していたようで、その投稿で知りました。

 彼女は奈良テレビで料理コーナーを持っていたりと、とても頑張っているようです。

 学生時代、夕方のテレビ番組に程さんが料理コーナーに出演していました。

 偶然観たのですが焼飯の日で、先の言葉を初めて聞いたのです。

 美味しいパラパラ焼飯を作る方法は、冷ましたご飯を使う、一度冷凍したものを解凍、水で流すなど、諸説聞いたことがあります。

 残り物を入れるという、不届きな話も聞いたことがあります。

 また、中華鍋を大きくあおり、直接火を当てて油分を飛ばすなどの技術も必要です。

 しかし、程さんは「卵かけごはんを炒めるだけで、パラパラ焼飯は簡単にできます」と。

 銀シャリを黄金の焼飯にするので、「銀を金に変える」なのです。

 たかが焼飯、されど焼飯。

 医食同源の言葉通り、美味しく、健康な食事をすることは、医療行為と同等です。

 子供達も上手に作れました。

 日々の食事を、こんな簡単な言葉で良くしてくれた程さんに、なんだか感謝の気持ちを伝えずには居れないのです。

 私の仕事は、白い紙に建物を描き実現すること。

 「白を黒に変える」では負けたみたいなので「紙を幸せに変える」としておこうと思います。

 建築も料理も、手仕事と愛情にこそ差が出るのです。

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僕が僕であるために‐1608‐

 今日から、長男がアメリカへ向かいます。

 中学校からの研修に参加するのですが、行先はシアトル。2週間程の予定です。

 帽子が必要だそうで、イチロー引退もあったマリナーズのキャップを買い与えました。ベタではありますが。

 映画好きの友達とは「飛行機で何本観れるかな」と盛り上がっているそう。

 できれば留学して欲しいと思っているので、海外へ目が向いているのは嬉しいことです。

 先日の定期考査で、私がびっくりするような成績を出してくれたので「何かプレゼントを買ってあげるよ」と言うと「フィギアがいい」と。

 フィギア専門店なるところへ初潜入してきました。

 中古のプレミアショップのようで、こちら1万7千円。

 自分なら躊躇する金額ですが、折角の機会なので購入しました。

 家に帰るとすぐに左肩を脱臼してしまい、いきなり要入院の状態となっていますが。

 娘も負けじと模試でかなりの成績をだしてくれたので、長男の壮行会、私の誕生日と合わせての外食です。

 谷町九丁目のイタリアンへ行ってきました。

 このあたりは上町台地の西端にあたり、難波へ向かってかなり勾配がついています。

 天王寺七坂のひとつ、真言坂のすぐ西にある「Piattini Micio (ピアッティーニ ミーチョ)」

 名前のいわれは聞き忘れてしまいましたが、妻がネットで探してきました。

 結果として素晴らしいお店でした。

 テーブル4、5席とカウンターだけのお店ですが、ガス窯があります。

 娘はかなり舌が繊細で、大人味を食べさせるタイミングを見計らっていました。

 割と頑固なので、一度外すとなかなか出掛けたがらないのです。

 結果として最高のタイミングだったと思います。

 前菜から外れゼロ。

 イワシ、サーモンのマリネは抜群でしたし、ナポリの青のり入り揚げパンは、兄妹ともかなり気に入っていました。

 窯焼きのピザは、生地が厚すぎず、薄すぎず。パリパリしすぎず、もっちりし過ぎずで絶妙。

 こちらのチーズが4種入ったピザは最後にもう1枚頼みました。

 皆、あっという間に平らげてしまいます。

 辛いのが苦手な娘には、シンプルなトマトソースで応対してくれました。

 少し貰いましたが、これがまた美味しい!

