カテゴリー別アーカイブ: 04 建築

地元愛、ワールド記念ホールと神戸らーめん第一旭‐2246‐

先週末は港神戸へ。

ポートライナーを、市民広場駅で降ります。

車窓からはワールド記念ホールが見えてきました。完全にラピュタにでてくるオームです。

設計は、組織事務所の昭和設計で1984年8月の完成。

昭和設計のWebサイトにあるように、竣工当時は鈍色の外観がかなりの迫力です。

屋根部分はコールテン鋼のようで、鈍色から赤錆色の現在へと変化したとありました。

コールテン鋼で合っていれば、表面を錆によって保護していることになります。

組織事務所としてはかなり思い切ったことをしているなと感心したのです。

そのすぐ北にある、神戸国際展示場にやってきました。

「ワールド アトリエセール」が目的でした。

アトリエ的には行かない訳にはいかないだろうと(笑)

ワールドはポートアイランドに本社を置くアパレルブランドです。

妻の誕生日ということもあって初めてやってきたのですが、順番待ちの列を見て若干ひるんでしまいました。

ただ、思ったより待ち時間は少なく、10分くらいで中に入り1時間半程買い物をしました。

かなりの数のブランドが入っており、女性にはお得な感じがします。

出口付近では、B級品のセールをしていたり、飲食の販売もあり、お祭り感もあります。

人出はかなりのものだったので、早めに購入してレジを済ませたのです。

久し振りに三宮まで出てきたので、ちょっと何か食べようと探してみました。

第一旭、三宮本店が近くにあると分かり、寄ってみました。

ラーメン通ではない私でも、何となく聞いたことがあります。

16時頃なので店内も空いています。

メニューをみるとラッキーなことに15時~18時はサービスメニューがあります。

妻は「Aラーメンにちょっとチャーシュー入り」で800円。

「ちょっとチャーシュー」とはいえこの感じ。

かなりのお得感でした。

私は醤油チャーシュー麵960円。

もう十分すぎるボリュームでした。

千円の壁の寸前でとどまってくれることに、心から感謝します。

ラーメン通ではない私達でさえ名前を知っていると思っていたら、神戸らーめん第一旭と、京都本家第一旭があるようです。

さらに調べてみると、もっこすの中華そばに影響を与えたとか、本家第一旭たかばし本店も同系列とか……

このあたりは、競馬を好きな人が血統を見てワクワクする感じなのでしょう。

どこで名前を覚えていたのか分かりませんが、神戸らーめんを十分に堪能しました。妻孝行な週末だったとしておきます。

ワールド記念ホールは、神戸市が設置したものですが、ワールドからの寄付金20億円がもとになって建設されたそうです。

最近多いネーミングライツによるものではなく、神戸市が付けた名称ともありました。

ワールドも第一旭も地元に対して大きな貢献をしていることは間違いありません。

一番近くの妻孝行は大切ですが、家族孝行、親族孝行、大阪孝行、日本孝行と、上には上がいくらでもあります。

しかし、一番近くへの孝行ができない人に、世界孝行ができる訳もありません。

何度も誓ったことですが、まずは8月25日という今日を精一杯生きるしかありません。

ちょっと出かけると色々なことが起こります。

私は根っからのお出掛け好きなのだとも思います。

■■■9月28日(日)地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」内覧会開催■■■

■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■

水と戦い、ともに暮らす‐2242‐

昨日、「上町のアトリエ付き住宅 〈リノベーション〉」の【ゲンバ日記チャンネル】Episode5を公開しました。

2階アトリエの移転は完了していますが、本棚だったり、机だったりを取りつけながら完成を目指しています。

3階の仮設キッチンが、ようやく最終形のキッチンに入れ替わりました。

本当に色々ありましたが、ようやくゴールが見えてきました。

今日は山の日で休日でした。

ただ、エレベーターのあるリハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」は、お盆休み中に既存棟の最終工事が残っています。

