今日は天神祭り。
7月25日を過ぎれば、大阪の夏もいよいよ本番です。
日曜日は、朝からみさき公園のプールに行っていました。
岬町は大阪府の南端。海沿いに有り、西には関空も見えています。
関空はイタリア人建築家、レンゾ・ピアノの設計で、グライダーの翼をイメージしたデザインです。
しかし、遠く沖にあるのでなかなかその形を把握するのが難しいのですが。
みさき公園内にあるプールゾーンは「RIO」。
まもなくオリンピックが始まる、リオデジャネイロから取ったのでしょうか。
朝一番から、高速ウォータースラーダーに子供達は歓喜していました。
しかしこの日の目的は、イルカとのふれあい体験。
妻が電車の広告で見かけ、申し込んでいました。
イルカが賢い動物だというのは分かりますが、本当によく躾けられています。
握手したり、キスをしてきたり、決まりのポーズをすると、それに反応してくれるのです。
魚のようなヌルッとした感じは全くなく、冷たくない飛行機のボディのような感じが意外でした。
背びれに手をかけて一緒に泳がせて貰えます。
戻るときは、お腹の上に乗せて貰って。
娘の顔もちょっとひきつっていますが。
最後は自由時間で、時間が許す限り、一緒に泳がせてくれました。
「もし足をくわえて引きずり込まれたら」と疑っていたのが全くの杞憂に終わりました。
正直、私はプールが苦手です。
海なら、釣りをしたり、獲物を探したりと、いくらでも楽しめるのですが、何をしてよいのか分からない、というのが本音です。
しかし子供達は違います。
延々と逆立ちの練習をしていたり、只々でんぐり返りを繰り返していたり。
何時間でも遊んでいられるのです。
人生や仕事において、どこに行きたいかという目的が一番大切だと思っています。
その行く先さえ決まれば、航海を計画することが出来ます。後は出港という実行に移すだけ。
しかし、その目的がまだ明確ではない、または必要としない子供に、学ぶ意味を伝えるのはとても難しいことです。
「良い学校へ行けば、人生の可能性が広がるから」
「良い友人ができれば、互いに切磋琢磨できるから」
どちらも正しい理由です。
しかし正しければ、納得できるかと言えばそうでもありません。自分もそうでしたから。
カタカナ英語で「モチベーション」と言う言葉があります。一般的には「動機」と訳されます。
当社のイタリア人スタッフ、マルコと話していたら「興味」と訳しました。
動機と言えば客観的な感じがありますが、興味と言えば完全に自分のことです。
なかなか的確な意訳だと思いました。
どうすれば積極的に興味を持ち続けることが出来るのか。それは分かりませんが、何かしらの体験を通してのことだと思います。
ファンの人には申し訳ないのですが、それが、スマホの中で見つける動物ではないのは確かなはずです。