道路内に建築は出来ません

 昨日は昼過ぎまで奈良で現地視察。

 その後所要を済ませ、住之江にある銭湯へ行きました。

 湯楽はいわゆるスーパー銭湯ですが、先週に続いてです。

 中東の死海のように浮かぶ「死海風呂」があるのです。

 先週の日曜、入って子供と探すも見当たらず、スタッフに聞いてみました。偶数日は女湯との事。

 子供は文句を言い、ふてくされてしまいました。

 アヒルのオモチャが無数に浮いている浴槽でお茶を濁したのです。

 下の娘はそれなりに楽しんでいましたが。

 そして昨日。

 流石にカメラは持って入れないので、写真は共にwebサイトから。

 実際には水着は要りません。

 理論上は簡単な話ですが、体験すると何とも言えない浮遊感でした。

 ただ擦り傷跡はあとは、かなりしみました。土日は750円ですが、ちょっと楽しめます。 

 銭湯に来る前、阪神高速の池田線を走っていると、1キロ程工事渋滞の情報。

 梅田出口付近なので、カメラを持って準備していました。 

 ゲートタワービル(ビーハイブ)は、1992年竣工のオフィスビルです。

 阪神高速はビルの中を通る箇所がいくつかあります。

 しかしこのビルが最もダイナミックにくり抜かれています。

 建築基準法44条で、道路内の建築は制限されています。

 しかし関連法を一部改正し、1989年に立体道路制度というものができました。

 これによって、道路の上下等に建築が可能となったのですが、その適用第一号が、ここ池田線の梅田出口なのです。このビルの5階から7階は阪神高速がテナント扱いになっています。

 のビルはダブルコア方式が採用されています。高速道路部を避けて、エレベーター等が配置されているのです。

 2011年の1月「住まいの設計」という雑誌で、大阪の名建築を紹介するというコラムを書きました。その際、このビルも調べたのですが、調べれば調べる程気になるビルでした。

 その際は、オリジナルの写真が必要で、高速道路の上で三脚は立てられないので断念しました。

 本当の事を言えば、何度か車からトライしたのですが、上手く撮れなかったのです。

 条件が厳しければ厳しいほど、創り手として燃えます。敢えて言わせてもらうなら、この特別な条件にふさわしいデザインであれば、なお良かったと思うのですが……

 厳しい条件の仕事、大歓迎です。

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■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』■■■ 
7月8日(日) 7:58pmから8:54pm「匠」として出演します