カテゴリー別アーカイブ: 10 釣り

親離れ、15年‐1730‐

 久し振りの休みなので、子供達に「一緒に出掛けようよ」と声を掛けたのですが、兄、妹ともつれない返事。

 考えてみれば、私も高校になって親と遊びに行ったことはないので、当たり前と言えば当たり前です。

 娘は中一なので、もう少し遊んでくれるのかなと思っていたのですが、どうやら親離れの時がやってきたようです。

 では夫婦で出掛ければ、という話にもなりますが、まだ食事を全て自分で用意できる訳ではなく……

 ということで、ひとりで1ヵ月振りにやってきました。

 連休ということもあって、池原ダムもかなり賑わっています。

 天気も雲一つない快晴です。

 この景色を見るだけでも来る価値があると思うのですが、ちょっと押しつけすぎたかもしれません。

 釣りだけでなく、鈴虫の鳴き声をききながら寝るこのバンガローも、簡素ではありますが私は大好きです。

 今この日記もここで書いていますし、たてこんでいるときはここで仕事もします。

 ダムサイト下にあるスポーツ公園村の付帯施設なのですが、それを見下ろす景色もなかなかのものです。

 風の谷を見下ろしているような気分にもなるのです。

 私は物づくりが好きで今の仕事を選んだのですが、朝昼晩のメニューを考え料理するのも好きなのだと思います。

 手間は掛けませんが、自分の好きなツマミをつくるのでひとりでも十分に楽しいものです。

 釣りの方は、そろそろ秋のタフシーンズンの入り口のようで、このくらいが精いっぱいでした。

 ボートのガソリンを買いにいつものスタンドに寄ると、沢山のライダーが引っ切り無しに給油に立ち寄ります。

 店主さんに「今日は大繁盛じゃない」と軽口をたたくと「この季節は晴れると、バイクが多いんです」と。

 車で走っていても気持ちよいので、バイクなら尚更でしょう。

 道端には彼岸花。

 彼岸の中日は明日だったはずですが、本当に良い季節です。

 シャワーを浴びにいくとヤモリがいました。

 決して私も好きではありませんが、都会にいると見れないものでもあります。

 2005年に子供が生まれてからは、できるだけ色々なものを見て欲しいし、色々な場所に連れて行きたいと思い、何とか休みを捻出しては、躍起になって出掛けていました。

 子供が行きたい場所で、自分も行きたいと思えるところは、ほぼ全て行ったと思います。

 親離れという文字を見ると、寂しくないと言えば嘘になりますが、「○○へ行こうか?」とか「□□はどう?」と、行先を探さなくてもよいと考えると、少し気が楽にもなります。

