日曜日は、朝から長男と関空へ。
子供というのは、大きい乗り物が好きです。中でも南海電車のラピートは人気があります。
どうせ行くならと言う事で特急券を買って乗ってみました。難波から片道1400円程で子供は半額。ひざの上なら無料だそうです。
車内は結構ゆったりです。かつ朝早めと言う事もありガラガラ。
デザインは建築家の若林広幸。以前、形が特徴的でアニメ鉄人28号を意識していると書いたのですが、間違いだったようです。失礼しました。
窓は楕円なので、車窓からの景色はこんな感じ。
38分で到着。子供連れには丁度良い、小旅行気分です。
建築が仕事なので書いておくと、関空の設計はイタリア人の建築家レンゾ・ピアノ。パリのポンピドーセンターも彼の作品です。
関空は国際コンペで勝ち取りました。フォルムはグライダーからイメージ。
しかし空港自体には展望スペースが無く、飛行機を見るなら展望塔に移動したほうが良いのです。シャトルバス100円で10分ほど。
滑走路の脇にあるので、離陸を真近で見れます。飛行機がフワッと浮く瞬間は、何と言うか自然な感じでは無いので、何度見ていても飽きません。マニアっぽい人が、多いのに少々驚きました。
そろそろクリスマス。昨年は長男へラピートのオモチャを買いました。今年は、どうも働く車のセットが欲しいようです。ブルドーザー、クレーン車、ショベルカーなど。
”大きくなったらショベルカーの運転手になる!”と言っています。仕事に貴賎はありません。
でも親はダメです。”うんうん、でもナ。仕事って色々あるから、すぐに決めなくてもいいンと違う?”とか言ってしまうのです。
しかし、良く見れば働く車ってかっこいいのです。プロレスラーのような太い腕に、ラガーマンのような足腰。機能美と言えるカッコ良さがあり、子供は敏感に感じ取っています。
それで”うんうん、そうやナ。そしたら、それを作る開発者になったらどうかな……”とか言わないほうが良いと分かりつつ。
私には持論があります。仕事においてのみ、親は一番大事な選択を間違える。
それは子を思うあまり、無難という魔力に取り付かれるから。あくまでも私の仮説ですが、自分にも言い聞かせ、心したいと思っています。