 シンプルなものほど味の差がでるのは鉄則です。

 妻はピスタチオソースのパスタを頼んでいました。

 いろどりもよく。

 長男はメインのステーキをガツガツ食べていました。

 鹿肉もとても美味しかったのです。

 なかなか子供達のスケジュールが読みにくくなり、今夏の家族旅行は無し。

 長女の受験が終われば、祝勝旅行と行きたいところです。

 結果は別にしても、2人が目標を持ち、自分で努力を始めたことが、兎に角嬉しいというか、感謝さえします。

 誰に似たのかと頭を悩ませるのですが……

 娘からの誕生日プレゼントはこれ。とても上手に仕上がっています。

 実は、昨年もこんな感じで手造りのボールを作ってくれたのですが、大事にしすぎて、現在はどこにあるのか分からずで……

 大切に仕舞い込み過ぎて分からなくパターンです。

 今回は大量祈願のお守りとして、ボートにつけておくので間違いなしです。

 父方の今は亡き祖母が、晩年「まさきちゃんは、感情が深い気がする」時々言っていました。

 良い悪いは別にして、自分でも感情の振り幅は大きいほうだと思います。

 これが他人にとってはしんどい事なんだろうということも、歳とともに分かってきました。

 ビールの宣伝みたいですが、時代はドライ&クールなのです。

 全くトレンドと合っていないのですが、それを全く苦としないのが、クライアントと子供達です。

 情熱も、愛情も、どこまでも大きく、深い方が良い。それは誰にも当てはまらないことがようやく分かりました。

 ナニワ生れのナニワ育ちで、49歳になりました。

 僕が僕であるために。

 尾崎豊のように、ひと時強烈に輝き、流れ星のようにさって行く程の才能は、残念ながら持ちあわせていません。

 なら、自分の持っているものをひたすらに磨くしかありません。

 祖母はそれが分かっていたのだと思うのです。

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絵も心も大きな、ミナミの住人‐1598‐

 観測史上最も遅くなるという関西の梅雨入り。

 今朝も非常に良い天気でした。

 昨日は打合せ終わりで、ミナミへ出ていました。

 高島屋大阪店の7階、台湾点心の鼎泰豐(ディンタイフォン)に行っていました。

 先日、長男がクラブで頑張ったので「何か食べに行こうか?」と聞くと即答。

 言わずと知れた小籠包の有名店で人気店。

 子供達が先に並んでくれていたので、6時半から食事にありつけました。

 勿論のことですが、間違いのないお味。

 その他の料理も総合点は高く、子供達もどんどん平らげていきます。

 腸詰は少しクセがあるので、まだ無理かなと思っていましたが、長男は喜んで食べていました。

 体も舌も、どんどん大人に近づいていくのです。

 子供達に並んで貰っている間、久し振りにアメリカ村あたりを歩いてきました。

 三角公園はやはり若者の街。

 ごった返しています。

 ビッグステップの前を東に通り過ぎると、黒田征太郎の『peace on earth』が見えてきます。

 FM802のロゴもデザインしたイラストレーターですが、道頓堀の出身だと知りました。

 この作品の下部には落書きがあります。

 それが問題になった時、ビルオーナーだったかが「黒田先生の作品に失礼だ」というコメントを出しました。

 それを受けて「私の絵は、落書きしたくらいでは何も変わりませんよ」と答えたのです。
 
 この話がとても好きなのです。

 現在80歳だそうですが、ビッグステップの地下2階に、ギャラリー兼アトリエを構えたと知りました。

 ビッグステップの名の通り、大きな階段を2層下ります。

 「描場」は階段下の空間にありました。

 土日のみのオープンですが、スタッフの方が親切に案内してくれます。

 写真撮影もOKとのことで、キラキラとした素敵な空間でした。

 アクリルに閉じ込められた作品です。

 元作業台に直接描かれたアトムの絵。

 手塚プロと協力して、様々なアトムを描いているとのことでした。彼も手塚治虫になりたかったひとりだったそうです。

 スタッフの方が、色々と話してくれたのです。

 大阪に居る時は実際にここで制作をするそうです。床にはその際の絵の具でしょうか。

 直接壁に描いた作品もあります。

 現代美術に解説は不要です。

 なんだか分からないけど楽しい。美しい。

 それで十分だと思います。

