カテゴリー別アーカイブ: 07 食

さくらんぼとビールと天下人‐2226‐

先週の水曜日に、大阪も梅雨入りしました。

しかし、今週はほぼ晴れの予報です。

ありがたいことなので、晴れた日はできるだけジョギングにでています。上町のアトリエを中心に、今日は東、今日は南といった感じで。

比較的、大阪城のある北が多めになるのは、やはり信号が少ないから。

しかし、大阪城は近くに行くと意外に天守閣が見えにくいのです。

正門である大手門をくぐると正面に見える「大手口桝形の巨石」。

表面が29畳もある巨石が使われているのは、自らの力を誇示するためです。

大阪城内でも4番目の巨石ですが、これは豊臣時代のものでなく、徳川時代に築かれたものとありました。

とは言え、信長の草履とりから日本初の天下人となった秀吉の功績は、大阪にとって計り知れないものがあります。

たとえ現天守閣が、徳川時代の再現だったとしてもです。

天守閣が良く見えるのは南東の森ノ宮あたりと、北西の京橋口あたりでしょうか。

周囲をくまなく回っていますが、京橋口あたりの内掘越しの天守閣はなかなかの迫力です。

内堀はお掘めぐりのツアーもありますが、若干人も少な目。

とても気に入っているのです。

先週末、宅急便から旧事務所へ届け物があると連絡があり、受け取りに行くと山形のさくらんぼでした。

りんご、さくらんぼと、この数年、あるご縁で宮城の社会保険労務士の方から頂きっぱなしで……

申し訳ないという気持ちとは裏腹に、口に入れると何とも言えない上品な甘さが広がります。

とびきり美味しいのです。

と思っていたら、夕方には、長男からLINEギフトが届きました。

そう言えば、昨日は父の日でした。

母の日に、妻へプレゼントを贈っていたので「父の日はいらないよ。自分のために使って」と言っておいたのですが、エビスビールを贈ってくれました。

子供には、出来るかぎり伝えたいことは伝えたつもりですが、プレゼントについても話したことがあります。

「物は、好みが本当に難しいから、無くなるものにしなさい。食べ物とか、花が一番いいと思う」

それを覚えているのか、いないのか分かりませんが、やはり嬉しいものです。

お礼とともに「就活しっかり頑張って」と返しておきました。

社員も相当数雇用し、子供と同じ熱量で伝えてきたつもりですが、現在残っている社員はひとりもいません。

京セラ創業者の稲盛和夫さんは、京セラフィロソフィーの中で「大家族主義で経営する」と謳っていますが、このような説明があります。

創業時にはお金も技術もないものだから、心を頼りにしていくしかない。ただ「心」といっても漠然と不安なので、いちばん固く結びついているものは何かと考えたところ、それは家族の絆だと思い付いた。

それでは、家族と社員とでは何が違ったのでしょうか。

熱量はむしろ社員の方が注いだかもしれません。しかし、愛情が少なかったのだと思います。

そこは真摯に認めて反省するしかありません。

さくらんぼとビール。

これは現実に目のまえにあるものです。(エビスビールはまだ届いていませんが)

あるものとないものをしっかり見極めて、第3ステージと位置付ける、この地で結果を残したいと思います。

天下人になれるかは別にして、目指すのは、誰にも許されるはずですから。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■