すぐに応対できるよう、私は大阪で待機しています。

ですが、ちょっと買い物へと、イオンモール大阪ドームシティへ行ってきました。

東側を流れるのは木津川です。

こういった景色も含めて、川沿いらしい雰囲気です。

木津川は、少し南で東から流れてくる道頓堀川と西に流れる尻無川と十字路のようになっているのです。

東側にあるのは道頓堀川水門ですが、かなりモダンなデザインです。

施工は竹中土木だと分かったのですが、設計が誰なのかは分かりませんでした。

大阪市のWebサイトに以下の説明がありました。

平成12年(2000年)完成。東横堀川水門(ひがしよこぼりがわすいもん)とあわせ、高潮防御機能、水質浄化機能、舟運活性化機能などの役割を果たしている。木津川の対岸にある京セラドーム大阪周辺の景観を配慮した設計となっており、近未来的な外観デザインが特徴的である。

高麗橋のすぐ南にある、東横堀川水門とを上げ下げすることで、潮位差を利用して、水を浄化させているそうです。

潮位差が大きい時は、船の航行ができないので、2重水門内で待機し、水位を合わせるともありました。

大雨対策や高潮防御の役割もあり、美しさと機能を備えた水門でした。

八百八橋の大阪ですから、水と戦い、ともに暮らしてきたことは間違いありません。

九州からは、水害のニュースが届いています。

気候変動によって、その猛威はレベルをあげていますが、何とかうまくやっていく方法はないものでしょうか。

あるクライアントの奥さんが佐賀の出身で、水害、台風に対しての備えは、全く違うレベルの意識があるそうです。

最近は、降る時は一気です。

何とか被害が最小となることをお祈りするしかありません。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■

■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■

チョッコレート‐2241‐

先月の中頃ですが、久し振りに高槻へ行ってきました。

高槻中学・高校へ通っていた時は阪急でしたが、この日はJRの高槻駅へ。

妻の実家が高台にあり、家族3人で泊めて貰いました。

理由は、土間工事のために自宅に居れなかったからです。

昼食は冷やしうどんを出して貰いました。

小麦から拘った麺とのこと。

普段、ほとんど麺は食べないので、滅茶苦茶に美味しかったです。

義父は家庭菜園もしているのですが、今年は暑すぎてブドウの成長も遅いそうです。

高槻は、大阪と京都の中央あたりに位置し、多くの人口を抱える衛星都市です。

その立地の良さから、企業や工場も沢山あります。

国道171号線から見えるのは歯ブラシや歯磨き粉のサンスター本社。

その隣には、板チョコ。

171号線とは反対側の、JR京都線から見た景色です。

明治なるほどファクトリー大阪の南面はこの外壁というかオブジェというか、なかなかのインパクトです。

「♪チョッコレート、 チョッコレート、 チョコレートは明治♪」 

あのCMは耳に残って離れません。流石は明治製菓です。(何が?)

かなりの大きさで、全体が見えるのはこのくらいの角度になります。

この夏、チョコレートも溶ける暑さですが、こちらは全く問題ありませんでした。

一泊させて貰い、翌日は朝から仕事があったので、早朝のバスで自宅に戻りました。

大阪と比べると、2、3℃は涼しいですが、それでもエアコン無しで寝るのは無理だそうです。

この時期、店頭に板チョコを並べるだけでも大変だと思います。

材料の高騰もありますが、物流に掛かるコストも大きいでしょう。

チョコレートの原料、カカオ豆はアステカ帝国を滅ぼした、スペインの征服者、コルテスによってスペインに広められました。

古代メキシコでは、カカオ豆からつくるチョコレート飲料が珍重されました。また、カカオ豆が貨幣となるほど価値のあるものだったのです。

時代が時代なら、王か貴族くらいしか食べられなかったのがチョコレート。

庶民が数百円で食べられると知ったら、アステカ帝国の国王はどんな顔をするでしょうか。

暑くはなりましたが、良い時代でもあるのです。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
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■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■

