カテゴリー別アーカイブ: 07 食

過去と現代の交差点‐1869‐

なかなか子供とスケジュールが合わないのですが、休日の夕食くらいは一緒にとりたいものです。

外食なら「お寿司行きたい~」となるのですが、またまた微妙な状況。

それなら手巻き寿司でとなり、堺の大起水産までネタを仕入れに行ってきました。

中央綜合卸売市場とつながっているのは、遊んでいたスペースを大起水産が借りているのでしょうか。

大起水産と言えば、関西に多くの回転寿司店を出店している会社です。

店内は、白浜のとれとれ市場を小さくしたような雰囲気。

朝一番からマグロの解体ショーも始まりました。

雰囲気としては、昨年の6月に買い出しに行った泉佐野漁港青空市場のほうが好みですが、近いことは魅力です。

兄妹とも好きそうなネタを仕入れ、市場の裏側へでました。

Googleマップ で道程を確認していると、北側の細い道が竹内街道と分かりました。

少し歩いてみたいと思ったのも、ここに来た理由です。


裏に出ると、この敷地が池の上に建っているのがよく分かります。

おそらくあたりは湿地帯で、これだけ大きな土地が残っていたのだと思います。

臭いというか、懐かしいというか、ドブの臭いも。

周辺にも説明の看板があちこちにでていました。

少し歩くと大泉緑地の南にでてきました。

子供が小さい頃はよく来ていたので、雰囲気がある道だなと思っていたのです。

Googleマップは、こういった旧道も表示されているのが嬉しいところ。

思わず大阪港まで辿ってしまいました。

丁度公園の南西角あたりで大阪中央環状線(通称:中環)と交差し、旧市街地へと入っていきます。

大起水産の看板左が竹内街道です。

ロマンティックに言えば、過去と現代の交差点です。その言葉に負けないくらい良い交差点でした。

先の看板にあった我堂金岡線を越えると、昔からの集落らしい雰囲気に変わります。

旧道は、先の見えないこのうねりが良いのです。

竹内街道は、シルクロードの終着点である難波と飛鳥の都を結ぶ日本最古の官道です。

時代が時代なら、ここは銀座4丁目のようなもの。趣きのある建物も残っていました。

もう少し行くと、金岡神社が見えてきました。

神社の本殿は南向きがほとんどですが、こちらの神社は西を向いています。

四天王寺も西向きだったと思いますが、大阪港からの参拝客に配慮したのかもしれません。これはあくまで私の想像ですが。

大阪、堺を移動していると、晴れ着を着た新成人を沢山見かけました。

こちらの境内では、娘さんを熱心に撮るお父さんカメラマン。友達同士で盛り上がるのもよいですが、何だかとても良い構図でした。

娘の成人式まではまだ6年あるので、あまり考えないようにします。

今日の仕事はここまでにして、家に帰って妻の手伝いをします。

誰もほめてくれないので「何と立派な大人」と自分で褒めておきたいと思います。

■■■ 『ESSEonline』にコラム連載開始■■■
12月6日「キッチン・パントリー」
1月4日「土間収納」

■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■

■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

善にみる‐1856‐

昨日、「あの森のOhana」【ゲンバ日記チャンネル】をUPしました。

Episode4は-窓-についてです。是非ご覧ください。

UPした後、日曜日の夕方ですが車で出発しました。

南阪奈道は日本最古の官道、竹内街道とほぼ同じルートを通っています。

奈良盆地を、大和高田バイパスで横断。169号線にのりかえて南下します。

六田駅辺りでは近鉄吉野線と並走しながら東進。

大和上市駅あたりから、徐々に南に進路をかえます。

2時間半かけてやってきた忘年会。

池原ダムの常連さんと、2年振りに集まったのです。

今年の料理はかなり豪華。

ズワイガニ。

フグ。

最後は甲羅酒。

2年分の楽しさでした。

今朝起きると、車に霜がおりていました。

湖面に立つ「けあらし」横目に、釣りをせず帰ってきました。

月曜日ですから。

午前中に東熊野街道を北上することもあまりないので、景色がとても新鮮。

東斜面が日を受け、ところどころに残る紅葉が鮮やかです。

吉野杉に代表される常緑樹がそれを一層引き立てます。

この時間に、奈良側から二上山をみることもかなり稀。

ふたこぶラクダの背中のようですが、そこだけが赤く見えます。

折角ならと麓を通ってみました。

やはり二上山だけがひときわ落葉樹が多いようです。

竹内街道の終点、奈良の都からみると雄岳と雌岳の間に日が沈むさまから、古代より神聖な山とされてきました。

もしかすると意図して植えられたものかもしれません。

同じ場所でも、時刻、天気、みる方向が変われば、全く違う景色になります。

これは人への応対でも同じです。「善意」という光を当てながら見れば、全く違った景色になることがあるでしょう。

「善にみる」

フェアに見る、正しく見ることを心掛けてきました。しかし、この視点が足りていなかったかなと最近思うのです。

日本では他国からすると考えられないくらい、コロナの新規感染者が激減しています。

「第6波は必ずくる」という識者もいます。来るのかもしれませんし、警鐘や備えは大切だと思います。

しかし今は来ていないのだから、善に見ても良いと思うのです。

少し早いですが、2022年のテーマにしたいと思います。

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■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
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人は酒をつくった‐1841‐