■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■

10皿のマリアージュ‐2221‐

昨日は、早めに仕事を切り上げて、東梅田から御堂筋を南に下ります。

西天満にある、大江ビルヂングあたりまでやってきました。

大江ビルヂングは1921年(大正10年)の完成で、和洋折衷様式です。

学生時代、友人がビル内にあった「番画廊」で個展をした際に初めて訪れました。

随分昔から知っている事になりますが、調べてみると2013年に閉廊(この言葉も初めて知りました)したようです。

そのはす向かいにある「十皿」というお店が予約できたのでと、ある方から夫婦で誘って頂いたのです。

少し早めに到着しましたが、落ちついた感じの空間です。

お品書きにはこうありました。

十皿(とさら)は、季節の食材と粋な器、ワインのマリアージュをどこまでも楽しんでいただく場です。

Webサイトにある、和食とイタリアンの感性を融合、という言葉も気になります。

店名の、「十皿のコース」と「寄り添うワイン」をオーダーすると、それぞれの皿にあったワインを都度出してくれるのです。

まずは、辛口のスパークリングからでした。

1皿めは「焼き穴子のロワイヤル きゅうり餡」。

彩りが素晴らしいですが、カリッと焼き穴子も絶品です。

2皿めは「神戸ビーフの手毬寿司風 発酵玉葱」。

オーナーシェフは淡路島の出身で、地元で採れた食材がふんだんに使われているようです。

3皿めは「針イカの墨和え 木の芽リゾット」。

針イカと聞いてピンときませんでしたが、コウイカのようです。

木の芽の香りが旬を感じさせてくれます。

私の食レポを10皿するのも何なので、少し飛ばして8皿めの「仔羊の薫製ロースト モホソース」。

モホソースは、スペイン領カナリヤ諸島(モロッコの北あたり)原産のソースのようです。

エスニックで、パンチのある味わいでした。

最近、羊づいていますが、やはり仔羊は美味しい。

9皿めは「うすい豆の土鍋ご飯 桜海老」。

豆ごはんの甘くもっちりした触感と、塩味を効かせ、カリッと揚がった桜海老の相性が抜群でした。

これだけ美味しい料理に合ったワインをセレクトしてくれるので、こちらはただ楽しむだけ。

ブランデーのような香りがする、このワインが私はとても気に入りました。

10皿目はデザートで、エスプレッソとで頂きました。

完全に大満足です。

予約を取ってくれたのは、「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」の江口さんでした。

「必ず大繁盛クリニックにする」という目標を掲げ、昨年の9月に開業

12月には打ち上げの会を催してくれました。

12月の時点でも、順調な滑り出しと聞いていましたが、さらに5カ月が経過。

スタッフの方も定着し、現在診れるほぼ目一杯の患者さんが足を運んで下さっているとのことでした。

私ができることは限られていますが、江口さんは「MR(医薬情報担当者)の人が、こんな待合いは見たことがない、と褒めてくれるんです」と感謝してくれます。

どんな時もフルスロットルで働いてきたつもりですが、これだけストレートに感謝の言葉を掛けてくれる方もなかなか居られないので、救われる気持ちになるのと、自信にもなるのです。