全てはこの1枚のために、建築確認の検査済証‐2237‐

今日は、最終盤の地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」の現場へ行っていました。

晴れた日には、白い外壁と、シルバーの庇が良く映えています。

屋上からの景色も素晴らしいものでした。

スタッフエリアのカウンターからも楽しめるようになっています。

この計画が大変だったのは、増築だったからです。

この渡り廊下で、既存クリニックと繋がっているのです。

規模が大きくなったので、既存クリニックに法が訴求し、新たな設備を追加したり、既存建物が現行法規に合致していることを証明する必要がありました。

先週の建築確認の完了検査の際、ベテランの検査員の方が「増築は新築の5倍は大変だったでしょう」と。


この苦労を理解できるのは、審査機関の方だけかもしれません。

福祉のまちづくり条例の検査も同時に実施。

小便器の一番低いところは35cmより低くないといけないと、条令に明記されているのです。

これはほんの一端ですが。

続けて、消防の検査も実施。

感知器等をチェックしていきます。

全て合格し、検査済証を取得できました。

こちらが、建築確認申請の検査済証。

こちらが、消防設備等検査済証。

2023年の9月に「ささき整形外科デイケアセンター」完成後に相談を受け、ようやくこの日を迎えることができました。

普段法規制を意識することはあまりないと思いますが、建築家の仕事は、安全、快適、美しさなどと共に、法規をクリアしなければなりません。

正直、最後の部分は前の3つを実現するために、仕方なしに頑張っているというのが本音でしょうか。

ただ、その分クリアしたときの気分は結構よいのです。

全てはこの1枚のために。

新築の場合はそこまで難易度は高くありませんが、増築につき、そんな気分です。

今夜は、全てはこの1杯のために。ひとりで祝杯をあげるつもりです。

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絶妙、ケユカ‐2231‐

今日17時頃、兵庫県の太子町を出ました。

地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」の定例会議でした。

ようやく足場が取れたので、また【ゲンバ日記チャンネル】もUPしたいと思います。

大阪駅まで戻ってきたのは19時半でした。

夏至を過ぎたばかりなので、まだ日が残っています。

グランフロント前の喧騒とは、全く違う景色の地下1階です。

緑のくまが見えています。

地上から、地下へ水が流れる景色は、目にも涼やか。

しかし実際は、湿気十分の熱風が吹き下ろしてきます。

景色と熱風のコントラストが、より体感温度を上げるのです。

今日も本当に暑い一日でした。

その脇にあるケユカ。

建築金物のメーカー、カワジュンが立ち上げたブランドだそうです。

カワジュンは、インターホンを隠すカバーをよく使っています。

レバーハンドルや、戸当たり金物もセンスがよいなと思っていました。

妻が評判を聞きつけて、買い物するのに付きあったのですが、ついこのマグカップを買ってしまいました。

合せて、このボトルも。どちらも990円です。

非常に使い勝手がよいのです。

まず、汚れるとやっかいなパッキン類を、最小にする努力を感じます。

取り外しもしやすく、かつ密着するギリギリを狙っているのも伝わってきます。

こういった生活雑貨は、無印良品という先駆者であり大巨人がいます。

多くのブランドがそうであるように、意識しない訳にはいきません。それは、ケユカからも感じましたが、合わせてオリジナリティも感じたのです。

蓋付きマグカップやボトルに関しては、ホームセンターなどで売っている2、3千円くらいの物を買ってみたのですが、しっくりきていませんでした。

その点でも、絶妙な値段設定だと思います。

何より、思わず手にとってしまった一番の理由は、フォルムと色だと思います。

そこを徹底せずに、良いものが生まれてくることはないと思います。

このタイプのグレーは本当に繊細で、赤味と黄色味の配分で、すぐに品を失ってしまうのです。

今回の満足で、ケユカに対する私のブランド価値は大きく上がりました。

と言うか、すでにファンになっているのだと思います。

1号店は2000年とありました。

すでに四半世紀の実績があるにも関らず、全く接点がなく失礼しました。

これからは注視していきたいと思います。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
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物、移動、風景、街、そして人‐2227‐

