安らかに

 昨年末、12月30日に中学、高校の第1回目の同窓会を開催しました。

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 2年前、ミニ同窓会を開いたところ、30数人が集まり、次は全体でという事になったのです。

 世話役の代表を安請け合いしてしまい「目標、100人!」と意気込んでいたのですが、6人の世話役で頑張った結果は、50人でした。

 それでも、何人もの仲間や先生から、「楽しかった、またいつか開催して!」という声を掛けてもらい喜んでいました。

 ところが一昨日母校から、参加頂いた先生が急逝されたという、連絡が入り愕然としました。少し痩せたかなとは感じていましたが、年末にはお元気で、乾杯の発声や、スピーチまでお願いしていたので、まさかという気持ちでした。
 お通夜に行くまで、いらぬ負担を掛けたのでは、という気持ちもありました。帰り際、先生の奥様にお悔やみを申し上げたところ「年末は楽しかった、楽しかった、と言っておりました。思い出に持って行ったと思います」と。

 こみ上げるものがありました。決して誉められた生徒では無かったので、迷惑を掛けた記憶ばかりです。卒業後16年間、母校へ行ったこともありません。もし昨年末に同窓会が無かったら、もうその先生とは会えなかったということになります。「時間ってそんなに余ってないんヤ・・・・・」。

 人の死は悲しいものですが、自分の生と向き合う数少ない機会でもあります。私の場合、その結果は大体いつも同じで、日々を丁寧に、という所に行き着きます。

 そして今日は、先生のゆっくりとした語り口の授業を思い出しながら、「反省することはあっても、悔いの無い人生を!」を今年の目標に追加です。