間もなく竣工を迎える「Ohana」。前庭に植える木を、買いに行って来ました。
当事務所でクライアントと待ち合わせ、309号線を車で南下します。
葛城山のふもとにある古川庭樹園 までは40分程。
簡単言うと庭木を売っている会社なのですが、まずは広大な敷地に圧倒されます。
この日も案内してくれた専務は、情熱とこだわりの人で、その話を聞くだけでも、楽しいのです。
クライアントと、あちこちにある木々を見て回りました。
そして出合ったのが一本のオリーブ。
色、立ち姿とも素晴らしいものでした。
オリーブの花言葉は「平和」と「知恵」だと教えて貰いました。
この会社、カフェも経営しています。
肩肘張らずに、庭を眺めながら食事のできる、優しい空間でした。
定休日にも係わらず、仕事に熱い専務は「お店も見て行ってよ」ということで、アイスコーヒーをご馳走になりました。
氏は、イギリスでガーデニングを学び、英国風をそのまま持ち込むのでなく、日本の里山文化と融合させたような、庭作りを出来ないかと、模索してきたのです。
クライアントとも意気投合して、お昼時も忘れて、会話が弾んでいました。
その後、オリーブを車に積んで持ち帰り、無事植樹を終えました。
詳しくはこちらのサイトで。
2人は何に意気投合したのか。
専務からすれば、合理主義のから言えば、無駄に見えるかもしれない前庭を、なんとか確保し、植樹する姿勢。更にその木を探しに、わざわざ来てくれた事でしょうか。
クライアントからすれば、僅か一本の木を探しに来たのに、これが良いか、あれが良いかと、一緒に探し回り、庭や木々に対する熱い思いを聞かせてくれた事、だと思います。
一所懸命仕事をしている人と出会い、スイングした時ほど幸せな時はありません。食べる糧としてだけでなく、仕事を通して何か出来ないか
と、考えている人はどんな時も情熱的です。
「Ohana」が、いつまでも街の人々に愛される写真スタジオになる事を、心から祈ります。そして、その一旦を担わせて貰った事を誇りに思うのです。