今日は朝から地域のために、リハビリ棟を増築「ささき整形外科クリニック」の現場へ行ってきました。

JR大阪駅から新快速に乗る際、山側に座るか、海側に座るかは大問題です。

山側の席からは、六甲の山並みが楽しめます。

駅越しの景色もそれぞれ特徴があるものです。

一方、海側の魅力は、やはり海。

須磨あたりから明石海峡を越えたあたりまでが見所です。

それで、晴れた日はどちらに座るか、かなり迷うのです。

加古川の手前、稲美あたりは文字通り美しい田んぼが広がります。

海側に「いなみため池ミュージアム」という看板が見えています。

東播磨らしい景色を楽しめるのです。

現場のある太子町は、西播磨に属します。

このあたりも平野の広い穏かな景色が広がっています。

左の「ささき整形外科クリニック」は私の設計ではありませんが、右の「ささき整形外科デイケアセンター」は私の設計です。

「ささき整形外科クリニック」のリハビリスペースが足りなくなり、院長は増築を考え始めたのですが、その計画を任せて貰ったのです。

フルリノベーションはかなりの数を経験しましたが、これだけ本格的な増築は初めてでした。

なかなか、歯ごたえ十分の計画ですが、間もなく足場がとれるところまでやってきました。

院長からは、リハビリスペースの拡張と共に、スタッフの皆さんがリラックスできる空間を作りたいという要望もありました。

近隣に高い建物がないので、増築棟の3階、4階からの景色はなかなかのもの。

4階の外部空間や、3階のカフェのような空間を楽しんで貰えたらと思っています。

完成すれば、「ささき整形外科村」と言えるようなエリアになります。

今年に入ってからも、色々な場所で、様々な計画の相談がありました。

物、移動、風景、街。

私の好きなものです。

ここに人を加えると、建築設計の仕事そのものと言ってよいかもしれません。

全てが実現するかは別としても、色々な場所で様々な計画を相談して貰えることは、建築家冥利につきます。

その計画を思い描いている時が、私の人生の中で最もワクワクする時間なのだと思います。

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関西万博<後編>ガンダムで締め‐2225‐

日曜日にはじめて訪れた、関西万博の後編です。

ほとんど予備知識無しにいったので、気になった建築をピックアップしてみます。

日本館はいい感じですが、ややさっぱりしているなあと思っていたら、日建設計の設計でした。

ただ、デザイナーの佐藤ナオキのプロデュースでした。

万博らしい建築だなと思ったのはシャインハット。

伊東豊雄でした。

1970年の万博を意識したとありましたが、確かにクラッシックな感じがします。

東ゲートから入ると、大屋根リングをくぐると正面に見えてくるのが、左からフランス館とアメリカ館。

それぞれ、大国の威信をかけ、有名建築家の仕事ですがそこまでのインパクトは無かったでしょうか。

すぐ近くにある、マレーシア館は隈研吾だろうなと思ったらその通りでした。

永山裕子が2つのパビリオンを設計していて凄いと書きましたが、隈研吾に至っては4つを担当していました。

その数字を見ても、彼が現時点で日本のトップ建築家であることは間違いありません。

ただ、レジェンドも黙っていません。

飯田グループホールディングス✕大阪公立大学のパビリオンは高松伸の設計です。

今回、安藤忠雄の作品がないなか、76歳での担当は流石です。

西ゲート近くにはミャクミャクとよしもと館。

そしてパソナグループ館。

らしさがでていて、良かったと思います。

アイデア賞はタイ館でしょうか。

半分だけで全部とは笑ってしまいました。

夕方になり列が短くなってきたので、少し並んで入れそうなパビリオンに入ってみました。

ロシアとイランに挟まれ、天然資源に恵まれた国です。

アゼルバイジャン館はスイスの設計事務所ベルプラット・パートナー。

内部は、360度スクリーンに写される映像ショーがメインです。

続けて、会期中に完成したインド館へ。

かなり混んでいましたが、入れたのをよしとしなければなりません。

少し後には、再び入場制限をしてましたから。

ただ、並んで入るほどでは……

この情報化社会です。面白いところが、簡単に空くことはないはずです。

西ゲート近くには、実物大ガンダムが。

目が光り、胸から煙をだす姿をみるだけで満足です。

一日歩き回ったので、ドローンショーはパスして帰ることにしました。

天気は雨が降ったりもしましたが、最後は夕焼けに。

この日の入場者数は12万6千人。収支ラインは約15万人とのことですが、これくらいが目一杯ではと思いました。

残念ながら、パビリン内部に入れたのは数えるほどでしたが、大屋根リングとガンダムはよかったです。


建築設計を生業とするものとして、1970年の万博の年に生まれ、55年後に向かえたこの地元開催で、全く関われなかったことに悔しさはありますが、おおいに刺激を受けました。