先週土曜日は、何とか撮影を終えたと書きました。

日中は、はぼ快晴。

ぎりぎりの夕立ちをかわし。

何とか撮影完了。

丸一日拘束してしまったクライアントにお礼を言って、近くの駅に向かったのです。

その途中、「立ち呑み」の看板が見えました。

緊急事態宣言が解除され、段階的にではありますが、酒類の提供が開始されました。

ちらとのぞいてみると、数人のお客さんが楽し気に飲んでいるようです。

私も「ちょっと一杯」とはしておれず、そのまま電車に乗ったのです。

梅田での乗り継ぎ時、「立ち食いそば」はどうなってるんだろうとのぞいてみました。

どうやら通常営業のようです。


人も少ないし、こちらの「ちょっと一杯」なら良いだろうと、久し振りに外食しました。

ここは通学路だったので、中学生の頃から来ています。

早くて安いので、移動の途中にはもってこいなのです。

更に、その奥にある洋食店にもよくきました。

予備校生の頃によく来たのですが、当時はAランチが550円くらいだったと思います。

現在は750円になっていました。

どうせなら、こっちでも良かったかなと思いながら、懐かしの「新梅田食堂街」を抜けました。

阪急百貨店前のコンコースもそこそこの人出。

くるりと90度回って東へ抜ければ、沢山の飲食店が軒を連ねます。

大学時代の友人が、北新地のはずれでショットバーをしているのですが、もう3年近く行っていないはずです。

この状況で気にはなっていたのですが、共通の友人が電話で話したと教えてくれました。

ひとりで切り盛りしている店ですから、時間短縮協力金がでているので全く問題ないそう。

もっと言えば、そちらの方が確実かもしれません。

しかし彼は「気持ちが病んでしまう」と言っていたそうです。

世間派話では、「働かずにいいよなあ」というものもあります。しかし、当の本人はそうは思っていないのです。

しかし、その鬱憤もようやく晴らせそう。徐々にではあると思いますが。

私も、タイミングをみて久し振りに訪れてみたいと思っています。

子供達に最も理解されないのがお酒です。「飲まなくても良いものを、なぜ飲むの」と。

『レ・ミゼラブル』で知られるフランスの文豪、ヴィクトル・ユーゴーは言いました。

神は水をつくった。人は酒をつくった。

また古代ギリシアの劇作家、アイキュロスはこう言いました。

青銅は形を写すもの。酒は心を写すもの。

そこまでの酒飲みだとは思いませんが、週半分ちょっとの晩酌は楽しみのひとつ。

格好をつけて言うなら、本を読みながら心を落ち着け、自分の心に向かい合うための時間です。

ただ、船を漕いでいる姿を見られてると滑稽でしかないようですが。

そばではないほうの「ちょっと一杯」はいつ頃解禁するべきか。

状況によりますが、年末くらいなら許されそうかなと想像しています。大阪が大阪らしさを取り戻すために。

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雨濡れて、夕景鮮やか‐1840‐

先週土曜日は、「The Longing House」の撮影でした。

撮影日の心配事はいつも同じですが、見事に晴れてくれました。

今回も撮影は冨田英次さん。

こちらのお家、住宅としてはかなり大きい部類に入ります。

さらに見せ場もたっぷり。

ご家族にも協力して貰い、どんどん撮り進めて行きます。

家具、ライト、タイル、そしてこのヘリンボーン張りのフローリング。

こだわりのない場所などひとつもありません。

最終的に、このアングルでご家族に入ってもらい、人物ありの撮影もしました。

こちらは手押しポンプを備えた井戸のようなもの。

機能面、安全対策においてもフルコースなのです。

