新年あけましておめでとうございます。
今年の3が日は、よい天気が続きそうです。
昨年末の12月30日、中学・高校の同窓会を開催しました。
会場は大阪マルビルの第一ホテル。
母校は中高一貫教育だったので、6クラス270名のほぼ全員が、6年間を一緒に過ごしました。
今回が第4回目で、59名の同級生と、5名の先生が参加。
64名の会になりました。
弁護士、テレビ局のプロデューサー、映画監督、注目ベンチャーの経営者、大学教授、監査法人、参加者の2割が医師という、本当に多種多様な職業についています。
2004年の第1回から、私が世話役の代表をしており、その関係で会の進行も兼ねています。
正式な同窓会を開催しようとなったとき、妙な男気をだしてしまったのが始まりでした。
しかし、やる以上はグループ等に関係なく、皆が来やすい、皆が楽しい会にしたいと思っていました。
まず日程まで分かりやすくするため、毎回、オリンピックイヤーの12月30日の開催と決めたのです。
教鞭をとる現役の先生は、ついに1人になってしまいました。
あの怖かった、体育の先生も60歳を越えてこの笑顔。
今回は、来年米寿を迎える、国語の先生が初めて参加してくれました。
こちらの先生、私の中1、中2の担任の先生です。
これまでも、招待状は出していたのですが、今回は体調が良ければ参加すると返事を頂いていました。
そして世話役の同級生が車で迎えに上がり、来場してくれたのです。
来られた際、「世話役をしています守谷です。覚えて頂いていますか」とご挨拶しました。
すると、「覚えてるわよ~、あんた喧嘩ばっかりして、悪かったものね~」と、満面の笑みで返して下さいました。
この時ほど、喧嘩をして良かったと思ったことはありません。冗談ですが。
会の趣旨に添うよう、先生も含めて参加者全員に1~3分の近況報告をしてもらいます。
毎回、3~4時間、ただこれをするだけの会なのですが、かなり盛り上がるのです。
全員がいつも舞台を注目している訳ではありませんが、先生をはじめ、要所要所を、当時の人気者達が盛り上げてくれます。
こちらの先生は、私が高1の時の担任です。
ある理由で、修学旅行の途中から、個室監禁の罰を受けることになった私。
帰りの電車で途中下車して、ある同級生の自宅に、一緒に謝りに行ってくれました。
こういうことを、恩師と呼ぶ理由にして良いのか分かりませんが、本当に感謝しています。
今回の近況報告で一番盛り上がったのは、こちらの先生による思い出話。かなりのレベルまで踏み込んだもので、大爆笑でした。
当時の人気者と書きましたが、私は人気者ではありませんでした。
彼らは部活の主将だったり、腕っぷしに一目置かれていたりと、いつも人の輪の中心にいる同級生達です。
彼に至っては、270名全員の卒業文集に目を通し、ネタを準備してきてくれました。大爆笑をかっさらって行きました。
しかしこの歳になり、その理由が、スポーツが出来るからとか、主将だからとかいうものではないことがよく分かります。
サービス精神と行動力が溢れているのです。
それを昔の仲間は皆知っており、困ると彼らを頼ります。
そして、必ず解決してくれるのです。
最後は胴上げされる先生まであらわれ、お開きになりました。
谷沢永一の言葉を借りてみます。
可愛気の次に人から好まれる素質、それは、律気、である。秀吉は可愛気、家康は律気、それを以て天下の人心を収攬した。律気なら努めて達し得るであろう。律気を磨きあげれば殆ど可愛気に近づくのである。
学生時代、あいつらの周りには、いつも人が居て羨ましいなと、思っていました。
そうでなかった理由は、可愛気も律義もなく、自分のほうばかり見ていたからだとよく分かります。そして、可愛気の最高品質を、結構見て来たので、私は律義を目指します。
この会の後ほど、清々しい気持ちになることはありません。4次会まで行き、朝4時まで飲んでいました。
この日はしゃべり続けて12時間。おつりが出るくらい楽しみました。
次回は2020年東京オリンピックの年です。
皆の前で、胸を張って近況報告ができるよう、まずは今年、そしてあと4年を頑張るのみです。
今年も全力で行きますので、この日記ともども宜しくお願い致します。