私にとっての関西万博はこれで終わり。

日常に戻って頑張っています。

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関西万博<前編>やっぱり大屋根リング?‐2224‐

昨日の日曜日、ようやく関西万博へ行ってきました。

11時からの入場枠でしたが、夢洲駅はかなりの人でした。

噂通り、東ゲートはかなりの列でしたが、それでも並んだのは35分くらいだったでしょうか。

入場すると、まずは大屋根リングが出迎えてくれます。

設計は藤本壮介。

開催寸前まで、行くかどうかも決めていませんでしたが、折角の地元開催ということで、7月18日まで1回入場できる前期券を寸前に購入しました。

事前にいくつかのパビリオンに入る権利を持っていたのですが、2回の日程変更でそれらは消滅。

よって、基本は歩いて、歩いて、歩くのみのウォーキングデーになったのです。

大屋根リングはかなりの迫力で、海にせり出したこのあたりの景色が一番気に入りました。

まったく事前調査はしていませんでしたが、それでも耳に入ってくるのは、こちらのパナソニックグループパビリオン。

設計は、永山祐子。

ウーマンズパビリオンも同じく永山祐子の設計です。

2つのパビリオンを設計しているのです。凄い、の一言につきます。

「コモンズ」は、小さなブースが集まったパビリオン。

このスペースで、1国を紹介するのはちょっと大変でしょうか。

反対に、シグニチャー館のひとつ、落合陽一プロデュースの「Null2」は、外から見ただけでも流石だなという感じでした。

以前の万博において、建築は主役でもありましたが、その役割は大きく変わっていくのだと思います。

仮設であることが大前提ということは、建築との相性が決して良いと言えないからです。

岡本太郎の太陽の塔や、前川國男設計の鉄鋼館は現存していることからもよく分かります。

当日、空きができると募集するパビリオンがいくつかあり、「電力館」だけ入場することができました。

入場すると卵型の装置を首からさげます。

そして色々な体験をし、その情報がその装置に記録されるしくみです。

最後は、圧巻の照明と音楽のショーで締め括られます。

ニュースで、皇族の愛子様も体験した、結構な人気パビリオンですが、妻が当日の応募で何とか確保してくれました。

十分凄くはありましたが、ディズニーランドやUSJを体験している今の世代の人たちは、万博に何を求めるのだろうと考えていました。

そうそう、こちらも何度か話題になっていたネパール館。

まだ工事が続いているのか、もう諦めたのか分かりませんが、天井の断熱材がむき出しでした。

正面にあるこちらの像は、「べー」と舌を出しているようにもみえます。

こんなことも含めて万博なのでしょう。

雨も少し降ったこともあり、「大屋根リング」が一番楽しめたでしょうか。

誰にも頼まれていませんが、私ならもう少し海を取りこみたいと思ったのと、大屋根の中央にある白いシート部が気になりました。

元の設計ではこの部分は解放されていたのかなと考えていました。

この日の入場者数は12万6千人。最多ではないものの、かなりの人数だったようです。

次回の木曜日の後編で完結したいと思います。

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職人の道具と、本当の天才・長嶋茂雄‐2223‐

6月3日、長嶋茂雄さんがお亡くなりになりました。

王さんの現役時代は、はっきり覚えていますが、ミスタープロ野球の現役は記憶にありません。

1974年の引退なので私は4歳。残念ながらすれ違い世代なのです。

そんな世代でも、その多大なる影響力はヒシヒシと感じていました。

多くのメディアが特集をするなか、一番心に残ったのがこの言葉です。

「自分の持っているもの、そのすべてを出し切ったら、悔いのない一生になるはずです」

母校、立教大学の後輩へ送った言葉ですが、何と奥深い、愛情のある言葉なのかと感じ入ってしまいました。

造作建具も、造作家具も、大量生産品があまりにも安価なので、採用する機会が減っています。

しかし、現在キッチンを造作しており、その制作現場へ潜入してきました。

大阪市内、かつ地下鉄の駅がすぐそばで「こんなに駅チカなの」と驚いてしまいました。

1階の作業場ではそのキッチンの組み立てをしている最中でした。

