昨日は奈良へ行っていました。
若干雨がぱらつく時もありましたが、初夏の心地よさを十分に堪能できました。
緑、寺社仏閣、そして近代建築を楽しめるのが奈良です。
しかし主役はやはり鹿でしょうか。
天敵の少ない日本では、駆除の話がよく出ますが、鹿と最も上手く共生しているのが奈良でしょう。
近鉄奈良駅から少し北に行ったところにある奈良女子大学。
いつか見に行こうと思いながら、初めて訪れました。
1908年(明治41年)に完成した旧本館は重要文化財に指定されています。
モスグリーンの色合いも優しく、この地に馴染んでいます。
100年もこの地に建っているので、当たり前と言えば当たり前ですが。
構内に紛れ込んだのか、普段から住んでいるのか、小鹿と子供さんがあそんでいました。
2階は大空間の講堂があるようで、公開時に再訪して見たいものです。
守衛室も同じく重要文化財で、十字架型のプランが愛らしい建物でした。
奈良女子大学から更に北へ10分程歩くと、ならでんアリーナがあります。
奈良に行っていたのは、ここで長男の試合があったからです。
外観はややくたびれていますが、内部は熱気で溢れかえっています。
近頃流行のネイミング・ライツですが、奈良市は関西電力ではないのでしょうか。
ちょと気になるところです。
中学から始めた卓球ですが、本当に好きなようです。
同級生に強い選手が沢山おり、先週は皆で自主的に朝練をしていたようです。
1回戦は不戦勝で、2回戦からでてきました。
初戦は落ち着かないものですが、まあ何とか危なげなく勝利。
しかし3回戦の相手は体も大きく、かなりの強敵でした。
試合前に少し談笑していたので、後で聞くと知合いだったそうです。
フォアのドライブを決められ、かなり押し込まれていました。
卓球にはベンチコーチというシステムがあります。
プロなら勿論監督などが入るのでしょうが、選手も多いので同級生や先輩が入ります。
1セット取り返された後、チームメイトがにこやかな顔でアドバイスをしてくれていました。とても強い選手なのです。
その後、落ち着きをとりもどし、耐えに耐え、デュースもありましたが勝利を納めました。
目標は6回戦まで進むことと聞いていたのですが、4回戦も勝ち上がり、あと1勝まで勝上ってきました。
しかしこの辺りからは、実力のある選手ばかりになってきます。
シード選手を撃破することはできずで、目標の1歩手前で、この日は試合を終えることになりました。
試合の空き時間に周辺を歩いていると、スタジアムがありました。
中学生か高校生か、サッカーの試合をしており、ゴールに迫ると父兄から大きな歓声が上がります。
どこの親も一緒だもんなと、少しの間観戦していたのです。
長男は瞬発力があるタイプで、走る、ジャンプする等の能力は高い方でした。
それで、小さい頃はサッカークラブに入れてみたり、左打ちなので、一緒に野球の練習をしたりもしました。
サッカーはあまり向いていないようでしたが、野球のほうは、逆方向に強い打球を打てる俊足の左バッターです。
このタイプはかなり重宝されるので、かなり勧めましたし、テニスも向いているんじゃないかとアドバイスもしたのですが、入学してすぐに、自分で卓球をすると決めて来たのです。
同級生は更に上まで行った選手が4人居り、本人は悔しかったでしょうが、よく頑張ったと思います。
勉強もクラブも優秀であるに越したことはありませんが、全力で打ち込めるものを見つけてくれたことが一番の収穫です。
本気で打ち込み、負ける。
この経験をしていないと、「やればできる」という言い訳ばかりの人生になってしまうからです。
また、成長を目指すよい仲間に恵まれたことが、彼を目標1歩手前まで成長させてくれたのだと思います。
青春ど真ん中の時間を、謳歌してほしいと思うのです。
長男が負けた頃、丁度時間となり、清々しい気持ちで次の目的地に向かいました。
おまけですが、鹿センベイを買ったなら、すぐに鹿にあげないと追い回されることになります。
彼女のように。
見た目は可愛い動物ですが、勿論獣ですので、怖がって手に持っていると、普通に噛んできますので。
まあ、それも思い出と言う場合は何の問題もないのですが。
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