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弾丸フェリー<行ってなかった宮崎編>‐1398‐

 「家族で47都道府県制覇」が、家族旅行のテーマです。

 最後に宮城県を残すのみとなり、娘の誕生日以降、全県を訪れたかチェックしていると、宮崎を漏らしていたようなのです。

 急遽、船中2泊のいわゆる「弾丸フェリー」で行ってきました。

 土曜日の7:55pmに南港を出港。

 娘も小学4年になりましたが、2段ベッドを今でも十分喜んでいます。

 日曜日の7:45amに別府に到着。

 滞在時間が12時間なので、すぐに東九州自動車道を南下。宮崎へ向かいます。

 ようやく正真正銘46都道府県をまわりました。

 今回の目的地は高千穂峡。別府から車で2時間半ほど。

 このあたり、本当に渓谷が深いことに驚きます。

 この天翔大橋は、コンクリートのアーチ橋としては 日本一長い橋だそうです。

 阿蘇山の4度の噴火によってできた高千穂峡は深さが平均80m。

 7kmほどこのような景色が続きます。

 30分程待って、子供2人を手漕ぎボートに乗せました。

 7月上旬に九州北部を襲った豪雨の影響もあり、残念ながら水は濁り気味。

 それでも、日本の滝百選に選ばれた「真名井の滝」はなかなかの景色でした。

 この日も暑かったので、清水に冷えたラムネを。

 ラムネはやはりビンに限ります。

 溢れてしまう、この非効率さがよいのです。

 宮崎といえはチキン南蛮だそう。

 娘はオムライスに大満足していました。

 旅先で感じのよいカフェが見つかり、食事が美味しければいうことなしです。

 その後、大分まで戻り子供たちは体験型水族館「うみたまご」へ。

 私はカフェで所用を。

 夕方6:45pmに別府にわかれを告げ、今朝6:35amに南港に戻ってきました。

 「47都道府県制覇」を考えはじめたのが2011年5月の九州行きでした。

 普段一緒に食事をする機会もあまりないので、フェリーの旅がいいだろうと思ったのです。

 航路をみていると、九州は制覇できそう。

 東日本への航路も結構あり、全県制覇も可能だと分かりました。

 今年の盆休みに杜の都・仙台へフェリーで行き、完結する予定です。

 しかし、現在進めているプロジェクトの大きな山が8月中旬にきそうなのです。

 フェリーも宿も勿論予約をとっていますが、余談を許さない状況になってきました。

 普段、曜日は関係なく働きますが、盆、正月、ゴールデンウィークで、コツコツとつみあげてきました。

 この夏で完結できるかは、8月上旬までの頑張りに掛かってきました。

 宮崎県といえば、東国原元知事がこういいました。

 「どげんかせんといかん」

 何とかできるか。暑い夏になりそうです。

<目指せ、家族で47都道府県制覇>
46/47 【】はまだ

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フェリーで行く九州

 今年のゴールデンウィークは、大分、熊本へ。

 妻、子供とは南港で待ち合わせ。

 私が着いた頃には「さんふらわあ」を前に子供のテンションは上がりきっていました。

 2段ベッドはただのジャングルジム。特に娘は得意げでした。

 夜の8時頃南港をでて、別府港到着は朝の7時半。約12時間の船旅です。

 1日目は晴れ予報だったので、まずは阿蘇を目指します。

 別府から阿蘇まで、やまなみハイウェイで1時間半ほど。

 大阪で暮らしていると、目にしない風景が延々と続きます。

 草原で遊んだり、昼食を食べたりで、阿蘇着は2時頃。

 世界最大級のカルデラの中心にある火口。それを見ると、この国が火山国である事、地球が生きている事を、十分に認識させてくれます。

 山頂付近は草木の育たない荒野。

 退避小屋とでも言うのか、まるでトーチカのような建造物が、妙にこの場に合っているのです。

 宿泊は少し北に戻った、久住(くじゅう)高原。夕食まで少し時間があったので、辺りで遊んでいました。

 このホテル、温泉からの眺めが素晴らしく、食事も満足できる良い宿でした。

 2日目は雨予報だったので、まず乗馬クラブへ。子供の唯一の希望でした。

 その後、久住高原をでて、今度は熊本市内へ向かいます。

 加藤清正による熊本城は、日本三名城の一つ。白と黒の対比と、石垣が大変美しい城でした。

 八代にも見たい建物があったのですが、季節がらの渋滞も加味して、4時頃別府へ立ちました。距離は約150km。

 渋滞を避け、峠越えの山中深くを走っていると、左3km「長湯温泉」の標識が。これは「ラムネ温泉」のあるところです。

 夕方の6時頃になっていたのですが、もう来る機会もないだろうと寄ってきました。

 ラムネ温泉は、温泉も勿論ですが建物も有名なのです。

 設計は藤森照信。

 氏の作品の特徴は有機的な造形でなんと建物に木が生えているのです。屋根一面に「ニラ」が生えていたり。自邸には「タンポポ」が生えているのです。

 こちらの温泉には「松の木」。とても優しい建物でした。

 湯は、世界でも有数の炭酸泉で、入っていると体に泡が付きます。とても良い湯でした。

 この日は鉄輪(かんなわ)温泉泊でしたが、到着したのは夜の10時前。その日はすぐに寝たのです。

 翌朝、内風呂がいいと妻に言われ言ってみると、こらがなかなか。

 急に探した素泊まりの宿でしたが、さすが「湯の国」大分という感じです。

 鉄輪温泉は、別府にある古き良き温泉街です。地獄めぐりにも力が入っていました。

 全部で8つあり全て回る共通券は2000円。まず、かまど地獄。

 鬼石坊主地獄。

 海地獄。

 街のいたるところから、湯気がもうもうと立ち上り、嫌が上のでも旅情は高まるのです。

 最後は体験型水族館の「うみたまご」で遊び、フェリーは夜7時に別府を離れました。

 道路脇にあった「九州行きフェリー」の標識を見て、ふと思い立った九州行き。果てしなく続く草原が頭に浮かんだのです。

 久し振りでしたが、船旅も良いもんだなと思えました。

 今度は南九州か、北九州か。フェリーの航路を探します。