今朝は、晴れ着姿の新成人を見かけました。
素晴らしい天気で、まさに成人式日和。是非、社会に求められる仕事人になって欲しいと思います。
打合せ前、神田あたりを回ってきました。皇居の北側、お濠沿いに建つのがパレスサイドビルディング。
日建設計の林昌二が担当で、1968年に完成しました。
皇居は日本で一番大きな個人住宅。外周には信号がなく、ランナーにとって最も走りやすい道でしょう。
パレスサイドビルディングは名前もダイレクトですが、建物も明快です。
水平ルーバーと、竪樋を連続させたファサード。そして機能部は円柱に全て納まっています。
近代建築のメルクマーク(指標)となったと、建築書にはあります。
初めて訪れたのですが、写真でみるより圧倒的に美しい建築でした。
そのまま永田町まで移動。
最高裁判所は、昨秋亡くなった岡田新一の最高傑作。1974年の完成です。
国会議事堂も初めて訪れました。皇居の西に位置します。
皇居=江戸城は東京の中心です。当然、都市計画も、それらを軸線として考えられました。
司法、立法、行政が一帯に集中しており、物騒な事件が続くなか、機能分散が急務であることは間違いありません。
新聞では、阪神淡路大震災の年に生まれたのが今年の新成人とありました。私にとっては社会人1年目でした。
大阪市内の実家、3階に私の部屋はありました。鉄骨造だったこともあり、あの朝はかなり揺れました。しかし、すぐ二度寝。
東京の友人が、心配して電話をくれましたが、適当な応対で切り、再び寝ました。
毎日仕事が遅く眠かったのと「電車が止まって、休みになればいいのに」と思ったのを覚えています。
立派な仕事人に、などと書きましたが、全く立派ではない社会人一年生でした。
でも大丈夫。仕事は想像を絶するくらい厳しいものです。よって、必ず成長させてくれるのです。働き、辞めさえしなければ。
頑張れ新成人。そして20年目の自分達。