 「描場」は写真撮影OKです。

 日本のギャラリーではなかなか無いので驚きましたが、スタッフの方も「大きな人です」と言っておられたのです。

 誰でも、人間を大きく見せたいものです。

 だからと言って何でも許容すれば良い訳でもありません。

 謙遜しているだけでは成長もありませんし、そういう意味では値決めがプロとしてのプライド、主張でしょうか。

 アクリルの作品のお値段も聞いたのですが、絶対無理でも、その場で買える値段でもありませんでした。

 あくまで私の財布に照らし合わせてですが。
 
 作家・沢木耕太郎とは旧知の仲で、そのエッセイの中に登場します。

 2人で出演していたラジオの公開番組でのこと。

 観覧者からの質問コーナーで、ある若者が「あなた位のイラストなら、僕でも少し練習すればすぐ描けますよ」というような発言をします。

 黒田征太郎は「じゃあ、今、ここで描いてみろ」と言い放ったという話です。
 
 壁一面のイラストも、確かに素人っぽく見えますが、私はこの話がとても好きです。

 この話も本人から聞いたとのこと。

 本を通してのまた聞きから、ひとりを介してのまた聞きに進歩しました。ご本人に聞くより、沢山のことが聞けたかもしれません。

 「いつか」と言っている人に、「今」はやってきません。
 
 いつだってトップランナーは、私に活力を与えてくれます。

 そして、自分もそんな存在になれるよう、日々を精一杯生きるしかないと、夜のミナミに誓うのです。

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私の年輪‐1597‐

 前回は、長男の試合を観に行ったあと、近鉄奈良駅に向かったところまで書きました。

 近鉄奈良ビルは、坂倉準三の設計で1970年竣工なので私と同い年です。

 駅近の商店街は、いつもながら賑わっていました。

 近鉄特急に乗るようになり、web会員になりました。

 それで、ちょこちょことポイントが貯まります。

 これが微妙な貯まり具合で、現在使えるのは難波までの特急券とのこと。

 30分、510円の贅沢です。

 ガラガラで、乗っているのは外国人旅行者ばかりでした。

 淀屋橋から京阪に乗り換えて、大きなクスノキのある萱島駅で下車。

 年に1回、OhanaでのBBQに呼んで貰いました。

 2009年の竣工で、今年は11年目を迎えます。

 元は駅の高架下で営業していましたが、写真スタジオの更なる可能性を模索するため、少しだけ離れたこの地に新築することになったのです。

 初めて相談に見えたのは2008年の2月。お父様とご一緒でした。

 共に37歳だったはずで、もう10年以上前から知っていることになります。

 昨年の台風では、シンボルツリーのオリーブが倒れてしまいました。

 再生は無理と言われたそうですが、それでも少しずつ芽がでてきています。

 生き物とは本当に逞しいものです。

 手書きの看板の横に有るエントランスを入ると、レセプションです。

 この床は、5年程前の豪雨の際に浸水し、一度やり替えています。

 建物も店主も、自然に負けないくらい逞しいのです。

 今お客さんは居ないとのことで、2階のスタジオにも上がってきました。

 床の直上に切った小さなFIX窓は、子供さんに人気。

 撮影の機材の多くは、前店舗から持ってきたもので、ミリ単位で設計したことを思い出します。

 Ohana石井さんと愉快な仲間たちは、私がパシャパシャやっている間にすでに着席。

 乾杯となりました。

 石井さんは、「守谷さんはビールが好きだから」と、いつも色々なビールを準備してくれています。

 自分が設計したお店の裏庭でこれらを頂く幸せは、何にも替えることができません。

 こんな重要なことを私が書いてよいのが分かりませんが(と言って書いているのですが)、実は府道の拡張によって、Ohanaは移転する必要がでてきました。

 私にとっての建築設計とは、唯一無二のものを創ることです。

 オーナー、店主の方々に「出来れば、○○2ndのような店づくりは避けませんか」と言ってきました。

 Ohanaは最たる建物で、2011年にはキッズデザイン賞を受賞することができました。

 あの20mm~30mmの精度で建てたH鋼35本を、もう一度建てて欲しいと言っても、建築会社は断るかもしれません。

 そのくらい、30代の私にとっては持てるものを出し切った仕事だと思っています。