 その役割もそろそろ終わりのようです。我が家の場合は15年でした。

 子が親離れするなら、親も子離れしなければなりません。

 無関心でいる訳でなく、期待し、応援する。

 そんな神職のようなことを私ができるのかは疑問です。しかしその時はやってきたようです。

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

やっぱり釣りが好き‐1719‐

 月曜日に長男を橿原神宮前まで送り届けた後、スーパーで食料を補給。

 169号線を南下し、再び池原ダムに戻ります。

 明日香村を通るので、古墳らしき丘をいくつも見ることができます。

 いつも通過するだけですが、景色がのどかでとても好きな道なのです。

 戻ると夜になりましたが、食事を準備し終えた頃、友人親子がバンガローに到着しました。

 中学一年になった長男君は、バスフィッシングが大好きと聞き、昨年のゴールデンウィークにも招待しました。

 この時は思ったように釣らせてあげることができずで、帰着後の桟橋で小バスを2匹釣っただけでした。

 それが人生初のバスで、以降は釣れていないと聞ていました。

 それでもバス釣りが大好きと聞き、今年のゴールデンウィークも再度招待していたのです。

 しかし緊急事態宣言で全てキャンセルとなり、夏季休暇でのリベンジとなりました。

 明日は何としてでも釣らせねばと思いながらも、遅くまで友人と話し込んでしまいました。

 朝一、池原ダム最大の滝に到着するやいなや、1匹目を釣り上げました。

 お父さんもこれでひと安心。

 しかし彼もどんどん釣り上げて行きます。

 このあたりは親子であっても遠慮はありません。

 入れ食いとまでは行かないまでも、2人とも10匹近くは釣ったと思います。

 何より、これだけ嬉しそうにしてくれたなら、プラクティスした甲斐があるというものです。

 これが彼の最大魚だったでしょうか。

 暑くはありましたが、風も穏やかで釣りやすい一日でした。

 池原の大自然と共に楽しんでくれたなら何よりです。

 長男と合せて、三日間ガイドに徹しましたが、見てまわると色々な情報が手に入ります。

 その後の二日間、頭をフル回転させて池原全域をひとりで回りました。

 翌日は42cmまで。

 夕まずめの、流れ込みがらみでした。

 翌々日は54cmまでを。

 朝一番の岬を回遊する魚をサイトで。

 どちらもイメージ通りに展開できた、納得の魚です。

 5日間、朝から晩までただ釣りをしました。生まれて初めてのことです。

 昼間は暑いので休憩しますが、それでもクタクタになるまで釣りをしました。

 バンガローと桟橋を通勤のように往復する日々が、これ程幸せな時間だったとは……

 バス釣りの魅力は色々ありますが、考えれば考える程、上達することだと思います。

 多分、中学生の彼と変わらないくらい好きなのだと思います。

 実はこの答え合わせ、必ず正解を見つける必要がありました。

 その訳は次回に。2度引っ張りましたが、次回の3話で完結です。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

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焼肉カレー‐1718‐

 一昨日の土曜日から夏季休暇に入っています。

 大和三山のひとつ畝傍山を横目に大和高田バイパスを東へ。

 さらに169号線を南下します。

 長男と池原ダムにやってきました。

 彼と来たのはかなり久し振りのはず。

 まずは景色のよいところを回ります。

 何とか1匹は釣って貰いたいので、厳選を重ねたポイントに入りました。

 幸先良く1匹を仕留めましあた。

 その後もコンスタントに追加し、早々に撤収です。

 彼も定期試験が終わったばかりで、移動中は良く寝ていました。

 釣りに来たというよりは、むしろ「大好物を食べる旅」がコンセイプトです。

 まずは焼肉です。

 なかでもお勧めは「豚バラファイヤー」。

 脂がおち、カリカリにになるまで焼き上げると、いくらでもご飯が進むのです。

 翌日も天気にめぐまれ、2、3匹釣ると、早めに宿へ帰りました

 カレーも長男の大好物。

 娘は舌が繊細で、辛い物が大の苦手。それもあってカレーが食卓に上らないのです

 我慢している分だけ美味しかったはずです。

 心残りは、鍋で炊いたご飯に芯が少し残っていたこと。

 あまり失敗したことがないので、またこちらはチャレンジです。

 少し昼寝をしてから、長男を橿原神宮前まで送ってきました。

 今年の夏季休暇は、池原のバンガローを5連泊で取っており、もう一組ガイドする予定になっています。

 続きは木曜日に。
 

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
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日本一を‐1706‐

