昨日の日曜日は朝から雨。
折角温かくなってきたのでと、朝一番に大阪をでました。
阪和道を南下し有田ICで下ります。
有田川を東へ遡ること1時間。
ところどころ、淡桃色の花がみえるのはすでに桜でしょうか。
和歌山県かつらぎ町の花園というところまでやってきました。
本を調べていると「小原洞窟恐竜ランド」という施設を見つけたのです。
ヘルメットを着用し、湿気に満たされた洞窟の中へ入っていきます。
入口こそ電飾などありましたが、ここは廃坑跡なのです。
気分的には、昔テレビで観た川口浩探検隊です。
ところどころ開けている所に、恐竜のㇾプリカが展示されています。
それらがリアルに再現された鳴き声で吠えるのですが、それが洞窟内に重低音で響きます。
娘はすぐに退散しました。
コウモリも生息しており、時々頭をかすめるように行き来します。
洞窟内でコウモリを見ると、予想以上に怖いもの。
何故か、吸血コウモリという言葉が頭をよぎります。
私が怖いと思っているくらいなので、長男も完全に腰が引け気味。
それでも洞窟内の探検を終えました。
元々あった洞窟に滝がありました。
この滝は今もありますが、高野山が近いこともあり、江戸時代に僧が修業していました。
その流れの中に光るものを見つけ、銅、金があることが分かったのです。
昭和に入るまで現役の鉱山として掘られていたそうです。
よって、坑道は狭くアップダウンも激しく、なかなかの探検具合でした。
この小原窟恐竜ランドは個人経営なのです。(元は第三セクターでした)
全国の廃坑の使い方を調べてまわり、こんなところはないだろうと、現在の形になったそうです。現在20年目。
正面に立つ大きな恐竜のレプリカは8千万円とのこと。経営者の方が気さくに色々教えてくれました。
小学校低学年の子供のいる方にはおすすめします。入場料は大人800円でした。
昨日から急に温かくなった事もあるのでしょうが、山中にみえる杉の木の雰囲気が違います。本来なら細い葉は深い緑色一色のはずが、黄土色のような色がところどころ混じっています。
よく見ると、花粉が盛り上がるように付いているのです。有田ICを下りたあたりから、私もくしゃみが止まらなくなり、慌ててマスクをしました。
暦を見れば明日は春分の日。身を持って春の訪れを感じたのです。