 ここで写し取られた幸せの景色が、このスタジオの存在価値を何よりも雄弁に語ってくれるのです。

 こちらは奥さん作の石井さん。とっても良く似ています。

 作品は私にとっての年輪です。

 年輪は、冬の成長が遅い部分が濃く映るので、1年ずつの輪が見えます。それ故、労苦を伴う仕事こそが、年輪となるのです。

 石井さんは「出来れば次の店も守谷さんに」と言ってくれました。

 プレッシャーは正直ありますが、本当にそうなれば40代で培ったもの全てぶつけてみたいと思うのです。

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桑名でくわな‐1593‐

 前回、6月2日(日)に養老を訪れたところまで書きました。

 昼前、孝子伝説と瓢箪の街をでて桑名に戻りました。

 養老鉄道で45分程です。

 朝一番の近鉄特急で桑名に到着したので、一度ここで乗り換えをしています。

 この駅は、近鉄、JR、養老鉄道が同じ駅舎の中にあります。

 通路の端々に、乗り換え用の改札があるのが見えるでしょうか。

 ここにタッチするだけで乗り換え出来るのです。

 桑名の街は、関西で言えば枚方くらいの雰囲気でしょうか。

 乗り継ぎ駅なのでぶらぶらしようと思っていましたが、「六華苑」という近代建築があることだけ分かっていました。

 鹿鳴館の設計でも知られる、イギリス人建築家、ジョサイア・コンドルの設計です。

 駅から20分程掛けて歩いていくと「本日イベントの為休業」とあります。

 聞くと映画の撮影だそう。

 仕方なしに六華苑と隣り合う庭園、「諸戸氏庭園」だけのぞいてきました。

 諸戸家は、米の仲買で財を成し、明治にこの庭園を手に入れました。

 目の前で揖斐川と長良川が合流し、東海道唯一の海路、七里の渡し跡も残っています。

 交通と流通の要所だったことが分かります。

 この煉瓦造りの米蔵も明治期のもので、文化財に指定されています。

 菖蒲池を中心とした回遊型の庭園で、その名の菖蒲が満開です。

 白に淡い紫。

 濃い紫と、緑のスラッとした葉に良く映えます。

 推敲亭という草庵がポツンと建っています。

 この時代の豪商は、何とセンスが良いのかと思います。

 現代なら、秀吉よろしく2、3割は金ピカになっていそうなものですが。

 横にある織部灯篭は古田織部考案と言われ、下部に見える人型の彫が見てとれます。

 キリシタン禁制の時代、信者が用いたものが、茶庭の趣のひとつとして残ったとも言われているそうです。

 昼を少し回りましたが、駅前まで戻り昼食をとることに。

 満席の餃子屋があり、かなりいい感じだったのでのぞいてみると「今、満席」と、とりつくにべもなし。

 いくら美味しくても、その感じはノーサンキューなので他の店をのぞきます。

 懐かしのドムドムがありました。

 昔、近所にあったので良く行きました。しかしハンバーガーもパス。

 客入りの差がかなり激しく、一番入っている店にしました。

 蕎麦と中華そばがメニューにあり、若干いぶかりながら入ったのですが、これが大正解でした。

 ラーメンではなく中華そば。

 出汁がしっかり効いており、あっさりにも関わらず味はしっかりで、とても美味しかったのです。

 無駄なお金を使いたい人は居ません。客の入りとはつくずく正直なものです。

 名物という「安永餅(やすながもち)」も頂きました。

 寛永の時代につくられた旅人のお菓子ということで、餡子入りの餅。

 江戸時代から売れ続けている訳で、間違いのない味でした。

 電車で出掛ける時は、ジョギング用のスニーカーを履き、歩きに歩きます。

 一日歩きまわって、行き帰りの電車で本を読んで、ちょっと美味しいものを食べて。

 昔仕事を一緒にしたコピーライターの人が、「趣味はお出掛け」と書いていました。

 私の場合は「遠出」でしょうか。遠ければ遠い程、ときめくのです。

 大阪もインバウンド効果で潤っています。その時に、一番心象を左右するのは、人だということは、肝に銘じておいた方が良いと思います。

 観光客がお金にしか見えていない店主のあなた。

 ばれていないと思っているのは、本人だけなのですよ。

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』4月7日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載

