先週金曜日、書類で通知が届きました。
「大阪の住まい力アップ:第1回リフォーム・リノベーションコンクール」で「住之江の元長屋」が戸建部門で最優秀賞を受賞しました。
まずは、嬉しい、の一言につきます。
放送があるのかは未定ですが、ニュースの取材もあり、立ち寄ってきましたが、クライアント姉妹もとても喜んでくれました。
今までもこういった賞レースには、チャレンジしてきました。なかなか受賞には至らず、2011年「Ohana」での「キッズデザインアワード」が初めての受賞でした。
「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」という点で評価して貰った事を、クライアントと共に喜び、わかちあったのです。
今回の審査基準に、以下のような項がありました。
□ 居住者の現在のニーズと将来のニーズがデザインに反映されているもの
□ 新しい発想や工夫が盛り込まれているもの
気になるのが以下の項です。
□ 大阪らしい暮らし方の提案が含まれているもの
「夫婦善哉」の織田作之助は大阪の気質について、このように書いています。
確かに大阪は伝統を守って来た都だ。今日を以って伝統を守るだけなら、骨董屋のおっさんにも出来よう。大阪人を大阪人たらしめるものは、大阪人が永遠の新人という一事だ。
流石オダサク、痛快です。講評は次の通りでした。
両隣をマンションに挟まれたよくない条件下で、1階に明るい光や風をいれるための光庭を設けるなどの工夫がなされている。大阪らしい、魅力的な居住空間を実現しており、モデル的な改修事例と高く評価できる。
嬉しいコメントですが、最も大阪らしいのはクライアント姉妹の明るく前向きなところです。
なかなかスタッフを慰労する機会もないので、週明けにお祝いの席でも設けようと思います。今週でないところが、小さなアトエリの現実で……