素晴らしきシャバの世界‐1207‐

 急遽、母校の文化祭に参加することになりました。

■10月3日(土)13:00-15:00高槻高校文化祭の相談コーナーに参加します■
3日(土)、4日(日)『大改造!!劇的ビフォーアフター』
 映像が紹介されます

 今日から10月ですが、生憎の雨。

 秋晴れが続いていましたが、雨がなければ食物も育ちません。

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 金色に染まりだす田を見て、実りの秋を実感します。

 「あちこちでお茶できる家」のご主人の家系には、代々の田が有りました。

 本業は別なのですが、この時期、刈り入れで打ち合わせが難しかった事を思い出します。

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 先週末、事務所に15kgの米袋が届きました。

「宝塚 RC打放しの家」の奥さんのお父様から、送って頂いたのです。

 仕事をリタイアした後、自分達が食べる、娘家族が食べる分を作っているとのことでした。

 申し訳なく思いましたが、先日刈り入れたばかりの、本物の新米です。スタッフの皆で分け、有り難く頂きました。

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 イタリア人のマルコは「今までこんな新しい米を食べたことがないので、とても甘かった」と言っていました。

 私の弁当も、当分の間は新米です。

 銀シャリと対をなす、くさい飯とは刑務所の食事を指します。

 刑務所の食事も、随分良くなったそうですが、勿論食べたことがないので分りません。

 しかし、銀シャリがシャバの象徴だった時代が長くあったのは事実です。

 先日、こんな話を聞かせてもらいました。

 プロ野球の世界、バッターの話です。

 100回の打席で、ヒットが20回以下 → 年棒 0円

 100回の打席で、ヒットが25回   → 年棒 2千万円

 100回の打席で、ヒットが30回   → 年棒 1億円

 100回の打席で、ヒットが35回   → 年棒 5億円

 何れもプロの選手ですから、野球は上手いのです。しかし、100回の打席で、5回、6回の差で、年棒は0円になってしまいます。

 10回違うと、0円と1億円の差。

 「これこそが、私達の生きるシャバの世界ですよね」と。

 この話を聞いてハッとしました。

 プロ野球の世界を特別なものと見ていましたが、全く同じ世界に、自分達も生きているのだということに。

 「くさい飯」も「シャバ」も俗語で、好ましい言葉ではありません。

 しかし、長男がこよなく愛する銀シャリくらいは、腹一杯食べさせられるよう頑張らなければなりません。
 
 世の中は常に競争です。

 素晴らしくも厳しい。それがこのシャバの世界だったのです。