一番の問題は、以前ほどジョギング、ウェイトトレーニングの時間が取れないことのようです。

極めて仕事の早いドクターの中でも、特に仕事の早い江口さんが、その時間が取れないくらい、開業は大変なのだと実感したのです。

マリアージュはフランス語で結婚を指します。

食事とワインに対しても良く使われますが、互いが引き立てあうことで、より高いレベルに至る様を表現しているのでしょう。

クライアントと建築家の関係も、マリアージュという言葉で表現できるかもしれません。

そんなことを書くと、江口さんは気持ち悪いかもしれませんが、その位の覚悟はしているつもりです。

10皿のマリアージュ。とても楽しい夜でした。

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鮮やか弁当の、美しさと品質‐2217‐

上町周辺は、住宅地と商業地が入り混じっている感じですが、結構公園があります。

藤棚の藤が満開でした。

日本、中国で紫は高貴な色とされますが、甘い匂いにも品を感じるのは私だけでしょうか。

チューリップも公園に彩を添えていました。

普段、昼食は妻に作って貰った弁当です。

少し前ですが、「たまには買った弁当でも」となりました。

すぐ近所に、「2階のべんとう屋さん 上町店」という店を見つけていたのもあります。

値段は1000円ちょっとから。

普段使いとしては少し高めでしょうか。

ちょっと贅沢してみました。

・2階のわっぱ弁当 ¥1100

・チキン南蛮&おかず達 カリカリ梅ひじきごはん ¥ 1170

どちらも彩が鮮やかで、紫の付け合わせが印象的です。

なのですが、チキン南蛮に掛かっていた紫のタルタルソースをみて、少しだけ「ん!」と思ったのも事実です。一瞬、見た目重視なのかなと思ったのです。

しかし、全くの杞憂に終わりました。

見た目を軽く上回るくらい、全ての品が美味しかった。特に、明太子がちょっと乗った出汁巻きは素晴らしかったです。

店員さんに聞くと、毎日本店から運んできているので、売切れ次第終了とのこと。

「2階のべんとう屋さん」は、大阪府大阪狭山市の金剛駅前にありました。

「2階」というハンディを名前に入れ、努力、工夫を重ねてきたのでしょう。下手な料亭に行くより美味しいのでは、と思ったのです。

美しさと品質。

建築も全く同じことを問われます。

昨年の9月にオープンした「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」は、5社によるコンペでした。

そのコンペになる前には、医療専門の会社からも計画案が出されていました。

誰の意見か忘れましたが、「あまりお洒落すぎると、年配の方が敬遠するのでは」というものがありました。

その意見に、私は真っ向から反対しました。

「本当に美味しい料理なら、見た目が美しすぎるからと言って、食べたくないとはならないと思います」と。

そんな空間を創るのが私の仕事で、人生の目的です。

それが出来たのか、出来なかったのかは10年後に分かるのだと思いますが、そう思わないことには何も始まりません。

今日もホームランを打った大谷翔平選手の言葉を借りるなら、ヒリヒリした真剣勝負こそが、それを実現する唯一の方法だと思うのです。


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続・梅田ダンジョン④<大阪駅前第1ビル地下2階は設計ミス?編>‐2216‐

