子供と話そう -991-

 先週末は、東京オリンピック開催決定のニュースがありました。

 1998年、冬季の長野五輪の際は、独立して3年目で、時間もお金も無く。全く見に行けませんでした。今度こそ世界のトップアスリートを、自分の目で見たいと思います。

 反対に、宮崎駿引退のニュースは、複雑な気持ちでした。

 今日は昼から、ポートアイランドへ行っていました ポートライナーに乗ったのはいつ以来か。神戸メリケンパークオリエンタルホテルが良く見えます。

 なかなかかっこいいなと思いながら。

 元はダイエーの経営だったはず。そのダイエーがイオングループの傘下に入ったとのこと。

 それはそれで、何か寂しい気もします。

 ポートアイランドの中心あたりに、チャイルド・ケモ・ハウスという施設があります。小児がん治療中の子供達やその家族の為の施設です。

 病院は治療の為の施設なので、付き添いの人が寝るスペースはありません。それで、介護者は簡易ベッドや、ソファーベッド、酷い時には床でねる事になるのです。

 また小児がんは70%ほどが完治する時代になってきました。しかし治療には6ヵ月程の時間を有する場合が多いのです。

 また、治療中は外気との接触をなるべくさけなければなりません。その為、介護する家族は僅か3、4畳の空間の中で、暮らしの全てをおくるのです。

 そのような体験をし、かつ娘さんを失ったお母さんが、この施設立ち上げのプロジェクトの中心になったのです。

 実際に病院を使う人の意見が多く取入れられています。天窓は、ベッドで過ごす時間が長い子供達にとって、最高の景色を与えてくれるでしょう。

 私の娘も1ヵ月以上入院したことがありました。妻も同じ様な体験をしています。

 その際に、小児がんと戦う子供達の姿もまじかに見ました。

 このような施設は日本ではここしかなく、この年末に初めてオープンするのですが、費用の多くが寄付で賄われているそうです。

 宮崎駿は「アニメは子供の為にあるもの」と言いました。少子化の時代に入り、子は宝という言葉がさらに重みを増してきます。子供は未来で、人類の希望であるのは間違いありません。

 気持ちだけ寄付してきました。また、チャリティーグッズも買ってみました。これがなかなかいいデザインです。

 それを買う時、子供のサイズが分らないのです。結局、適当に2種類かって来ました。今日は帰って、子供と話でもしようと思います。