前回、後輩とそのフィアンセの事を書きました。
すると、私の所に「お祝いを伝えて」というメールが届きました。新しい仲間が増える、良い事が起こるのは、やはりい良い事です。
お祝いにシャンパンを持って行っていたのに、渡すのをすっかり忘れていました。すぐに送っておかないと……しかし、手土産というのは意外に難しいものです。
飲みやすく、のど越しも軽く、とても美味しかったのです。本当に有難い事だなと思います。
こういうことに手慣れた人は、さらっとそういう事ができ、ホスピタリティーに溢れている人が多いと思います。
反対に、私が知人宅を訪問する時。妻に「お土産はどうする」と聞かれます。ほとんどの場合、何も考えていません。全く駄目なのですが、少し理由もあるのです。
働き始めた時の給料は10万円位でした。仕事も出来ないので、十分有難いと思っていました。
その2年後独立しますが、更に経済的な厳しさは増します。とりあえずお腹が一杯になれば良いという考えで、納豆ご飯をつくり、それをおかずに、白いご飯を食べる。そんなことをしていたのです。
開高健はそんな暮らしを「手から口への生活」と言いました。それは30歳過ぎました。
全く苦はありませんでしたが、誰かの家に呼ばれたとき、正直「何か買っていかないと」という考えは、浮かばなかったのです。
そんな考えが、違っているなと思うきっかけになったのは「サロンのある家」のご夫妻と会ってからです。
この夏も、久し振りに招待頂きました。
この日もご馳走になった上、子供達には「レゴ」のプレゼントまで。
その時間をどう楽しいものにするか、もてなすか。ご夫妻、お子さんも含めて、そういう心根になっているのです。
今までにどんなストーリーがあったかは、もし良ければ2008年4月の話を。
ビールを冷やすだけでも、違います。
美味しそうなのです。
先日扶桑社より発売された、『MY HOME100選 Vol.11』には「サロンのある家」が掲載されています。
表紙に屋上でシャワーを浴びている写真があるのですが、それがご主人です。撮影は5月だったのですが、カメラマンのリクエストに快く、むしろ乗り気で応えてくれたのです。
結局「どう思われるか」に拘っていて「何をしてあげたいか」とう考えが無かったのだと、夫妻をみて分りました。
手土産初心者は中級レベルを目指します。
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■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』■■■ 7月8日(日)「匠」として出演しました