
先週の水曜日に、大阪も梅雨入りしました。
しかし、今週はほぼ晴れの予報です。
ありがたいことなので、晴れた日はできるだけジョギングにでています。上町のアトリエを中心に、今日は東、今日は南といった感じで。
比較的、大阪城のある北が多めになるのは、やはり信号が少ないから。
しかし、大阪城は近くに行くと意外に天守閣が見えにくいのです。

正門である大手門をくぐると正面に見える「大手口桝形の巨石」。

表面が29畳もある巨石が使われているのは、自らの力を誇示するためです。
大阪城内でも4番目の巨石ですが、これは豊臣時代のものでなく、徳川時代に築かれたものとありました。

とは言え、信長の草履とりから日本初の天下人となった秀吉の功績は、大阪にとって計り知れないものがあります。
たとえ現天守閣が、徳川時代の再現だったとしてもです。

天守閣が良く見えるのは南東の森ノ宮あたりと、北西の京橋口あたりでしょうか。

周囲をくまなく回っていますが、京橋口あたりの内掘越しの天守閣はなかなかの迫力です。

内堀はお掘めぐりのツアーもありますが、若干人も少な目。
とても気に入っているのです。

先週末、宅急便から旧事務所へ届け物があると連絡があり、受け取りに行くと山形のさくらんぼでした。

りんご、さくらんぼと、この数年、あるご縁で宮城の社会保険労務士の方から頂きっぱなしで……

申し訳ないという気持ちとは裏腹に、口に入れると何とも言えない上品な甘さが広がります。
とびきり美味しいのです。

と思っていたら、夕方には、長男からLINEギフトが届きました。
そう言えば、昨日は父の日でした。
母の日に、妻へプレゼントを贈っていたので「父の日はいらないよ。自分のために使って」と言っておいたのですが、エビスビールを贈ってくれました。
子供には、出来るかぎり伝えたいことは伝えたつもりですが、プレゼントについても話したことがあります。
「物は、好みが本当に難しいから、無くなるものにしなさい。食べ物とか、花が一番いいと思う」
それを覚えているのか、いないのか分かりませんが、やはり嬉しいものです。
お礼とともに「就活しっかり頑張って」と返しておきました。
社員も相当数雇用し、子供と同じ熱量で伝えてきたつもりですが、現在残っている社員はひとりもいません。
京セラ創業者の稲盛和夫さんは、京セラフィロソフィーの中で「大家族主義で経営する」と謳っていますが、このような説明があります。
創業時にはお金も技術もないものだから、心を頼りにしていくしかない。ただ「心」といっても漠然と不安なので、いちばん固く結びついているものは何かと考えたところ、それは家族の絆だと思い付いた。
それでは、家族と社員とでは何が違ったのでしょうか。
熱量はむしろ社員の方が注いだかもしれません。しかし、愛情が少なかったのだと思います。
そこは真摯に認めて反省するしかありません。
さくらんぼとビール。
これは現実に目のまえにあるものです。(エビスビールはまだ届いていませんが)
あるものとないものをしっかり見極めて、第3ステージと位置付ける、この地で結果を残したいと思います。
天下人になれるかは別にして、目指すのは、誰にも許されるはずですから。
■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■
■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■
■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■