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一歩進むことであってほしい‐1414‐

 日曜日は、母校高槻中学・高校の文化祭定でした。

 ここ数年「頼れる卒業生による無料相談」に参加しています。

 しかし到着してすぐ、台風による警報が発令され、11時50分での中止が決定しました。

 懸命に準備をしてきた生徒にとっては本当に悔しいことでしょう。

 新校舎も完成し、更に工事も進んでします。

 また、今年から男子校から共学にかわりました。

 学校も時代に合わせて変化しなければならない時代なのだと実感します。

 今日は、昼から時間ができたので、娘とJRで京都へ。

 台風一過の快晴でした。

 水族館というリクエストと、昼から、連休の渋滞を避ける、という条件で、京都水族館にしました。

 確か昨年も台風中に訪れた気がします。

 京都駅から歩いていけるというロケーションは重宝するのです。

 ペンギンがあわただしいので、水上階へ上がってみるとエサやり中でした。

 コミカルといえばコミカルですが、食事ショーには微妙な感じもあります。

 イルカショーは梅小路公園を背にしたプールで、夕風に吹かれながら。

 最上部の席でリラックスしながらみました。

 これまで、子供と一緒に沢山のイルカショーをみました。

 ここでは「プー」と呼ばれるストローを割った笛を皆で吹くという演出があります。

 イルカと交互に笛を吹くという場面は一体感があり、なかなか盛り上がりました。

 小学校の低学年くらいまでならまだししも、高学年になれば、行きたいと思うところしかついてきてくれません。

 一方、足水をみつけると、さっさと靴下を脱ぎ入ってしまいました。

 まだまだ子供らしいところと、ここから大人へ向かっていくんだろうなという部分の、両方を持ち合わせているのが9歳、10歳くらいでしょう。

 最近、本当によくわかったのが、怒って何かをさせることはできないということです。

 このくらいの歳になると、いくら怒っても、脅しても、いうことを聞かせるのは無理です。

 あるクライアントがこんなことを言っていました。

 「僕は子供に、できることは何でもしてあげようと思っているし、買い与えていいと思ってるんです。ただ、大人になってからもそれを叶えたかったら、自分で努力してね。そういう考えかたなんです」

 以前は、それは私の考えかたと少し違うなあと思っていました。しかし、最近はよくわかる気がします。

 最終的には、自分がしたいと思うこと以外、行動が持続することはありません。

 ここなら行きたいと思って貰える景色をできるだけ沢山見せてあげるしか、親にはできないのです。

 この点は、考え方を大きく変えたつもりです。

 勿論のこと、私は完成品ではないので、変化しつづけるしかありません。

「一日生きることは、一歩進むことでありたい」

 日本初のノーベル賞受賞者、湯川秀樹博士の言葉です。

 できれば、それが進歩であってほしいと願うのです。