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【News】
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
■『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

七味は必要な人だけに‐1588‐

 竣工間際の現場は、日々刻々と状況が変化します。

 「住吉区歯科医師会館」は開館まじか。先週は何度か朝一番に現場へ向かいました。

 自転車で朝の長居公園を走るのは、極めて爽快。

 柔らかい朝日が、足の長い木漏れ日を演出してくれるのです。

 「長居」の交差点あたりに、賑やかな景色が見えてきました。


「大阪オクトーバーフェスト」の会場でした。

 本家、オクトーバーフェストは、ドイツのミュンヘンで9月半ばから10月上旬に開催される世界最大級のビールの祭典とあります。

 10年目になるそうですが、長居公園で催されているとは知りませんでした。

 会館のほうは、外構工事も大詰めで、ジューンベリーの植え付けも終わっていました。

 この日は、1階大会議室に飾られる絵画の作者、marianeさんが、現場に足を運んでくれました。

 アトリエのある長野県から、遠路はるばるの来阪です。

 お会いしたのは2度目ですが、取付場所、取付方法については、何度も打合せしました。

 作品は、和紙に描かれており、フレームはありません。

 よって、現場には緊張感が漂います。

 設計上は、ピタリと納まる予定がなかなか……

 簡単には行かないのが建築現場なのです。

 ついには、ご本人にも手伝って貰いました。

 また、アクリル板の取付けは私も加勢しました。

 家業がガラス屋だったので、アクリル板の扱いは私が一番経験があったかもしれません。

 1時間程掛けて、あるべき場所に作品が納まったのです。

 「こんな風に壁の中に納めて貰ったのは初めてです」と、大変喜んでくれたのです。

 彼女は、創作の環境をもとめて昨年長野県へ移住しています。

 収蔵されるこの作品については、一度しっかり説明しようと思いますが、「繊細」という言葉を越える精緻な筆遣いに驚きます。

 逆の言い方をすれば、筆で描いたと思えない程なのです。

 少し立ち話をしているとき、こんな話がでました。

 「子供は皆、絵をかくのが好きですよね。でも、『上手い』とか『下手』とか言われて、好きじゃなくなっていくんですよね」

 音楽家、画家、小説家など、誰でもできることを職業にすることは簡単ではありません。

 究極の仕事のひとつだと思っていますし、私も絵が上手かったなら、画家を目指していた確率は高いです。

 彼女においても、その初志を貫くことは、決して平坦な道のりではなかったようです。

 庭のブロック塀とコンクリートの隙間に咲くナデシコです。

 「鉢植えのほうは毎日水をあげているのに元気がないんだけど、あんな場所に勝手に生えたほうはあんなに元気」

 と妻が言っていました。

 トマトも原産地のアンデスに近い、乾いた土で育てた方が美味しいと言います。

 何とか動物に食べて貰いたい。遠くに種を運んで貰いたいと、懸命に赤く、美味しくなろうと努力するのです。

 「○○を保障しなさい」とか、「□□は担保しなさい」と騒がしい世の中です。

 それが、バイタリティを奪っていたり、自分の足で立つチャンスを奪っていることになりはしないのでしょうか。

 先週で、スタッフ見習いのアルバイト中だった若者が辞めることになりました。

 職業選択は自由なので、続けるも辞めるも、勿論のことお互い自由です。

 ただ、どんな生き方、働き方が、美しい花を咲かせることができるのかは、ナデシコをみても明らかだと私は思っています。

 そうそう、marianeさんから長野名物、「根元 八幡屋礒五郎」の七味をお土産に頂きました。

