昨晩は、11時過ぎまで「梅田ラボ」に居ました。
竣工写真の撮影だったのですが、夕方6時にスタートだったので5時間強。みっちり掛りました。
金額は書きませんが、建築写真家の撮影代は結構なものです。
それに値すると思うので依頼するのですが、建築写真は、アングルによって全く違うものになります。
ゴールデンウィークに訪れた、札幌モエレ沼公園。
ガラスのピラミッドをアプローチから撮ると、こんなアングルです。
手前にあるタンポポを引っ掛けると、ちょっとドラマティックなカットになります。
更に近付くなら、三角錐の稜線に正対して撮りたいところ。
北海道らしさを出すなら、背面もありでしょうか。
遠景ならこんなアングルもあります。
竣工写真は、時間、カット数、通行人など、様々な制約があります。また、建築には機能があるので、撮り直しの機会はほぼありません。
そんな中で、ベストのアングルを探す。いつ見ても、プロの仕事だなと思うのです。
大した話ではないのですが、旅行中に上げた写真は、加工をしていません。
持って行ったパソコンに、そんなアプリケーションが入っていない事に気付き、5月4日(月)分は、そのままUPするつもりで撮りました。
後で見ると、そちら方が総じて良いと思います。
デジカメ時代になり、何枚とってもお金は掛かりません。保存、加工、コピーと便利になりましたが、一発でしとめるという覚悟が薄くなります。
結果、それで何がよくなったのか……
何年前だったか、「今でしょ!」が流行語に選ばれました。
これは、時代の気分を良く表していたのかもしれません。