昨日の日曜日は、自転車で梅田へ。

大阪城の西側にある大阪府警察本部の前を横切り、谷町筋へ向かってゆるやかに下ります。

庁舎は2008年の完成で、設計は黒川紀章。

黒川は2007年に亡くなっているので、完成を見ていないのです。

天神橋を渡り、大川の北側にでます。

天満橋のOMMビルが東に見えていますが、このビルがランドマークになっているのがよく分かります。

西にキタのビル群が近づいてきました。

このあたりが丁度真ん中です。

2号線沿い、大阪駅前第3ビルの南側までやってきました。

のんびり走って20分くらいだったでしょうか。

目的は釣り道具の補充でした。

平野からは、フィッシングエイト本店に通っていましが、上町からはここが一番近い系列店になります。

第3ビルの西隣は第2ビルです。

「seven dreamers Umeda Osaka」は、2019年の経営破綻で閉鎖されました。

その場所を訪れると、現在はクリニックが入っていました。

渾身の仕事だっただけに寂しいことですが、致し方ありません。

丁度、動画をUPしたところだったので、ここにも貼っておきます。

はす向かいにあった大阪マルビル跡も、関西万博会場行きのバスターミナルになっています。

昨年の2月に、梅田ダンジョン①<大阪駅前ビル編>を書いた時には解体中だったマルビル。

時代の趨勢は誰にも止められないことを実感するのです。

ですが、昭和の香り漂う第1ビルの地下2階で、昼食でも取ろうと店を探してみます。

第1ビルの地下2階だけ天井がかなり低く、通路が極めて狭いのには訳があります。

元々、地下2階は倉庫等に使う予定で、店舗用には設計されていないのです。

しかも、JR大阪駅からは地下1階で接続する予定だったのを、後で地下2階で接続するよう計画が変更されました。

大阪駅と繋がるディアモール大阪の勾配が、かなり急で長いのはそのせいです。

梅田界隈は地盤が弱く、広大な地下街を作るには強度の問題から、より深くする必要があると後で分かったからのようです。

それを証明するように、第1ビルの地下2階は、大阪駅に最も近い北側中央には空間がありません。

店舗にするなら、その場所こそが最も人が訪れるのは間違いないのに、です。

第2ビルの地下2階で、日曜日にも関わらず定食を750円や800円で出している店を見つけました。

「金明飯店」の麻婆麺ミニ炒飯セットは800円。

豪華とは言いませんが、金額を考えるとかなりお得で、十分美味しかったです。

3回シリーズで一旦終わった「梅田ダンジョン」シリーズ。

またネタがあれば、「続・梅田ダンジョン」シリーズでUPしてみたいと思います。

昨日は母の日。

妻に長男からこんなLINEが届きました。

20歳になった長男から、こんなプレゼントがある訳ですから、時代が変わっていくのは必然で、昭和は遠い昔になっていきます。

少し寂しさを感じたあなたは、 大阪駅前第1ビル第2ビル の地下2階へどうぞ。

ほぼタイムマシンですから。

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私の根っこはどこに‐2215‐

2025年のゴールデンウイークも終わりました。

私にとっての初日は5月3日(土)、憲法記念日でした。

この日は久しぶりの三宮へ。

懐かしの阪急三宮の西口を出て、いくたロードを北にワンブロック上がります。

神戸らしい景色で、何だか得をした気分になるのです。

西の裏路地にある「ひつじの一休」が集合場所でした。

その名の通り、ラム肉の専門店です。

中高の映画研究部、通称「映研」の3人会に混ぜてもらいました。

1人は同じバンドのメンバーだったのが縁で、声を掛けてくれたのです。

店を聞いた時「ラム肉とはしぶいセレクトだなあ」と思っていましたが、抜群に美味しかったです。

一番はこのラムチョップ。

これだけが「時価」となっていましたが、びっくりするような値段ではなかったと思います。

もし行くなら、これは頼んだ方が良いと思います。

「映研」の3人は本当に仲が良く、羨ましいくらい。

文化祭の時に、深夜まで掛かって作品を作ったことを、本当に楽しそうに話していました。

そのタイトルは「ブレス・オブ・サタン」。

内容は忘れてしまいましたが、私がタイトルを覚えているのが凄いとも言えるのです。

幹事役をしてくれたH君が連れて行ってくれた2軒目は「金山園」。

お勧めの「汁ビーフン」でこの日の会を締めました。

「根っこがあるのは羨ましいよなあ」と思っていたら、随分前の「北予備の行方」という記事に、コメントがついていました。

昨日のことですが、私が大阪北予備校を卒業したのは1990年。

コメントしてくれた方は1984年とあるので6つ先輩です。

残念ながら北予備はマンションに変わってしまいましたが、私の記事にシンパシーを感じて貰えたなら、本当に嬉しい限りです。

確固たるものが何も無い時間の拠り所として、 北予備はとても良かったのだと私も思うのです。

昨年の年始に、長男を連れて西宮市山口町にある、美與志堂(みよしどう)まで行ってきたと書きました。

「縁あって去年の6月にラーメン屋になりました」というコメントに衝撃を受けて、です。

衝撃は受けたのですが、何より予備校時代の仲間に久し振りに会いたいと思ったのが一番の動機でした。

訪問時に、彼の定休日前の夜に、必ず飲みに行こうと約束し、連絡ができずにすでに1年4ヵ月が経過。

本当に言うだけ番長です。

この1年4ヵ月の間に、有りすぎるくらい、色々なことがあったのですが、言い訳に過ぎません。

ただ、今度は本当に実行に移したいと思います。でなければ、今、何とか分かっている連絡先も、いつか分からなくなってしまうかもしません。

「私の根っこはどこにあるのだろう」と考えます。

できの良かった小学校?できの悪かった中学高校?大阪北予備校?出稽古のように通った甲南大学スキー部?それともマグロ大学?

答えはいつも霧の中なのです。

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見てるだけ~‐2212‐

1週間前はつぼみ混じりだったツツジもすっかり満開です。

合わせるようにハナミズキも。

周辺のマンションは、植栽に多くの面積を割いている建物が多いです。

マンションは緑化が義務付けられていますが、街に緑が増えるのはとてもよいことです。

最長11連休というゴールデンウイークが始まりました。

休みの日に、魚が食べたいなと思い立つと、海沿いの産直市場的な所へは色々行きました。

お肉が安い所ってないのかなと探してみると……ありました。

大阪市生野区巽南2丁目1−1にある「肉のはや志」。

位置的には東部中央卸売市場のすぐ東です。

業務用ミートセンターとありますが、一般の人も全く問題ありません。

リサーチ通り安い!