 小さい頃、志賀高原の正月スキーは毎年の恒例行事でした。

 初詣での善光寺参りの帰りに、ここの店に寄ったものです。

 誰かの人生において、ピリッとくる七味だと思えば、私の存在も許容してもらえはしないでしょうか。

 建築家が居なくても家は建ちます。七味が無くても蕎麦は美味しいものです。

 なので、より美味しい人生をと言う人のみに必要とされる仕事だということは、少し声を大きくして言っておきたいと思うのです。

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

ごめんなさい文化‐1586‐

 昨日はクライアントとショールームを回っていました。

 グランフロント大阪が完成して6年。

 住宅建材メーカーのショールームは、かなりの数がこちらに移動しました。

 以前は問屋街だった本町に集まっていまいたが、大手が動くと、雪崩式に他社も動くという構図です。

 朝の10時から昼の1時ころまで3社のショールームを回ったのです。

 会社へ戻る前に、ぱっと昼食をと思いますが、日曜日の昼時はどこも混んでいます。

 大阪駅前第3ビルまで下ればそうでもないだろうと歩いていると「めん次郎」が店を開けていました。

 元は大阪駅前第4ビルにあったのですが、ある日閉店し、かなりがっかりしていたのです。

 久し振りに、ゆずおろしゴボウ天うどんを食べました。

 ここの冷たいうどんはかなりいけます。

 梅田での移動時は、阪神のスナックパーク、めん次郎、梅田新食堂街の潮屋が重宝するのです。

 以前は、日曜日が休みだったので子供達も1、2度しか連れて行ったことがありません。

 店長に聞くと当面は日曜日も営業しようと思っているとのこと。

 梅田行きの楽しみが増えました。

 現行プロジェクトのクライアントは、半分くらいが小さなお子さんがいるご家族です。

 昨日は天気も最高で、ショールーム回りは、休みの両親を取られることになります。

 少しでも楽しんで貰えるよう、グランフロント大阪のタワーAなら、南西角の席をキープします。

 もうすぐ3歳になる彼も、再開発工事中のクレーン車と、大阪駅に入ってくる電車を見つけ、少しだけ楽しんでくれました。

 折角の日曜日にごめんなさい、なのです。

 今日の朝刊に「ごめんな祭」という記事がでていました。

 高知県南国市に後免(ごめん)町があったことにちなみ、「ごめんなさいPROJECT」という団体が主催しているとのことです。

 「ごめん文化」を定着させる事により、賑わいの場を形成する事で地域活性化に繋がるようにしていくのが目的の団体です、とあります。

 2014年のゴールデンウィークは高知、愛媛を回りました。

 何とか「家族で47都道府県制覇」をと、長期休暇は必ず遠出していた頃です。

 高知出身の先輩に聞いてみると、「僕たちもまずはひろめ市場へ行くかな」と。

 その、高知の中心街にある「ひろめ市場」で食べた鰹のたたきのまあ美味しかったこと。

 塩で頂くのですが、今まで食べたものとは、全く別次元の美味しさでした。

 今こうして書いていても、あの脂ののった味が蘇ってくる程です。

 この前日に泊まった宿が「後免駅」のすぐそばでした。

 ガレージの2階にあるような、かなり変わった宿で印象に残っていますが、大体が旅先では妻と揉め事が起ります。

 折角旅に出たなら、少々お金を払ってでも、色々な経験をさせてやりたい私と、極めて合理主義の妻とでは、概ね意見が食い違います。

 勿論、私の稼ぎがそれなりなので、妻が言うことが最もなのですが、体験はお金に変えられないというポリシーもあります。

 たかだか5年前ですが、私も若く、今より更に融通が利かなかったので、もめ事はエスカレートしていくのです。

 妻もこれまでの人生で、私程頑固な人間に会ったことが無かったのだと今は分かりますが(今頃分かったのですが)、この日も何が理由だったか忘れましたが、私はかなり怒っていました。