 私の人生は、建築、野外、旅の3本立てです。

 梅雨の晴れ間に、再び湖上の人となっていました。

 朝靄のたつ池原ダム。

 ため息が出るほど美しい景色を見せてくれます。

 山上湖ゆえ、水が澄んでいる時は、6、7mの湖底がはっきり見えます。

 この時期は、浅場まで産卵に上がってくる大型のメスを狙って釣れる可能性があり、全国からデカバスハンターが「聖地」と言われるこの地に集まってくるのです。

 私が最も好きな場所はここ。

 名物、二連滝です。

 動画も撮ってみました。

 今回は訳あって、本気で大物を狙っていたのですが、残念ながら40cmのやせ形君どまりでした。

 お土産は、初めて見た奈良産のイノシシくらい。

 ガサガサッと生物らしき音聞こえ、慌ててカメラをだすとそそくさと森へ消えて行きました。

 一瞬振り返ったのがこの写真。

 スロープに戻り、店主に聞いて初めてイノシシだと分かったのですが、この時は得体のしれない生物にドキドキしていたのです。

 私が池原に通うようになったのは、1996年5月に64cm、5.1kgの大物を偶然釣ってしまってからです。

 道具こそ持っていましたが、ルアーフィッシングはキャンプのついでといった感じでした。

 この時も、東京から帰ってきていた友人カップルと、当時の彼女とで、湖畔でキャンプをしていました。

 この日は大雨でしたが「こんな日は釣りに行くと大物が釣れる」という予感もあり、友人と2人でボートを降ろしました。

 リールとロッドを合せて5千円くらのタックルと、ワゴンセールで売っていたルアーで、いきなりこの魚が釣れたのです。

 近くに居た人達が「これは浜松さんのところに持って行ったほうがいい!」というので、翌日訪ねて行った時の写真が以下のものです。

 浜松さんは、作家・開高健が『オーパ、オーパ!!』の番外編で池原ダムを訪れた際、ガイドをした方です。
 
 確か「アブアンバサダーでワームを操る達人」として登場します。

 その浜松さんが、『Basser』という老舗雑誌で、紹介してくれたのです。

 上記は「釣り場速報」ですが、日本記録かもという扱いで、軒並みルアーフィッシングの雑誌には取り上げて貰いました。

 同年の9月だったかに66cm、続いて68cmが釣れ、あっさりと抜かれてしまったのですが、私が人生で初めて日本一を意識した瞬間でもありました。

 この2ヵ月後、私はアトリエmを設立することになります。

 1件目の設計事務所をクビになってすぐ、拾って貰った事務所の所長とささいなことで言い争いになりました。

 「それなら辞めます!」と言ったら、「じゃあそうしたら」と言われ引っ込みが付かず独立したというのが実情です。

 今まで誰にも言ったことがないのですが「僕は日本一だぞ」といった、勘違いの思い上がりがあったと思います。何とも青い、25歳の春のことでした。

 独立して3年、経験不足を埋めるため、もう我武者羅に働きましたが、それだけで成功できる程現実は甘くなく、鬱病と診断されます。

 3年弱、本当にこの考え方の病気に苦しみましたが、1年間休業し、海外放浪の旅もあり、無事仕事に復帰できたのです。

 2002年の3月に仕事を再開したのですが、その秋、池原の神様はまた私にロクマルを釣らせてくれました。

 60cm以上のサイズを「ロクマル」と呼ぶのですが、この時期なら、上手い人なら年に数本釣る人も居ます。

 ですので、私が特別上手いと言うことはないのですが、どこかで、記録級の大物が釣れるかも、という気持ちがあることも否めません。

 前回の釣行の際、ボートから見て丸太ん棒のような魚を見つけました。

 この時期なので狙って釣るのですが、目算63cm、4.5kgといったところです。

 自分でも釣れれば18年振りということは分かっていたので、掛けたあとすぐ、慎重にやり取りしようと、ドラグをかなり緩めに設定しました。

 ですが、ユルユルにし過ぎて、まったくスプールが回らなくなり、さらに焦りでどちらに回せばよいかさえ分からなくなってしまい……

 冗談のような話しですが、もうラインを直接手で引っ張ってでも取り込もうとしました。

 しかし、水面を割ってのエラ洗い一閃、ルアーは弾き飛ばされ(首を左右に振るスズキ科の魚、独特の動き)、その巨体は湖底へと消えていったのです。

 年に数本のロクマルを釣り上げる達人に、その秘訣は何ですかと聞いてみました。

 「距離感と旬」だと。

 どの世界でも、トップレベルに居る人の言葉は含蓄があります。もしくは、その結果が言葉に含蓄を与えるのか……

 何故だか分かりませんが、私の人生の節目節目で、ロクマルが現れます。

 今年がその時かもと思い、本気で狙いましたが、今年の「旬」はほぼ終わりを迎えました。

 開高健はこう書いていたと思います。

 魚は湖に返してあげなさい。そうすればあなたの心を一生泳ぎ続けてくれる。

 食べる訳でなく、釣っても誰がか褒めてくれる訳でもないのに、往復5時間もかけて訪れる理由を、上手く説明することができません。

 ただ、初めて日本一を意識した日から、私の人生は大きく動き出しました。

 独立して、またバス釣りを始めて四半世紀。

 未だ日本一には届いていませんが、この命が尽きるまで、本気で目指し続けたいと思っているのです。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
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■7月21日BS朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』「住之江の元長屋」再放送
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愛するもの‐1700‐

