オリジナルであること

 いよいよ今年も最後の週になりました。

 昨日は子供の体調がもう一つで、家の片付けをしていました。休みは必ずどこかに行きたいのですが、叶わない時は皆でDVDを観ます。

 子供が5歳と2歳なので、ディズニー、ドラエもん、ジブリの映画など、ある程度限られてきます。何回も観たがる1位2位は「カーズ」と「アイスエイジ3」。特にアイスエイジ3は、大人が見ても楽しい傑作だと思います。

 昨日はちょっとチャレンジして「カリオストロの城」を観ました。

 宮崎駿、初の映画監督作品です。

 泥棒が主役でヒーローを、どう解釈しているのか分かりませんが、子供達は楽しんでいました。それはそうでしょう。ここまで痛快な冒険活劇はそうありません。

 その後の宮崎作品「天空の城ラピュタ」につながるような世界観もでてきます。

 この映画が発表されたのは1979年。画像こそ現代のアニメに劣りますが、それも安心できるのは、自分の子供時代に一致するからでしょうか。

 芥川龍之介は、古典を題材にしたもの方が、良い作品を残したとも言われます。自由にストーリーを考えるより、表現者に徹したほうがより作品性が高いというのです。

 宮崎駿も同じだとは言えませんが、才能がある人には規制があるほうが良いのかもしれません。オリジナルである事とオリジナリティーは違うと感じたのです。

 しかし、これが38歳のデビュー作品とは。巨匠は初めから違います。

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