タンはスライスと共にブロックもあります。

「すじ肉のみのお買い上げは御遠慮ください」というくらい安いのでしょう。

1160円の半額ということは、ステーキ1枚580円!

ただ、本日はモツ鍋とのことでシマ腸以外は全て却下。

現在、仮住まい中につき冷蔵庫が小さく、当日食べられる量しか買えないのです。

豚の頭まで売っていました。

なんと2000円。

週末まで残っているのは珍しいそうです。

「見てるだけ~」というカタログショッピングのCMがありましたが、調べてみると30年前でした。

住居部未完成につき、食料最少、服も家具もまだ購入できません。

豚の頭はそれで十分ですが、1ヶ月半「見てるだけ~」の生活が続いているのです。

少しずつ、少しずつ進んでいる「上町のアトリエ付き住宅 〈リノベーション〉」ですが、ささやかな夢があります。

それは七輪で、ひとり焼肉をすること。

そのために、屋上のある古ビルを探していたと言っても過言ではありません。

「肉のはや志」 で、 ステーキ、バラ、タンを大量に買って、思う存分焼いて、思う存分食べてやる。

それが叶ったらどれだけ幸せか……

とても54歳の夢とは思えませんが、これが本当に、今現在の私の夢なのです。

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絶品アジフライin谷六‐2209‐

エレベーターのあるリハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」【ゲンバ日記チャンネル】Episode1を、昨日公開しました。

