小説家、開口健、そのヒトが大好きで良く読みました。
『輝ける闇』などの名作と共に楽しいエッセイが数多くあります。この休みに『オーパ』などの旅行記を読み返していました。
その旅行に同行したカメラマンとの会話をいくつか。
「ええか、男はナ、自分の財布で飲むんヤ。
それでなければ身につかへんのヤ。
男になりたければ、そうするんやデ。
上を見て生き、下を見て暮らさないかん。
そういうこっちゃ。」
「金を儲けようとすると逃げていきよる。
結果として手にするんならええんヤ。
そんなもんより名だ、名を惜しむんヤ。
いいか、いい仕事をしなくてはいかんゾ。」
「釣りでも、食うことでも、飲むんでも、オンナでも、
なんでも徹底的に、これでわかった、もう結構というまでに
トコトンやるんヤ。そうしているとある瞬間、なにかがピカッと閃く。
それで本当にそれがわかったとうこことなんヤ。
量は質に転化するもんなんやデ」
何か元気がでてきません?