行動と結果は誰が決める

 全ての行動は、自分が選択して行うものなので、その結果は自分の責任。この考え方を源泉意識と呼びます。良いも悪いも、全ては自分の責任。言ってしまえばあたり前の事です。

 しかし、行動の選択は、自分でコントロール出来る顕在意識でなく、潜在意識で行っているそうです。

 潜在意識はフロイトによって、その存在が証明されました。氷山に例えれば、心という海の水面上にあり、意識できるのが顕在意識。水面下にあるのが潜在意識です。無意識と置き換えたほうが分かり良いかもしれませんが、この比率は1:9と言われます。

 朝仕事場に来て、パソコンの電源を入れる時「右手を電源スイッチへ」と指令している人はいません。多くは潜在意識化した習慣で、無意識に行われます。

 何をするかが決まれば、問題が起こっても、自分の考えのもと解決して行けば良いのですが、行動のでだしは自分の意識で決めていないという話なのです。
当事務所のスタッフは、今まで若者ばかりでした。何故か、彼らがどこでミスをするか、多くの場合分かります。それは自分もたどった道なので「どこが難しく」「どこを避けて通りたいか」を知っているからだと思っていました。

 今は「分からないことを避けて通りたい」という感情が、そこへ誘導しているのでは、と考えています。

 また「避ける」という行動を選択した時点で、能力にブレーキがかかります。最良の結果が出ないことは、初めから決まっているのです。偉そうな事は言えません。自分も同じ行動を取っていたのです。

 そこで、面倒だ、逃げたい等、マイナスの感情が起こった課題だけは、最優先して、全力で取り組むという方針を決めました。「面倒」→「最優先、全力」と単純化。そこが結果の良し悪しを分ける、分岐点と仮定したのです。

 結果が劇的に変わったかと言うと、ドラマのように行かないのが現実です。しかし、成果は出ていますし、行動以外に習慣化の方法はないと思っています。

 これはあくまで対処策です。潜在意識の話は、また別の機会に。

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