4階建てになってくると、かなりの高さです。

ドローンで撮った、鳶の職人技と合わせてご覧ください。

地下鉄、谷町六丁目駅の東側は、戦争時の空襲から逃れた住宅が結構残っています。

空堀商店街を中心に、そんな住宅街の中にもポツポツと飲食店があります。

未だ、平野と上町の2拠点生活が続いており、急遽谷町六丁目あたりで外食することになりました。

「橋の湯食堂」はアジフライが人気のお店。

アジ好きの娘は絶対行きたいというだろうなと、引越し前からリストアップしていました。

カウンター席とテーブル席が2つ。

並ぶかもと思っていたのですが、1つ残っていたテーブル席に座れました。

銭湯のような雰囲気をテーマにしているそうで、壁の画もいい感じです。

グラスはサッポロですが、スーパードライが無かったので、マルエフを初めて頼みました。

1986年からあるアサヒの生ビールブランドだそうですが、なかなか飲みやすいビールでファンになりました。

おばんざい的なメニューも豊富。

まずは有機ほうれん草のおひたしを頼んでみました。

出汁がしっかり効いていて、かなりいけます。

看板メニューは、長崎の松浦港産のアジフライ。

塩とタルタルソースを頼みましたが、まずは塩から。

ざっくりとしたパン粉はカリッと揚がっています。間違いのない味です。

タルタルソースは、期待を遙かに上回る美味しさ。

私的には、塩よりタルタルソースでしょうか。

刺身とカルパッチョ。

トマトの和風ロールキャベツ

豚の角煮。

妻と娘はアルコールを飲んでいないとは言え、3人で1万円はかなり満足です。

「上町のアトリエ付き住宅 〈リノベーション〉」計画ですが、少しずつ前進しています。

アトリエなどの一部を使いながらのリノベーションは、引き継いでくれた工務店もやはり大変です。

私達家族もなかなか落ち着きません。

そんな時のために、『あまから手帖』の「谷町1から9」を購入しました。

この本を眺めながら、完成後の楽しい暮らしを思い描いて頑張っています。

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ザ・天王寺、いっかい入ったら 慣れますよー‐2197‐

前回は、日曜日にリニューアルオープンした大阪市立美術館を訪れたと書きました。

かなり久し振りで、天王寺動物園の入口脇にできたてんしばイーナも初めてみました。

一番奥には、アドベンチャーパークなるものがあります。

かなり本格的なフィールドアスレチックのような感じで面白そう。子供が小さかったら、必ず来ていたと思います。

建物内には、オリンピック種目になったクライミングの設備が色々見えていました。

松原スケートパークよろしく、史上最年少金メダリスト、第2の西矢椛(にしやもみじ)選手がここから生まれるかもしれません。

そのまま、あべのキューズモールまで戻ってきました。

日用品の買い物を済ませると丁度昼時に。

キューズモール北側、ヴィアあべのウォークで店を探してみました。

建物外と建物内のどちらにも飲食店があります。

グリルマルヨシが入っているのは知っていました。

しかし、以前の裏路地の奥にあり、安価に子牛の脳のフライを食べさせてくれた店とは、かなり雰囲気が変わっている感じ。

どうしようかなと歩いていると、なかなか賑やかな店がありました。

「花屋*カフェ*ビストロ」ニコ フラワーガーデン。

その前に「入りにくい? 大丈夫‼ いっかい入ったら慣れますよー」とコメントが。

ちょっと笑ってしまいました。

夜は、ワインや日本酒にも力をいれているそうです。

妻はパスタランチ1100円(バケット無し)。

ビフカツ、クリームコロッケのランチが990円。

リーズナブルな上、この上なく美味しかったのです。

ビフカツ、クリームコロッケ共最高でしたが、パスタの味が濃厚なこと……

完全に「当たり」です。

私達が入ったタイミングでランチは品切れで終わり。

最後の客になったので、スタッフの方に了承を得て撮らせてもらいました。

実際、入った瞬間になれました(笑)

