星が降る街‐1308‐

 建築設計の仕事は、土地に関わる仕事でもあります。

 現在の私達の職場は、北は京都、東は枚方、南は岸和田、西は豊中。それらを結んだ四角形の中にあります。

 今日は、京阪電車の交野線に乗って打合せに行きました。交野線は初めて乗ったのかもしれません。

10-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

 交野市のwebサイトを見ると「星」にまつわる地名、伝説が載っていました。

 稲作が始まった頃、この地をあまの(甘野)といい、川水を甘野川と呼んだ。

 平安時代、宮廷人が歌合せの際に、「天の川」になぞらえたため天野川と呼ぶようになった。

 天野川にかかる橋は「逢合橋」(あいあいばし)と呼ばれ、織姫をまつる機物(はたもの)神社、彦星をまつる中山観音寺跡(なかやまかんのんじあと・枚方市)の中間点にあり、七夕の夜に二人が出会っていたという伝説の場所。

 また、星田という地名も、水不足で水田にできず、牧場にされたことから「乾し田」と呼ばれた。八丁三所の降星の伝説から、「星の田」と改称されたといわれている。

 「八丁三所の降星の伝説」とは、弘法大使が念仏を唱えると3か所に星降り、それらが八丁(約900m)の三角形で結ばれることから、そう呼ばれたといいます。

13-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

 市の中央を流れる天野川。

17-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

 同じ田んぼでも「乾し田」より「星田」のほうが、雰囲気があります。
09-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc
 サン・テグジュペリの「星の王子さま」は、飛行機乗りでもある彼が、砂漠に不時着した体験をモチーフにした小説です。

 小説の中では、星の王子さまが現れ、「僕」との心の交流が描かれています。

 おとなは数字が好きだから。新しい友だちのことを話しても、おとなは、いちばんたいせつなことはなにも聞かない。

 「どんな声をしてる?」とか「どんな遊びが好き?」「蝶のコレクションをしてる?」とかいったことはけっして聞かず、「何歳?」「何人きょうだい?」「お父さんの収入は?」など聞くのだ。

 テストの点がどうだった、偏差値がどうだった。聞いてしまいます。

 家に帰って、毎日「お父さん、今日の稼ぎはいくらだった?」と聞かれて、楽しい人は居ません。(いるかもしれませんが)

 カレンダーを見れば、今日は中秋の名月。

 今週はよく降りましたが、今晩は晴れそうです。

 仕事帰りには、空を見上げてみよう。そして、ウサギを探してみよう。

21-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA