滋味

 今日は私たちの結婚記念日。6年目を終え、7年目がスタートしました。

 昨日は朝から、長男が一番好きな京都青少年科学センターへ。もう4度目ですが、しゃべるティラノサウルスが大のお気に入りなのです。

 夜は両親に子供達を見てもらい、地下鉄谷町9丁目にあるモンテラートへ。

 野菜の美味しいイタリアンレストランです。前回は昨年の9月だったので、1年2ヶ月振り。

 妻は友人とランチに行っていますが。

 まずは、ポメリーの小瓶で乾杯。

 妻は、「ベジタベッラ」(野菜のコース) 3990円、私は「11月のシェフのおまかせコース」6090円を。

 野菜のコースはなんと言ってもパレット。こだわりの有機野菜をつかった料理がパレットのようなお皿に10種類。

 長ネギとニンジンに農園自家製味噌。オレンジと緑の色あいが食欲を刺激します。

 私の前菜にあった、ローストビーフはゴボウと菊菜のピューレで。

 菊菜の苦味と、ゴボウの甘み、歯ごたえが一体となり、素晴らしい味でした。

 デザートは柿を使ったパイに小豆のソース。もう完全に満足しました。

 パスタ、メインのバスク豚のロースト、ワイン等など全てに満足したのですが、余韻の残る一皿がありました。

 カブラのポタージュ フォアグラ風味トリュフの香り。

 真っ白な大きなお皿の中央にはクボミがあります。透明感のあるカブラのポタージュが満たされ、その中央にはフォアグラ。

 少しフォアグラを取り、スープと一緒に食べると、濃過ぎず淡白過ぎず、続けて口に運びたくなる、絶妙な味なのです。

 その抑えと対比の効いた味わいに、もう感激しました。何故か、カゼの時に食べる、梅干を浮かべた白粥を思い浮かべました。それを連想させる位、優しく、滋味溢れる味わいだったのです。

 帰り道、普段は倹約して、もう少し足を運びたいと思いました。せめて年2回くらいは。