 何でも同じですが、頭に血が上り、冷静を欠くと判断力は鈍ります。

 移動中、車から「後免駅」の看板が見え、これは面白い画だなと。

 撮っておかねばと思うのですが、怒りもあり「明日の朝でもいいか」と先送りし、結局撮り忘れたのです。

 いつか後悔するだろうな……と思っていたのですが、それが今日という訳です。

 webサイトには、ごめんなさい5カ条というものがでていました。3条は以下の通りです。

 意地を捨てて言う心の余裕、ごめんなさい。

 そこまでの余裕はまだありませんが、まずは、クライアントのお子さんへ。

 お父さん、お母さんをいつも長時間拘束してごめんなさい。

 そして家族へ。

 いつも仕事だけでごめんなさい。(最近はそこまで求められていませんが)

 更に。

 たまの休みは湖へいってごめんなさい。(居ないほうが家族円満かもしれませんが)

 2条は以下の通り。

 言った人の勇気が光る、ごめんなさい。

 自分で言うな、との声が聞こえてきますが、謝ることを文化と捉えるほうが、他国との違いが分かりやすいかもしれません。

 また、やはり謝るということは勇気に他ならないとも思うのです。

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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お役目頂戴いたします‐1570‐

 土曜日の朝は、長男を学校に送り出したあと急にヒョウが降りだしました。

 大阪は今年初めての雪(ヒョウ?)化粧。

 まさに春の嵐でした。

 日曜日はざっと降って、からっと上がり、気持ちの良い晴れ空になりました。

 小5の娘は、いよいよ日曜日も塾がはじまりました。

 塾が会社のそばなので昼に寄って貰い、たこ焼きお父さんランチです。パスタもつくりましたが、沢山食べて元気に行きました。

 頑張りたいと思うなら、応援してあげれる親でいたいものです。

 娘は先日の卓球大会を勝ち進んだので、誕生日寿司会をキャンセルすることになりました。

 昨日はその雪辱戦。スイスホテルが見下ろす難波高島屋へ。

 中2の長男とは仲がよいのか、悪いのか。

 屋上でふざける兄妹です。

 8階にある「縄寿司」。

 家族で行くのに丁度良く、重宝しています。

 子供達は好きがかなり偏っているので、初めはセットを頼みます。

 お父さん的には奮発しているつもり。

 長男は放っておくとマグロばかり。

 娘はアジとイクラばかり頼みます。

 しかし成長とともに、色々食べれるようになってきました。

 特に娘は白身の美味しさが分かってきて、 「私の」平目の薄造りをモリモリと。

 テーブルにきた瞬間に、1/3が無くなりました。

 こんな時くらいブレーキを掛けなくて良いよう、やはり懸命に働くだけなのです。

 家族でなので、パクパクっと食べてすぐに退散。多分いいお客さんのはず(笑)

 少しだけミナミを歩いて帰ってきました。

 クライアントのお子さんが、無事志望大学に合格したとお聞きしました。

 それが、2人続けての国公立の医学部。凄い!としか言いようがありません。

 何と親孝行なと思いますが「2人とも下宿なので、もう倒れそうです」と笑っておられました。

 私からすれば嬉しい悲鳴だと思いますが、もう3年もすれば我が家にもそんな時期がやってきます。長男が現役で合格してくれた場合ですが。

 人は本当に弱いものです。自分のことだけを考えているとなお弱い。

 しかし役目があったり、守るものがあったり、他者のために生きるから強くなれるのです。

 か弱い女性が、母という役割をもつと異次元の強さとなります。兄、キャプテン、受験生の親と、人は役割に育てられるのです。

 田辺さんが産休にはいり、小さい子供のいる女性がチームに入ってくれました。また、今日から入社試験の男子が1人きてくれています。

 父親業も、リーダー業も、建築家も、毎日全力でやるだけです。そして「関わった人はみんな幸せにしてみせるぞ」そんな気持ちです。

 春に浮かれているだけかもしれませんが、それでも構いません。

 無頼の三冠王、落合博光は常に有言実行でした。激弱君の男(笑)が成長したいなら、それしかないと思っているからです。

 お役目はいつも有難く頂戴するべきだと思っています。

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