 2月上旬に訪れて以来、4ヵ月振りに池原ダムへ行ってきました。

 前回時の最低気温は-1℃、最高気温は3℃。

 季節は進み、最高気温は30℃近くまで上がりました。

 何人かの常連さんと会いましたが、自粛明け初という人が殆ど。

 皆、自然に顔がほころんでいます。

 湖上へ出て、朝日があたる山肌を見て「また帰ってこれたんだな」と。

 一生来れないことは無いとは思っていましたが、それでも感慨深いものがあります。

 会えたのは魚だけではありません。

 マガモ。

 2匹の鹿は親子でしょうか。

 何だか愛情があふれています。
 

 愛情は感じませんがシマヘビとも。


 
 自粛明け初の週末でもあり、かなりの数のボートが浮いていました。

 しかし、このくらいのサイズならいくらでもとは言いませんが、何とかなります。

 命懸けで遊んで貰い、見送るその背中を愛おしく感じるのです。

 日差しはすでに夏のもの。

 水温も24℃まで上がりました。

 水温が14、15℃を越えると、ブラックバスは産卵を意識し始めます。そして今がその真っただ中。

 産卵に絡んだ魚は、狙って大きな魚が釣りやすいのです。

 産卵がらみのメスを1匹釣りました。

 メスの割りにはお腹が張っておらずで50cm強で2kg弱。

 1度産卵したあとかもしれません。

 バスフィッシングは、特にバリエーションの多い釣りですが、中でも産卵期の釣り方には独特のものがあります。

 言葉で言うなら、オスの父性を刺激し、メスは母性を刺激するという感じでしょうか。

 産卵と関係なく小さなオスが釣れたのですが、それを助けようとするメスが付いてきているところです。

 鹿もブラックバスも愛情をダイレクトに表現している姿を見て、思うところがありました。

 キリスト教では、近しい人への愛から無償の愛まで、愛にもいくつかの種類があると認識しています。

 例えば、一家の主としての視点と、一国の首長としての視点では、俯瞰している面積が違うことに似ているかもしれません。

 近しい人を愛せない人が、より大きな愛を持てる訳はないのですが、○○ファーストという言葉には多少引っかかりを感じます。

 それは当たり前で、もう少し大きな愛があるからこそ、人は何とかここまで生き延びてきたのではないかと思うのです。

 鹿もブラックバスも、まさかそのような視点は持っていません。

 自らの種を残す為だけに、純粋に愛を行使しているのですが、純粋過ぎるがゆえ、ポーズや利害の入ったものより、気高いものに感じるのです。

 今朝のミーティングで「レジ前の立ち位置シールを越えて、迫ってくるお爺さんを愛することはなかなか出来ない」という話が出ました。

 キリストでもブッダでもない私達が、無償の愛や慈悲の心をもつことは不可能です。

 しかし、持つべきだと思うだけでも世の中は良くなるのだとも信じています。

 私の愛するもの。

 仕事、野外、釣り、旅、日本、そして家族。

 家族をどこに入れるかは照れくさいので書きませんが、それ以外の並びはポーズなしのつもりです。

 仕事、仕事、仕事……時々野外。移動できる喜びを今噛みしめています。

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バカで結構‐1666‐

 年始から取り組んでいた実施設計がようやく完了しました。

 折からの人出不足につき、企画提案、実施設計、予算調整、現場監理、時に電話番と、零細企業のトップは何でもしなければなりません。

 やっと一息と、2ヵ月振りに奈良県下北山村、池原ダムへと出掛けたのです。

 土曜日の朝6時頃に到着しました。

 人出不足と書きましたが、このトボトスロープも同じく人出不足。

 同い年の店長さんが、ボートのメンテナンス、予約の受付、そしてボートランチングまで、全てひとりでこなすのです。

 正直、自分の体より店長さんの体調の方が心配です。

 ここが無くなってしまうと、私に休日は不要となってしまうのですから。

 冬のわりに湖面は穏やかです。

 例年だともっと水温が下がるのですが、暖冬の影響で現在9.1℃。喜び勇んで湖上に出たのです。

 ところが寒さと眠気に勝てず、まさかの昼過ぎでギブアップ。

 寄る年波 とは言いたくないのですが、年始から無休で、また前々日の徹夜も効いていたのだと思います。

 早々にバンガローへ引き上げました。

 安い上に眺めも良く、一方的に自分の別荘だと思っています。

 布団を引いたら、文字通りバタンキューでした。

 折角ここまで来たので、日曜日は6時起きです。

 冬のブラックバスは大きく2種類に分かれると言われます。

 水温が下がっても、浅いエリアで積極的にエサを捕食するタイプ。

 反対に、水温が安定する湖底近くの10mから15mくらいに居つくタイプです。一番深い時は20mに居たこともありました。

 前者は、寒くても動ける個体なので、必然的に大きな魚が多いのです。

 よって、朝一番から浅いエリアを狙いますが不発。

 戦略を変えて、春の産卵場所近くの深いエリアへ移動してきました。

 水深10mから15mあたりを狙いますが、8m位のエリアに魚の映像が映りました。

 直撃で狙うと、一発でバイトしてきました。

 45cmくらい。

 しっかりとエサを食べている、1.2kg程のグッドコンディションの魚でした。

 この日は気温3℃くらいでしたが、前日と打って変わって強い北西風が吹き続けます。

 湖面も白波が立ち、山の頂は白く、狙い通りの魚を1本確保すると、急に寒さが身に堪えだし……

 この日も10時過ぎにギブアップ。

 店長に電話で連絡し、ボートを揚げて貰ったのです。

 防寒対策もかなりしていたのですが、不本意ながら2日続けての途中棄権となりました。

 帰り道、伯母峰あたりは-2℃。

 早めに上がって、ゆっくり帰宅で正解だったかもしれません。

 そもそも、釣ったところで食べる訳でなし、誰かが褒めてくれる訳でなし。

 いつ上がっても何の問題もないのです。

 なのに極寒の湖上へ何故出掛けるのか?誇り高きフランス人が見事に言い表していました。

 釣り竿とは何か?先端に釣り針、もう一方にバカ者をぶら下げている竿。 -フランスの諺-

 バカで結構。やりたいことの無い人生なんて考えられませんから。

■■■ 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』2019年12月3日で「「中庭のある無垢な珪藻土の家」」が5位に選出

