先週末は我が家の女子チームと出掛けたと書きました。
リフレッシュが目的なので、普段は素通りの池原ダム自体も観光します。
学生時代は学年で1、2を争うくらい足が速かったという妻も、小5の娘に負けてしまったそう。
何といっても育ち盛りですから。
ダムサイトを反対からみるとこんな景色。
高さは110m。アーチダムとしては国内最大の貯水量を誇ります。
今回は、水位の関係で池原ダムにボートを下すことができず。南隣にある七色ダムへ移動しました。
これは七色名物、旧発電所跡。
久し振りにやってきた七色ダムですが、その名の通り色彩がとても豊かな湖です。
ボートを車で引っ張ってきて、湖に浮かべるのですがこれが一苦労。
スロープのおじさんに教えて貰いながら何とか完了。何でもそうですが見るとやるとでは大違いです。
娘が流れで削られたガラスの破片をみつけました。
海辺でみつければシーグラスですが、リバーグラスとでもいえばよいのか。
娘はこれが好きで、飽きずに延々と集めているのです。
また、宿泊施設でもレストランでも、アンケートがあれば必ずと言って良いほど丁寧に書いています。
これは私には全くないもの。女の子だからでしょうか。
ベストセラー「話を聞かない男、地図が読めない女」は2000年4月の発売となっていました。
もう20年近く経ったことになりますが、狩りにでて、家族に獲物を届けなければならない男に、会話など一切不要。むしろ獲物に気付かれるだけです。
また、巣を守ること、巣で待つ女性陣の調和を保つことが重要だったので女性に地図は必要ありません。
ビートたけしは、こんなことを言っていたと思います。
男と女は、サルとチンパンジーくらいは違う。だから、男類、女類あわせて人類と言うんだ。
男と女はこうも違うんだということを理解するのに、私も40年は掛かった気がします。(今でも勿論完全に分かった訳ではありませんが)
付き合っていても、結婚しても、なかなか上手く行かないものだなと思っていたのは「人は分かりあえる」と考えていたからだと思います。
しかし、分かりあえるかの前に「違う」のです。
それでも、美味しい魚を食べた時、それ程違った味には感じていない気もするので、そうは違わないとも思っています。
「違う」ところをフォーカスすれば違う、「違わない」ところをフォーカスすれば違わない。禅問答の世界です。
こんな小話がありました。
家に帰ってきたら妻が不機嫌そうな顔で「食卓の電球が切れたの」と言いました。
夫は疲れて帰ってきたのですが「それなら新しいのと交換しよう」と言って、新しい電球を探しに行こうとします。
妻は更に不機嫌そうな声で「そういうことじゃなくって!」と怒り出した、という話です。
「じゃあどうゆうこと?」となりますが、そういうことなのです。
問題を解決するのが要望でなく、話をすることが目的なのですから。
先週の夜、「今日何時に帰ってくる?」と娘からメールがありました。
「ちょっと分からないなあ。なんで?」と返すと、こんな写真が送られてきました。
あっという間に、何とかかんとか15年が経ちました。
男と女は違います。それでも求めあいます。
神様は物事を複雑にするのが、大変お好きなようです。
それでも、私たちの世代にとって、これからが収穫の秋であって欲しいと思うのです。
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■『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売に「阿倍野の長家」掲載
■『homify』6月29日に「回遊できる家」掲載
■『homify』6月2日に「イタウバハウス」掲載
■『houzz』5月28日の特集記事に「あちこちでお茶できる家」掲載