午睡をむさぼるなら

 昨日は、京都の伏見へ行っていました。

 所用を終え、近くの宇治川まで歩くと、夏のような日差し。

 川沿いに、なかなか立派な建物がありました。

 月見館は、登録有形文化財に登録されている温泉旅館でした。

 敷地内に古い船が置いてあり、webサイトで見ると説明がありました。

 淀川三十石船は、江戸時代の市民の足として大阪と伏見を結んでいた。

 三十石の荷が積めるところからこの名が付く。約45kmの行程を、上りは12時間、下りは6時間程で行き来する。

 概ねこのような内容でしたが、上りは綱を引いていたようです。

 竜馬もこの船に乗り、幕末の世を駆け回っていたのでしょう。その船が綱で引かれていたとは。

 大阪の船着き場、八軒家は現在の天満橋です。その間、京阪に乗れば40分弱です。

 実に20倍のスピードですが、その位かと言う数字でもあります。

 ただ、京阪特急の乗り心地は抜群です。新幹線の2時間半より、京阪の40分。適度に時間も掛かり、昼寝をするのにもってこい。

 午睡をむさぼるならおけいはん、なのです。