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さぬきへ その1 & 讃岐うどんの名店Ⅰ

この連休を利用して、香川県に行ってきました。母の実家が金毘羅さんと日本一長い石段が有名な門前町にあり、3年前に亡くなった祖父のお墓参りを兼ねての旅行です。

昼食には、本場の讃岐うどんを食べに行きました。お店は最近のブームですっかり有名になった、山あいにあるにも係わらず常に行列の店『やまうち』

かけうどんのメニューにも「ひやひや」、「ひやあつ」、「あつあつ」とあります。

これは、麺とダシのそれぞれを熱い、冷たい、を選べて組合せは自由。私は「ひやあつ」(麺は冷+ダシは熱)の大とてんぷらを頼みます。薬味のしょうがは各テーブルにある、おろし金ですりおろし、大目にいれて頂きます。

コシが強く、かつもっちりしているうどんはそのまま食べても、充分美味しいくらいの、塩の下味がついています。麺の味がしっかりしているのでダシは薄味で澄んでいます。

一旦口に運ぶと、心地良いのど越しであっというまに一杯たいらげ、もう一度行列に並び直して、しょうゆうどんも食べました。こちらは、麺に醤油を直接かけて頂くのですが、麺を味わうなら、こちらもおすすめです。

と、非常に満足した上に値段は、小200円、大250円、特大350円で100円のてんぷらを乗せても500円あれば充分と、非常に安い!そして美味い!

香川県では、全国平均の4倍うどんを食べるそうです。小麦粉の産地、イリコが良く獲れる、醤油造りが盛んなどの理由からのようで、少し前まで、ごく普通に一般家庭でも手打ちうどんを作っていました。小学生の頃は、夏休みの半分を香川で過ごしていたのですが、亡くなった祖父も、良くうどんを打ってくれたものでした……

コシを出すために、麺を足で踏むのですが、その姿を思い出しました。

ガードを抜けると

 鶴橋に行って来ました。

大阪の中心地、難波から3kmほど東に行った所にあり、電車の路線が3本交差しているので交通の便も非常に良いところです。駅の周りは細い路地や商店街が複雑に入り組んでおり、焼肉屋さんや韓国料理の食材を売る店が、狭いエリアに集中しています。

 大阪では有名な話ですが、駅のホームには常に焼肉の煙と匂いが漂っているのです。

もうもうと煙の漂うガード下や路地には異様な雰囲気さえありますが、少し時代を遡ったような錯覚さえしてしまいます。

 大阪の街も徐々に整備され、戦後に自然発生的に広がった、街の景色は徐々に減って行きます。美しく、歩きやすい街になることは良いことでもありますが、それぞれの街の独特の空気感が無くなっていくことには、やや寂しい気持ちもあります。

 大阪のディープな下町で安くて美味しい焼肉を味わって来ました。ガードを抜けるとそこは、焼肉・ホルモンの店。