川の見えるアトリエ‐1218‐

 今日は朝から三田へ。

 ある企業から敷地調査の依頼がありました。

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 JR福知山線で大阪から50分程。

 武田尾あたりの景色見てると、ちょっとした旅情を駆り立てられます。

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 トンネル群を抜けると、一気に盆地が広がります。

 刈り取りを終えた田が広がり、まさに日本の秋といった景色。

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 JR三田駅は、すぐ南には神戸電鉄の駅が隣接しています。

 北側は、すぐ近くまで山並みが迫っています。暮らしに自然が近く、好感がもてます。

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 駅南側はローターリーが整備され、衛星都市の風景です。

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 一方、隣接する商店街は、昭和の面影を残します。

 こちらのほうが安心出来るのは、昭和40年代生まれだからか。それでも残って欲しいと願うのですが。

 三田での調査を終え、そのまま北浜へ移動しました。

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 北浜の顔と言えば、やはり大阪証券取引所。

 旧建物を保存し、背後のビルが建ったのは2004年。旧建物は1935年の完成で、長谷部竹腰の設計です。

 地下には飲食のテナントも入いりますが、そのような証券取引所は世界にないそう。

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 向かいにある、難波橋のライオン像も同じく北浜のシンボル。

 完全に、ヨーロッパの模倣ですが、それでも北浜の品格を保つのに、一役買っているのでは。

 その姿は威風堂々。

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 背後にある、中央公会堂周辺の木々も色づき始めていました。

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 橋のたもとでは、川をみながらお茶をする人達がみえます。たまには、こんな所でゆっくりする、余裕も必要かもしれません。

 近くにある会社を訪ねたのは、土佐堀川沿いに建つテナントビルへの移転計画のため。

 残念ながら当社ではありませんが。

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 何処に会社を置くかは、経営者の自由です。

 またどの会社で働くかも、働く人の自由です。

 1時間圏内に、三田と北浜があるように、日本には、本当に多種多彩な街があります。

 その中で、経営者が選んだ場所に建つ、働く人が響いた会社で、人は日々の営みを送るのです。

 設計事務所の良い所は、前向きな人達と深く関われることです。建築を考えている人で、ネガティブな人はほぼ居ません。

 およそ、アトリエ系のイメージとは遠い平野で15年程やってきましたが、川が見えるアトリエは昔からの目標でした。

 小さな土地でもいいので、できれば自社ビルを。

 感化され、ひとつ花火を打ち上げておきます。