開業して7年目と聞いたと思いますが、「順調なんですよね?」と尋ねると「いえいえギリギリですよ~」と。

謙遜なのか本音なのか分かりませんが、海鮮にも力が入っているようで、3拍子も4拍子も揃った店に見えます。

これは夜も是非来てみたいと思える店でした。

そうそう、キューズモールの戻ってすぐに、人だかりができていました。

のぞいて見ると、大阪プロレスが観戦無料のイベントを開催しています。

選手名は分かりませんが、覆面レスラーがマッチョタイプの選手にウラカンラナを決めると、ひと際大きな歓声が上がっていました。

あきらかに普段プロレスを観ていなさそうな人が、あんなに驚くんだというのは、昔からのプロレスファンからすると嬉しい限りです。

ちびっこプロレス教室も開催されたようなので、第2のスペル・デルフィンがこの地から生まれるかもしれません。親としては喜ばしいのか微妙なところですが。

安くて美味しい洋食と大阪プロレス。ザ・天王寺を満喫しました。

最近テレビで頻繁に流れるACジャパンの広告に、お笑いタレント、さらば青春の光の森田が出演している「ありがとー。って、ええなぁ。」があります。

大阪地域キャンペーンだそうです。

でも「いっかい入ったら慣れますよー」は、より大阪的かもしれません。

大阪って、ホンマええなァ、と。



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引越しゼンゼンヤ‐2190‐

引越し前々夜を迎えました。

そんな、アトリエm移転計画「上町のアトリエ付き住宅 〈リノベーション〉」【ゲンバ日記チャンネル】Episode2を、昨日公開しました。

約2年、居候していた実家の1階に、車と荷物が満載です。

主には妻が準備をしてくれましたが、アウトドア関係は私が片付ける必要があります。

昨日、超特急で片づけましたが、青い斜めのテープが貼ってあります。

これらは、明後日の引越し第一便では持っていかないというマークなのです。

引越しはしますが、かなり限定されたものだけになりそうなのです。

今日も定例打合せに行っていましたが、まだ現場はこのような状態。

シートで分かりにくいですが、中から見ると一目瞭然。

まだ外壁ができていないのです。

階段も仮設。

自分の家でなければ顔が引きつっていますが、泣いても喚いても、工事が進む訳ではないので「これも日記のネタ」と思うようにしています。

冒頭の動画を撮影したのは2月6日(木)でした。

今年一番の寒波が、日本海側を中心に大雪を降らせた日です。

大阪でも最低気温が-4度と、スキー場なみの寒さでした。

妻にも撮影を手伝って貰ったので、そのまま遅い昼食を取ることに。

それなら、いつも行列ができている「中華そば うえまち」に行ってみようとなりました。

引越し先のすぐ近くなのです。

珍しく、行列も無し。

聞くと、「やはり今年一番の寒波の影響もあるのでしょうか」と店員さん。

私は「中華そば 塩」、妻は「中華そば 醤油」を頂きました。

私の塩は、あっさりした魚介系のスープが際立ち、しっかり出汁が効いていて、ストレート麺にピタリと合っています。

麺はラーメンと言うよりは、太めの素麺のような雰囲気もあります。

醤油は、これほど醤油の味をしっかり押し出しているラーメンを、私は食べたことがありませんでした。

画像からでも、澄んだスープの品格が伝わるかもしれません。

ラーメンは年に1回食べれば多いほうですが、そんな私でも「100名店」に選ばれているのは頷けます。

最強寒波の日に行った甲斐がありました。

今晩は、アトリエの引っ越し準備のラストスパートですが、大半は第二便になりそうです。

引越し前々夜は、引越しゼンゼンヤになってしまいました。

お後がよろしいようで。

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北摂横断、赤飯の屋台発見‐2188‐

先週土曜日は、現地調査のために桃山台駅へ。

北大阪急行は、箕面萱野駅まで昨年の春に延伸しました。

まだまだ、その需要があるということです。

千里丘陵の上にあるので、駅を降りてすぐのロータリーから、かなりの高低差が見てとれます。

少し歩くと、千里ニュータウンらしい景色が広がります。

植え込みに咲くのはサザンカでしょうか。

以前住んでいた、古家の庭にあったことを思い出していました。

丘陵地らしい景色も広がっています。

和歌山のみなべを思わせますが、こちらも梅のようです。

竹林があちこちに残っていました。

「千里ニュータウン情報館」には、タケノコが名産とでているのも納得できました。

建築設計を生業にする身としては、高低差はかなり魅力です。

ただ、建築基準法は土地の安全まで求められるので、この点は要注意です。

「高台の家」では、この擁壁が安全と証明できる書類を見つけることができました。

それで、ここまで擁壁に迫って建築できたのです。

しかし、どちらかと言えばレアケース。

思った大きさの家が建てられず、トラブルになってから相談に来られた方もおられました。

擁壁のある土地を買う場合は、良く分かった専門家に相談するほうが良いと思います。

このあたりは車社会なのだと思うので、ガソリンが高いと厳しいものがあるでしょう。

200円オーバーとは北摂価格?

かと思っていたら、すぐ近くに193円。

10円も差があると、先の店にいく理由があるのかなと思います。しかも同じエネオスですし。

豊中市の中心あたり、豊中市役所までやってくると、ようやくアップダウンが無くなります。

桃山台付近とかなり街の雰囲気も違うものです。

阪急岡町駅に続く商店街を抜けて行きます。

ふと横を見ると、神社の境内でもうもうと湯気がたっていました。

原田神社の境内にでている、赤飯の屋台でした。

この行列をみるとかなり美味しいのだと思います。

今年の節分は2月2日。節分の前日でした。

皆さん慶事を赤飯でお祝いするのでしょう。

ようやく阪急岡町の駅前までやってきました。

寄り道したので、約5kmを1時間ちょっとで歩きました。基本下りなので全く苦になりません。

高低差。閑静な郊外住宅地から、下町の雰囲気まで。

北摂は奥行きが深いなというのが印象です。

昨日、夜遅く家に帰ると巻き寿司が置いてありました。

妻は太巻き等を買ってきたことは一度もなく、大半は手製の納豆巻きでした。しかし今年はなぜか鉄火巻き。

家族は皆寝ていたので、西南西を向いてひとり黙って食べたのです。

最近は体重コントロールのため、殆どお米を食べていませんが、久しぶりに食べる、海苔、酢飯、マグロが想像以上でした。

「新米のことを考えるとソワソワする」と言っていたクライアントがいましたが、その気持ちが少し分かった気がしたのです。

あっという間に1月は行ってしまい、1年で一番短い2月が始まります。

引越し、着工、プレゼンテーションとイベントが目白押しなので、更にギアを上げなければなりません。

ただ引越しの方がなかなかタイトな感じで……

この件も、またここで報告したいと思います。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転します
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■

■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■