結局、午前の部が15時すぎまで掛かってしまいました。

撮影後にしておきたいことがあったので、夕景撮影の前に一旦車でアトリエに戻りました。

17時半頃、再度電車で戻ってくると、かなり激しい雨が降ってきました。

予報にもなかったので、まさか雨は想定しておらず、駅で雨宿りです。

ただ、完全に夕立ちの雰囲気で、すぐに日がさしてきました。

撮影は大丈夫だろうかと気をもみながら、現地へ戻ったのです。

まんべんなく濡れていたので、そのまま撮影に入れました。

まだらになっていたりすると、拭くか、濡らすかの作業が必要になります。

夕景のシャッターチャンスはかなり限られているのです。

これまでに何度か痛い目にあっていたので、無事撮影ができ、ほっと胸をなでおろしたのです。

むしろ雨濡れて、夕景は鮮やか。

最高のシチュエーションとなってくれました。

帰りの電車は爆睡でアトリエに戻り、翌日の打合せの準備をしました。

雨の時間が30分ずれていれば、夕景撮影は完全に無理でした。

精一杯頑張っていれば、幸運もやってくるはず。そう信じて今日もヘトヘトになるまで働きます。

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まちがいナシ!‐1821‐

今日、大阪の最高気温は38.9度まで上がりました。

京都の現場へ向かいますが、目に涼しいとはこのことです。

エアコンが効いた車内からの景色だからかもしれませんが。

どちらにしても、ひまわりは全く関係なしのようですが。

日差しは厳しいものの、太陽高度は幾分下がってきました。

朝夕の影が長くなってきたことで、季節が移ろうことを僅かに感じます。

この蝉の抜け殻は、庭木のモミジの最先端に。

「何とかこの夏中に!」と慌てていたのか。

葉をギュッと掴んだ姿が微笑ましいのです。

今年も「千葉の家」のご夫妻から、しろいの梨が届きました。

嬉しい気持ちが6割。

8年も経つのにと、申し訳ない気持ちが4割。

チラシのコピーが秀逸でした。

「しろいの梨ならまちがいナシ!」

まちがいなく美味しい梨を頂き、この夏を完全に制圧します。

と、この日記を書いていたら、家から写真が届きました。

すでに子供達は、夏を制圧済みのよう。

人の口は本当に正直なのです。

6月にKenKen!というサイトにつけて貰ったクチコミを紹介しました。

この記事を書いた後、「千葉の家」のご主人も投稿してくれたのです。

「夢を叶えましょう」

マイホームを建てようと考えたのが9年前。
まずはいくつかのハウスメーカーに相談しました。
予算は限られており、どのハウスメーカーからも

「その予算ですと取捨選択が必要です」
というのが大前提のコメント。

正直「思い描いた家は建てられないのかな…」と意気消沈。
そんな時あることがきっかけで守谷さんを知りました。

ダメ元で守谷さんに連絡をとり
「予算はこれくらいでこのような家を建てたい」
と大まかな希望を伝えました。

すると
「わかりました。ご希望に添えるようにお手伝いをしましょう」
と言っていただきました。

そんなやりとりから設計、施工と進んでいく過程。
予算が無いというなかでうちの嫁が
「ああしたい、こうしたい、こんなふうにしたい」
と次から次へとリクエストの嵐。


それに加えて我が家を建てるのは千葉、守谷さんがいらっしゃるのは大阪。
この距離を埋めていただくように何度も千葉に来ていただき現場を見ながらチェックをしていただきました。
そしてその度に守谷さんから資金が無い中で自分達の住みたい理想の思いをくみとって形にしてくれる提案をしていただきました。
ハウスメーカーではできない守谷さんならではのベネフィットだと思います。