一番奥にはプレス機があります。

2階には、ホームセンターにあるような巨大な切断機も。

機械を見るだけでワクワクしてきます。

3階でも、2人の職人が作業中でした。

奥にはベテランが1人。

手前の若い職人は、カンナ掛けをしていました。

思ったような削れ方をしないのか、金づちで刃の加減を調整し、再度細やかな仕事をしていました。

それを見ているだけで、来た甲斐があるというものです。

金額調整で既製品を選択しなければならない場面は多々ありますが、もう少し粘り強く減額案を考えようと思ったのです。

ノコの刃、カンナ、砥石と、整理整頓された道具に職人魂が見えるというものです。

長嶋さんの言葉で、2番目に心に残ったのは次の言葉です。

「僕はバットは何でもいいんですよ~!」

王さんが、ずっと同じバットにこだわっていると言ったすぐ後の発言です。思わず頬が緩んでしまいました。

イチローも落合も、そして今年バットを1インチ長くした大谷も、皆バットにはかなり繊細なこだわりを持っているはずです。

その中で「何でもいい」とは、全く別次元で、聞いたことがありません。

本当の天才が、そこ抜けの明るさで、誰もを魅了し続けた一旦を垣間見ました。

誰もが長嶋さんになりたい、でもなれない……

心からご冥福をお祈りいたします。

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知恵と無いお金を振り絞って、家具選び‐2218‐

日曜日は万博の予約をしていましたが、雨予報を見て延期。

結局、天気は好転しましたが、キャンセル済みだったので、心斎橋あたりで家具を見て回ることにしました。

アトリエから長堀通を西へ向かうと、色々な店があります。

松屋町まではかなり下っていて、景色に変化があって楽しいのです。

松屋町筋は人形が有名ですが、この時期は花火も沢山売られていました。

まずは、堺筋から2ブロック西にあるリーン・ロゼショップへ。

フランスのブランドですが、シャープなチェアもありました。

そのまま心斎橋筋を越え。

御堂筋の西側にあるカッシーナまでやってきました。

入口では、ル・コルビュジエらによるデザインのLC1、スリングチェアが出迎えてくれます。

現在、カッシーナのサイトでは「LC~」という表記はありません。

1928年の発表ですが、おそらく権利の問題なのだと思います。

奥には、茶色のLC2。

そしてLC4ことシェーズロング。

空間を邪魔せず、主張があり、何より快適なのが、世界で愛される理由でしょう。

寝心地は抜群です。

2階にはキャブのアームチェア。

こちらは、「seiundo」で採用しました。

しかし住宅のダイニング用ならノーマルなキャブでしょう。

マリオ・ベリーニが1977年に発表した傑作です。

スチールのフレームに革のジャケットを被せるという発想が、男子の心をとらえて離さないのです。

こちらはトーマス・リートフェルトの名作、1934年発表のジグザグ。

以前は、レッドアンドブルーの展示もありました。独特の形状ですが、結構座り心地が良い事に驚いたものです。

チャールズ・レニー・マッキントッシュがヒルハウスのためにデザインしたラダーバックチェア。

1902年の発表です。

建築の教科書にでてくるようなチェアが実際に販売されています。

なので金額は勿論それなりです。

その後、歩道が広くなった御堂筋を南にくだります。

千日前通すぐ北のボーコンセプトまで回ってきました。

色々な住宅、オフィス、商業施設で家具をセレクトしてきました。

しかし今回、自宅の家具を決めなければなりません。

実は、子供の勉強机とチェアだけは11年前にすでに購入済みです。

Vitraの.04(ゼロ・フォー)をセレクトしました。

長男は机だけ東京に持っていき、チェアはこちらに置いています。この時も、かなり悩みました。

チェアやデスクが実際に触れるもの。出所の知れた、本物を選ぶに越したことはありません。

しかし、それらは先に書いたとおり「それなり」のお値段です。

自邸に何を選ぶのか……

自分でデザインする場合を除けば、ある意味、建築家にとっては究極の選択を迫られているようなものです。

知恵と無いお金を振り絞って、決断したいと思います。

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