昨日は神戸市の長田に行っていました。
長男が新聞で、鉄人28号を見たのです。新聞には一週間ほど前から、足元の柵が撤去されたとありました。
震災後、この街に来たのは初めてです。
JRの新長田駅の南西すぐに、ありました。
実物大、18mの鉄人の迫力はかなりのもの。
何よりかっこいい。
マンションを背景にしても更にかっこいい。
このあたりは震災時、火災による焼失が最も大きかった地域です。
原作者、横山光輝が地元の出身ということで、鉄人が復興のシンボルに指名されました。
駅の北側は、以前、靴の工場が軒を連ねていたそうですが、今はほとんどが住宅でした。
近所のおばさんに聞いても、工場は数える程しか残っていないと言っていました。
昼食には、この辺りの名物「そば飯」を。
焼きそばに、ご飯を入れたものですが、なかなか美味しかったです。
30歳くらいの店主のお兄さんが「お台場のガンダムは撤去されたけど、鉄人はずっと居るんです。そういう造りになっているんです」と誇らしげに教えてくれました。
このイベントで、お客さんが随分増えたそうです。しかし震災時に、街を離れた人があまり戻ってきていないとも言っていました。
災害に強い町をとの掛け声で、土地区画整理が行われ、道は広く整理されていましたが、正直に言うと街としての魅力は感じませんでした。
ここが間違っているといえる部分はありませんが、人が戻らないというのは分かる気がします。
これが正しいと言われても、愛着がもてないのだと思うのです。