理想を追い求めながら壁にぶち当たるたびに的確な提案で答えをだしていただけました。
結果その度に迷いを消すことができたのです


そしてついに完成した我が家。
涙が出るほど感動しました。
守谷さんにお願いして本当に良かったと思います。


イングランド・プレミアムリーグの名門、リヴァプールのホームスタジアムをモチーフにしたこの住宅。

現場の終盤も、8年前の暑い時期でした。

竣工写真は私が撮ったのですが、泊り掛けで千葉へ伺いました。

撮影後、素晴らしく豪華なディナーを用意して頂き、遅くまでビールを飲みながら盛り上がっていたのです。

しかも宿泊まで。

最高に美味しく、最高に楽しい夜だったのですが、翌朝の中華粥がとても印象に残っています。

お味もそうですが、その心遣いが体に染み入っていくようでした。

ヒリヒリとするような真剣勝負をしていたいのは、アスリートでも仕事人でも全く同じです。

ローコストの方が嬉しいということはありませんが、本気で求めて貰えるほど幸せなことはありません。

これだけ真っすぐな方と仕事をできたなら、上手くいかないはずがありません。

朝食の中華粥と、真っすぐな人に、まちがいナシ!なのです。

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泉佐野漁港 青空市場‐1810‐

 もはや名前を聞かない日がない大谷翔平選手。

 所属するエンゼルスの本拠地があるロサンゼルスとの時差は16時間です。

 席に座るなり、前日の大活躍が聞こえてくると「さあやるぞ!」という気持ちになります。

 真のスターとは、そういう人のことを言うのでしょう。スター(Star)より、サン(Sun)の方が適しているかもしれません。

  上半期最後のSundayは、泉佐野漁港へ行ってきました。

 子供達がテスト勉強期間に入りました。
 
 日曜日の夕食くらいはちょっと豪華にと思い、魚の産直市場を探してみました。

 以外にも、と言えば怒られますが、大阪府のサイトが一番充実していました。

 

 泉佐野漁港はりんくうタウンのすぐ北にあります。

  関空がすぐ近くなので、飛行機の発着も頻繁に。

 以前は青空市場だったのが、現在は建物内に変わったようです。

 観光客半分、地元の人半分といった感じでしょうか。

 函館の朝市を思い出しますが、なかなか賑わっています。

 舌平目の仲間、アカシタはこのあたりの特産です。

 ただ、子供は食べないだろうと残念ながらパス。

 地の魚でいえばガッチョや真鯛が並んでいました。

 文字通り、とれとれピチピチなのです。

 私だけなら、エビ、カニなども捨てがたいのですが、子供に確実に食べて貰えるものからチョイスしました。

 家に帰ると、まずは包丁砥ぎからスタートです。

 砥石に押し当てているだけでも、心が落ち着くもの。

 まず、剣先イカは糸づくりに。

 ゲソは唐揚げに。

 左ヒラメに右カレイにカレイ。

 小さくて申し訳ないのですが、今回こちららが挑戦品です。

 こちらも唐揚げにしました。

 「美味しいから一口だけでも」と言うと、こわごわ食べた兄妹も「美味しいっ!」と。

 しかし続けて「カラッ!」。

 お父さん的には張り切り過ぎてしまい、塩が少し多くなってしまったようです。

 これは痛恨の極み!!