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与えよ、さらば与えられん‐1646‐

 12月に入り、忘年会シーズンも佳境というところでしょうか。

 私の仕事には「得意先」というものが無く、かなり少ない方だと思いますが、それでもいくつかの会に声を掛けて貰いました。

 先週末は一番遠くでの開催。奈良県下北山村まで行って来ました。

 ボートを置かせて貰っている「トボトスロープ」の忘年会に声を掛けて貰ったのです。

 スロープとある通り、増減水の激しい池原ダムでボートの昇降をしてもらう、可動港のような施設です。

 池原ダムには20年以上前から訪れていますが、こちらにお世話になるようになったのは5、6年前から。

 長男が小学生になり、一時は辞めていたバス釣りを再開した頃でした。

 会場は、店長さんが近くのバンガローを借りてくれています。

 帰りを気にする必要もなく、尋常ではない釣り好きばかりが集まる、ただただ楽しい会なのです。

 常連のお客さんにプロの料理人が居られ、店長の奥さんと全て準備して下さり、私達は食べて飲むだけ。

 今年のメインはクエ鍋でした。

 おでん保温機?までお店から持って来てくれたとのこと。

 バチがあたるのではと思う程楽しませて貰いました。

 メンバーには、元プロや釣具メーカーのテスターの方まで居られ、聞けば聞く程勉強になります。

 私もここに来たなら、朝から晩までかなり集中して釣りをしているつもりですが、ある方は年に100日は来ていたとのこと。

 また、「毎日池原ダムの水位は見てるので、釣りに来ていなくても、頭では毎日釣りをしてますよ」と。

 なるほど。そこまでは出来ていないなと納得したのです。

 夜中の1時くらいまで盛り上がっていましたが、折角教えた貰ったことを試してみたいもの。

 6時に起きて湖上へ出ました。

 快晴で、ピリッとした寒さも心地よく。

 グングンという当たりがロッドから伝わって来ましたが、1匹目はウグイ。

 いわゆる外道のウグイを更にもう1匹追加。

 本命のバスを求めて大きく移動します。

 先月は、初めて野生の熊を見ました。

 怖くはありましたが、そこまでの大自然の中に居るだけで幸せなのです。

 とは言え何とか魚は手にしたいもの。

 6匹釣って、最大で40cm弱。

 思ったサイズは手に出来ませんでしたが、最後の1投でも釣れ、納得してスロープに戻ったのです。

 上手い人の話を聞くと、自分の未熟さが分かります。

 多少落ち込むのですが、学ぶことがあるということは伸びしろがあるということ。何でも一生勉強です。

 武道をしている友人が、自身の師の言葉だと教えてくれました。

 与えよ、さらば与えられん

 聖書に

 求めよ、さらば与えられん

 という言葉があるようなので、私の聞き違いかもしれません。

 しかし、できれば何かしらのプラスの影響を与えられる人でありたいと思います。

 そういう意味においては、芸能人などは究極の仕事かもしれません。

 自分という存在が商品なのですから。

 そこまでは無理ですが、設計、デザインすることで、誰かを幸せにしたいという一点において、ブレは全くありません。

 今年も残すところ1ヵ月。悔いのない2019年とするため、ラストスパートです。

 残念ながら、釣りに関してはまだまだ人に与えるものはありません。

 しかし、そんな存在があることもまた幸せなのです。

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深き秋、良心が発露する‐1638‐

 今日は文化の日の振り替え休日。

 11月に入り、秋の深まりを感じます。

 こんな日には、THE POLICEの「Every Breath You Take (見つめていたい)」を聴きながら車を走らせていると、最高に気分が良いのです。

 言わずと知れた大ヒット曲ですが、1983年のリリースでした。

 私は中学一年生で、洋楽をよく知る、ちょっとませた友達が沢山いました。

 そのうちの一人がそのレコードを学校に持ってきましたが、何とも大人びて見えたものです。

 文化の香りを感じつつも、そこは秋の池原ダムへ。

 紅葉にはまだ早いですが、ススキは穂をつけていました。

 春とともに最も気持ちのよい季節になりました。

 今日は数は釣れるものの、サイズアップに苦労しました。

 今年は大雨の影響で水位が高く、枝が水面に覆いかぶさっていてなかなか思うように責められないのです。

 しかしそのオーバーハングの下を、スキッピング一発で食わせました。

 かなり細いラインだったので、ゆっくり湖の中央まで引っ張り出し、慎重にやり取り。

 50cmちょっと。

 コンディションのよい魚でした。

 魚はすぐに湖へ返すので、ただ釣っただけで大阪に戻ってきます。

 しかし、それで十分満足なのです。

 仁徳天皇陵が今年世界遺産に登録されました。

 仁徳天皇は313年から399年の長きにわたって在位し、聖帝と言われます。

 大和の国から初めて難波高津宮に都を移しましたが、民家のかまどから煙が立ち登らないのを見て、貧困を感じとります。

 そして3年間、徴税を禁じるのです。

 高き屋に登りて見れば煙立つ

 民のかまどは にぎはひにけり

 「新古今集」で詠まれた通り、民の暮らしは豊かになったのですが、さらに3年徴税の中止を延期しました。

 宮殿は雨が漏り、衣服は破れるまで使ったとされます。

 「まつりごとの基本は民。民が富まねば天子である私も富んだことにはならぬ」

 寝屋川の氾濫を抑えるために茨田(まんだ)の堤も築きました。これらが聖帝と言われる所以です。

 ここまでの広い視野と、他者の幸せを願っているかと言えば否です。

 しかし、自分の家族だけが良ければよいとも思っていません。

 それが社会性=良心なのだと教えて貰いました。

 秋深き隣は何をする人ぞ

 俳聖・芭蕉、最後の俳席での句だそうです。

 秋は収穫期でもあり人恋しい季節でもあります。良心が発露しやすい時期なのかもしれません。

 家に帰る道すがら、その時間の有り難さや、この豊かな日本、また大阪に暮らす幸せを感じます。

 大阪の繁栄の礎を築いた仁徳天皇ですが、皆感謝の気持ちで御陵の築造に飛んできたことでしょう。

 幸せになりたければ、やはり誰かを幸せにするしかないのです。

■■■『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載

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【News】
『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

