名は体を表す

 昨日は、ASJの建築家展に参加していました。
 

 会場は、和泉佐野市役所すぐ南にある泉の森ホール。

 泉佐野市は、今朝の新聞でもネーミングライツ問題で取り上げられていました。

 「時の市」とも言えるでしょうか。

 土地の名前、読み方、漢字などは、その変遷やストーリーに意味があるもの。

 今、財政難だから名前を売ります等、あり得ない話です。

 ヨーロッパのサッカーチームや、メジャーリーグのように、日本の野球やサッカーのチーム名から、企業名を外してはという論議まである中、完全に倫理観が逆行していると感じます。

 話題だけでも注目度が上がったという評価が、正しい経営をしている市町村の評価がを上回るなら、誰が真面目に仕事をするのでしょう。

 この件は賛否のレベルではない気がするのです。

 さて。建築家展は今回で4回目。

 大分慣れてきました。

 しかし慣れた時が何とかで、この日はあまり当事務所のブースに人が止まりませんでした。

 やや課題が残りました。

 森の泉ホールでも、キンシバイが咲き始めていました。

 この花は公共建築物にもよく植わっています。

 公共建築物に植わっているという事は、比較的タフで、手間がかからず、金額もそこそこという事です。

 そういった花は総じて葉が分厚く、風にそよぐというタイプではありません。

 好みと言ってしまえばそれまでですが、その中で、キンシバイは一際目をひきます。花弁の色が鮮やかで、初夏の訪れを伝えてくれる花。

 ただし、見ごろが過ぎれば、次は梅雨がやってきます。

 キンシバイはおしべが金の糸のように見えることと、梅ににている事からその名がつきました。

 名は体を表す、です。

 京都が財政難になったとして、ニンテインドウ京都市を名乗ったら、古都めぐり気分は台無しです。

 関空が、世界とつながる窓口だという事も含めて、泉佐野の市長はよく考えたほうが良いと思うのです。

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