 剣先イカは間違いのないお味。

 長男用に買ったクロマグロも文句なし。

 切る、焼く、揚げるくらいしかしませんが、基本料理は大好きです。
 

 切ったり、刺したりして喜んで貰えるのは料理だけですし、それはそれで、結構ストレス発散になるとかならないとか……

 カレイの唐揚げも再調整したいですし、他の産直市場も順に回る楽しみができました。

 天は二物を……という諺があります。

 しかし、時に天の意思とは関係の無いスーパースターが現れます。

 自分がそのような存在になれるとは思っていませんが、家族だったり、クライアントだったりの、リトルスターくらいは目指したいものです。

 冬の夜空にまたたく、小さな星で構いませんから。 

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宇宙船地球号。全乗組員で祝杯を‐1808‐

 今日は夏至。1年で最も明るい日です。

 大阪もようやく緊急事態宣言が解除されました。まん延防止措置は適用されますが、1歩進んだことには違いありません。

 ワクチン接種も本格的に始まり、明るい気持ちで確実に前進して行きたいところです。

 先週末も現場を回っていましたが、梅雨らしい天気でした。

 道中、コスモスが咲いていました。

 夏に咲く種もあるのでしょうか。

 雨濡れた花もよいですが、原色の花は晴れ空に限ります。 

 ひまわりを家族がプレゼントしてくれました。

 昨日は父の日。

 4人揃うのは日曜日の夕食くらいですが、父の日特典ということでエビフライでした。
  
 アワビの胆とともに、私の好きな食べ物1位、2位です。

 長男は友達と勉強?娘は卓球の試合で、それぞれ帰りにケーキとひまわりを買ってきてくれたのです。

 娘が買ってきてくれたケーキは撮りそびれたのですが、試合は納得いくものだったと報告してくれました。

 どんなことでも一所懸命に取り組んでくれたなら、親としては嬉しい限り。

 子供達もよく食べるようになり、あっという間に全て無くなったのです。 

 昨年の春、緊急事態宣言が発出された頃、コロナウィルスは高温多湿に弱いのではという記事を見かけました。

 多くの人と同じように今後の不安を抱え、そうだといいなという気持ちで夏を待ち望んでいたものです。

 実際そうではなかったのですが、それでも希望があれば人は生きて行けます。 

 ご近所さんは私の親世代が大半です。

 皆さん顔を合わせれば「もう1回目打った?」とか「ワクチン接種券届いた?」とか、元気そのもの。

 どんなに長いトンネルでも、薄っすらとでも出口が見えれば真っすぐ進むだけなのです。

 「なぜひまわりに?」と長男に尋ねると、「父の日は黄色い花が主流みたい」と。

 花屋さんで聞いたそうですが、「憧憬」や「尊敬」を意味するとも。

 子供達にどう思って貰いたい等はありませんが、せめて前向きな影響を与えられる存在では在りたいものです。

 今回、皆がお金を出し合って買ってくれたそうで、自邸にはひまわりを植えるスペースを捻出しようと決めました。

 瞑想の時、ひまわりが目の前にあれば「いつも顔を上げて」と思えるはずです。夏限定にはなってしまいますが。
 
 「人類は宇宙船地球号の乗組員である」

 建築家、バックミンスター・フラー の言葉です。

 沖縄もインドもありません。我慢と接種を両輪に、早く地球号の乗組員全員で祝杯を上げたいものです。

 全世界が一体感を持つことができる、またとないチャンスだとも言えるのです。

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やっぱりシュワシュワ‐1784‐

 学校等は春休み期間です。

 世相が微妙な感じもあり、子供達のクラブも有ったり無かったり。

 近所の公園では、ささやかに花見をしている人達がいました。

 出るな出るなと言われてもこれだけ見事に咲いているなら、致し方ないかもしれません。

 つぼみから満開まで。

 色とりどりでまさに見頃でした。

 甥っ子は国立の中学校に行っていたのですが、公立高校を受験すると聞いたのは夏頃だったでしょうか。

 私は「絶対にトライするべき」と伝えました。迷った時は必ず行動側へ。

 これは鉄則だと思っています。

 先日、見事合格したという一報が入り、久し振りに実家で集まってお祝いをしたのです。

 大人にはスパークリングワインを用意しました。

 折角なら、子供達もシュワシュワしたいだろうと探していたら、イオンで「泡立ち飲料」なるものを発見。

 勿論のことアルコールは入っていません。

 流石は東住吉区が誇るサンガリア。気が利いています。

 私が子供の頃、あるテレビ番組のオープニングで、木で組まれた塔から、足をつる紐で括った若者が飛び降りるという映像がありました。

 どこかの国での、成人の儀式だったと思います。

 そんなつまらない度胸試しは絶対止めて欲しいのですが、古来からそのような儀式は多々ありました。

 現代社会において、受験はそのような意味合いもあるのかなと思っています。

 長男が高1、そして甥っ子は中3と中1。

 めでたい席だったので「ここで宣言したら、必ず合格するよ」と、けしかけてみました。
 
 長男は意中の大学を宣言、そして中1の甥っ子も高校受験を宣言しました。

 と思ったら、その先の大学、留学先、そしてどこで働くかまで、スラスラと答えたのです。

 しかもいずれも超一流どころばかりで、もう「おそれいりました」という感じでした。

 長男においてはあと4年、甥っ子においてはあと5年で、本物のシャンパンで乾杯できるようになります。

 自分の人生もまだ夢半ばですが、子供達がもうそんな歳になったのかと少し感慨深いものがあったのです。

 そう言えば、成人を18歳に引き下げるという話があったと思います。選挙権は良いとして、お酒も18歳から?