感謝、感謝、感謝、すぐに忘れる感謝‐1622‐

 日曜日の朝は、阪神高速も空いています。

 環状線から守口線へ。

 そのまま淀川沿いを走り、母校へ向かいました。

 高槻高校の文化祭に参加するのは、もう6回目くらいでしょうか。

 OB組織の槻友会が出展する「頼れる卒業生」による無料相談会。

 今年も参加してきました。

 医師、弁護士、公認会計士、税理士が並ぶ中、私が担当した「劇的ビフォーアフター」の映像が流れ続けるという、恥ずかしい状況は今年も同じで……

 それでも、建て替え、リノベーション、リフォームと3名の方の相談にのらせて頂きました。

 更に、同級生が2人、同級生の奥さんも少し顔を出してくれ、担当の9時から12時はあっという間に終わってしまいました。

 本当に有り難いことです。

 軽音楽部のOBでもあるので、ライブも少しのぞき見。

 中庭での弾き語り君への声援は、やや少な目でした。

 しかしそんなことは関係ありません。今、君は輝いているのだから。

 母校を後にして、高速、山道を走ること3時間。

 この休みを逃したら、いつ来れるか分からないと思い、1ヵ月振りにやってきました。

この場所があるだけで、どれだけ救われることか。

 言ってみれば大人の遊び場です。

 夕方、皆が帰り出す頃にボートを降ろして貰いました。

 早速、湖上にでたのです。

 幸先よく1本目。

 もう1本追加してこの日は終了。

 急遽やってきたので、この日は車中泊。

 中秋の名月の翌日、美しいお月さまが湖面を照らすなか、爆睡でしたが。

 その分今朝は早起きで、備後川の最上流部へ向かいました。

 1ヵ月前、長男と来たときは2番着で、この少し下流で釣ったのです。

 この日は先行者も居らず、大きなルアーで攻めますが、どうも魚と波長が合っていない感じ。

 極端に小さなルアーに変えた途端きました。

 この大口君です。

 かなり痩せてはいますが、口開き尾閉じで56cm。

 「17年振りの60cmアップか、いや無いなあ~」とひとりで盛り上がっていたのです。

 最上流部はかなり魚が濃かったのですが、ほぼ誰も上がってこずで、6、7本釣ったでしょうか。

 坂本筋へ移動して3本追加。会心のゲームでした。

 三連休ということで家族連れが多く、和やかな景色です。

 早めに昼食をとって、昼寝も済ませ、3時頃には大阪に戻ったのです。

 今年の50cmオーバーは、4月に釣った1匹目以来だと思います。

 それもこれも、家族3人で縫ってくれたというこの「爆釣お守り」のお陰です。

 感謝は不平不満の対極にある、成長と成功への片道切符のようなものです。

 よって、常に感謝を心掛けなければなりません。

 仕事への感謝も、大自然への感謝も忘れることはありませんが、すぐに忘れてしまうのが家族への感謝です。

 分かっているだけましだと思って貰うしかないのですが。

■■■『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』2019年9月30日発売に「回遊できる家」掲載

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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ひと休み、ひと休み‐1614‐

 2019年のお盆休みは8/10(土)~8/18(日)と告知していました。

 私以外の3人は、妻の実家に帰省していたので私は会社合宿としました。

 会社で自炊しながら仕事することをそう呼んでいるだけなのですが「響き」って大事だと思うのです。

 週末は合宿解除で、長男と釣りに出掛けました。

 台風10号が通過したあとで、濁流の吉野川は濃霧に覆われています。

 池原ダムもおびただしい水量を放水中。

 国道169号線も至る所から水が噴き出しており、猛威の爪痕を目の当りにします。

 命あってこそなので無理は禁物ですが。

 水位が高い池原ダムは、湖が一気に大きくなります。

 増減水が激しく、時々によって湖岸の景色が変わることも飽きない理由かもしれません。

 台風後はフレッシュな水が供給される、最上流部と流れ込みが定番です。

 備後筋の最上流=バックウォーターにやってきました。先行するのは一艇だけ。

 普段は投げさせていない、15cmほどある大きなルアーをつけたタックルを渡しました。

 なかなか上手に投げるなと思っていたら……

 ものの5分で、1本目を捕獲。

 40cm弱の元気な魚で、自分なりに考えてやり取りしていました。

 この後、私にもヒットしたのですが、残念ながらバラシてしまい……

 しかし最低限の仕事はこれで終了。肩の荷が下りたのです。

 日も上がり、気温が上がってきたので一度バンガローにやってきました。

 長男の楽しみとしては、食事の比率も大きいはずで、先に夕食の準備をするためです。

 最近、野外では鍋でご飯を炊いているので、米を研いで水につけておきます。

 これで芯が残るリスクはかなり減。

 結局夕方は釣れずで早めに上がり、2人焼肉パーティです。

 食が細いなと思っていましたが、歳と共に大分食べるようになりました。

 喜んで食べてくれたので満足ですが、つい「ご飯はどう?」と聞いてしまいます。

 長男が「普通に美味しいよ」と。

 お誉め言葉なのですが、感謝の押し売りをしてしまいそうになるのをちょっと我慢するのです。

 翌日も、2匹目のドジョウを狙い備後筋のバックウォーターへ。

 この日は二艇の先行者があり、三番目あたりにボートポジションをとりました。

 追ってはきますが残念ながらバイトには至らずでした。

 その後は長男の観光も兼ねて移動。

 隣の川筋の最上流にあるのが坂本ダムですが、オーバーフローした水が爆風とともに落ちてきます。

 なかなかの迫力ですが、涼しくも飛沫が凄いので撮影終わりで退散。

 こちらは同じ川筋、最大の流れ込みツキ谷です。

 虹が掛かっているからと、子供はスマホで撮影。

 しかし魚は釣れず。

 早めの昼ごはんにしました。

 父手製のオニギリも作っていたのですが、カップヌードルカレー味が食べたいと。

 昨日焼いておいたタンのマフィンサンドとで昼食ですが、なかなかカップヌードルカレー味には勝てないのです。

 食後は湖上で昼寝。

 長男もiPhoneで音楽を聴きながら昼寝。

 釣りたいのは釣りたいですが、仕事ではないので楽しければ全てOKです。

 「一休さん」のセリフではありませんが「ひと休み、ひと休み」なのです。

 タカかワシかトンビか。

 山上湖ではトンボも沢山飛んでいました。

 世はアウトドアブームと言います。

 小さい頃から、野球、釣り、スキーと、外で遊ぶのが好きでした。

 今でも休みがあれば野外で過ごしたいと思います。

 芥川賞作家でエッセイの名手、無類の美食家で釣り好き。様々な側面を持つ作家、開高健は著書にこう記しています。

 木のように立ったままで私は頭から腐っていく。部屋の壁が倒れかかってくるように感じられる瞬間がある。

 白い紙が鋼鉄の罠に思えてくる。空白と沈殿で指一本持あげることもできなくなる。指紋で意識が混濁し、萎えきってしまう。そんなときである。

 だからだ。おおいなる野外へ出ていくのは。

 -開高健- 『オーパ、オーパ!! 国境の南』より

 開高にとって、私にとっても、野外こそが給油所で、今風に言えばパワースポットなのです。

 彼は大阪市大の出身で、幼少期を東住吉区で過ごしました。4年前に生誕85年の展示会へも行きました。

 私の住む平野区は、もともと東住吉区から分かれた区で、私の戸籍には東住吉区とあったはずです。

 とんでもない輩が東住吉区に住んでいたそうですが、評判を落とすのは止めて欲しいものです。

 前に割り込まれて嬉しい人は居ませんが、そんな人ほど普段はダラダラしているのは間違いありません。

 もう始末に負えない訳で、できる限り視界に入れないよう努力するしかないのです。

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大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
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