 もしそうなら、大学に通った際は飛び切りのシャンパンで乾杯しようと思います。

 大人も子供も、乾杯はシュワシュワしているに限るのです。 

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文化は密を求める‐1780‐

 週休2日の時代になり、打合せは土曜日が一番多くなりました。

 先週も地鎮祭、定例会議で、オープンデスクの学生も連れて3人で現場を回りました。

 都市型、閑静な住宅街、別荘地と、様々な環境の中で仕事をさせて貰いましたが、里山の環境は初めてかもしれません。 

 雨がパラパラはしましたが、畝のある風景は何とも優しいのです。

 中央には菜の花が咲いています。

 司馬遼太郎さんは黄色い花が大好きだったそうで、2月12日の命日は「菜の花忌」と名付けられています。

 菜の花、タンポポと、この時期に見る黄色い花は特に人の目を引き付けるのです。

 日曜日は一転天気が良く、会社近くの公園も子供連れで賑わっていました。

 関西においては緊急事態宣言が解除され、春の陽気に誘われる気持ちが良く分かります。 

 我が家の子供達も、「お寿司行きたい」とか「焼肉行きたい」とか言うのですが、そこはもうひと踏ん張りです。

 代わりに、「炭火で焼き鳥でも焼いてみようか」と。

 家族三人を食卓に待たせ、一人張り切って炭の番です。

 七輪は少しの炭でも火力がでるので、本当に良くできてます。

 みんな大好き、豚バラファイヤーも。 

 長男が弾んだ声で「お父さん、焼き鳥最高!」とか「豚バラはやっぱり間違いないね」と。

 鼻を膨らませて食べている姿が想像できるのですが、娘は「私、炭のにおいがちょっと無理かも」と。

 高1男子と、中1女子を同時に楽しませるのはなかなか難しいのです。

 それでも「食」のある場所に人は必ず集います。住宅を設計する際は特に、そのことを意識しています。

 もし反抗期があったとしても、「食」は必ず家族のつながりを取り持ってくれるからです。

 日曜日の夕食くらいしか皆が揃うことはないので、あの手この手で、子供達が一緒に食べたくなるよう策を練ります。

 「妻」が、今の鉄板はコゲが取れにくいというので、「娘」のために、「私」のポケットマネーでホットプレートを新調しました。 

 近所のお寺に前に掲示板があり、ジョギングの際の楽しみでもあります。

 月に一度くらいのペースので書が掛けかえられますが、現在はこうあります。

 文化は密を求める

 現在の状況と全くそぐわない、また非常に味わい深い言葉だと思いますが、密こそが進化の源であることは間違いないでしょう。 

 138億年前、ある一点に集まっていた、超高温、超高密度の火の玉のようなものが爆発、膨張し続けているというのがビッグバンセオリーです。

 膨張し続けているが故に温度が下がったのですが、更にそれ以前は、「無」だったとされます。「無とは一体何?」と考えだすと、夜も眠れなくなってしまうのです。

 テレワーク、リモート打合せは、コロナ下の社会においては、取り入れていかなければなりません。

 この非常事態時の対策としては納得できますが、熱のない、無味無臭の世界に、人は生きることができません。

 密の反対は粗ですが、無熱と言い換えても良さそうです。

 首相もワクチンを接種するというニュースもありましたし、アメリカでは条件を満たせば、マスク無しの会合も可とするという記事もありました。

 リモートの出会いは、春に似つかわしくありません。

 春遠からじ 

 本当の春がやってくることを、心から願います。特に、若者の為に。

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熊に驚き、感謝する‐1746‐

 11月も後半に入り、熊野街道沿いの山々も色付いてきました。

 10月の釣行時以来の池原ダムへ。

 今週は試合があるようで、トボトスロープも満員御礼です。

 ずらりと車が並ぶ中、浜松ナンバーの車がありました。

 声を掛けてみると「5時間掛かるので年に4、5回ですが、池原が大好きなんです」と。

 ボートを牽引しての運転は大変だと思いますが、その魅力があることも良く分かります。

 この時期は、景色が特に素晴らしいのです。

 今年はコロナの影響もあって、隣接するキャンプ場は賑わっています。

 この閉塞感の中、出来るだけ密にならず、リフレッシュしたいという思いは皆同じです。

 しかし感染者数は再び増加傾向のよう。

 「絶対貰わない」は簡単ではありませんが、「絶対うつさない」はかなりの確率で出来るようです。

 ひとりひとりの心掛けで、今後の未来は大きく変わるはず。

 前回の釣行で少し成長したかなと思っていた、すぐにきました。

 水温も高かったので、浅いところから狙っていきました。

 読み通りと言いたいところですが、まずまずのサイズはこの1本だけ。

 その他のサイズは選べませんでしたが、秋は厳しいのである程度納得です。

 思うようにならないから、自然の中で遊ぶのは楽しいのですし。

 前回お隣さんに教えて貰ったみかんを買いにきました。

 169号線のカーブにあるので「カーブの店」

 熊野でとれる南紀みかんはあまり関西には出回らないそうです。

 大きさこそ小さめですが、房の皮は薄く上品な甘さ。

 みかん好きの娘もかなり喜んでいたので、お土産にはお勧めです。

 大自然に触れたくてやってくるのですが、動物も色々居ます。

 こちらは切り株に止まるトンビで、ちょっと格好いい。

 猪も湖畔まで下りてきました。

 その他には、鹿と猿も見かけました。

 ボートで走っていると、水面から少し顔を出した動物が。

 猪かな……と思っていたら真っ黒な熊!

 対岸から200m以上を泳いで来たようで、その呼吸音があたりに響きます。

 ぶつかりそうになったので、大きくUターンしました。

 波が立っていて、エンジン音がうるさいのはそのためです。

 25年池原に通っていますが、熊を見るのは2回目です。

 エレキモーターに切り替えて撮ったのですが、正直かなり怖かったです。

 早い早いと聞いていましたが、泳ぐのも駆け上がるのもここまで早いとは。

 2回目と書きましたが、もう1回も今年の前半でした。

 その時は、ガサッと音がしたのでカメラを出したのですが間に合わず。

 今年はドングリが不作だとよく聞きます。

 これだけ豊かに見える大台ヶ原山系も不作なのでしょうか。

 私は特に動物愛護派という訳ではありませんが、野生の生き物に会えるのは楽しみにしています。

 しかしボートからという特殊な状況とは言え、数メートルで熊を見て、その素早い動きや、荒い呼吸音を聞いて、改めて「獣」だと分かりました。

 とても人が太刀打ちできるものではないと実感したのです。

 普段から会わないように心掛けていますが、いざという時の為に、唐辛子スプレーを携帯しています。

 携帯用のこのサイズなら、噴射距離はたった2m。

 本当のそんな状況になったら、使えるか分かりませんが、何か打てる手があるだけでも気持ちが違うと思っているのです。

 遊ぶために仕事をしている訳ではありませんが、コロナ下の世界でも、好きな景色を見に行け、食べたいものを食べることができます。

 行きの車で何気なくラジオを付けると、書道家・武田双雲さんが話しをされていました。

 「感謝力をもっともっと高めていきたい」

 感謝を常とする人の回りには、何故かそういった人が集まってきて、より感謝できる状況が出来て行く。そんなお話しでした。

 どんな事においても、熱意や向上心は常に持ち続けてきたつもりです。

 しかし、この感謝力という力。今までの私に足りていなかったものだと良く分かります。

 仕事があることに感謝。行きたい所があることに感謝。みかんに、猪に、熊に、感謝、感謝、感謝しなければなりません。

 熊と遭遇したのは、トボトスロープからそう遠くはありません。ここまで近くで熊が暮らしていたとは。

 そうか、だから熊野なんだと至極納得。やっぱり熊に感謝なのです。

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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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