ここのところ、花曇りの日が続きます。
先週末はソメイヨシノのピークでした。良い花見酒となったでしょうか。
日曜日の夕方は、子供を連て出掛けました。
夕方から出掛けて、子供が遊べるところは以外に少ないもの。
結局、7時まで開いている、扇町のキッズプラザになりました。大方親は同じような事を考えるようで、かなり混みあっていました。
キッズプラザは、舞洲焼却場と同じく、オーストリア人建築家、フンデルト・ヴァッサーのデザインです。
名物と言っていいでしょう。
空気でボールを空中に運ぶアトラクションはいつも人気です。
動植物の展示もあり、モリアオガエルが居ました。
小さなオスが、メスに背負われている姿は、現代社会の合わせ鏡、と言えば皮肉でしょうか。
小1の娘が丁度で、小4の長男には、少し年齢層が低かったかもしれません。
しかし、遊びながら本物に触れるのは良いことですし、本来デザインとはそうあるべきものです。
先週末、「滋賀の家」の奥さんから、写真が届きました。
この家は、元城だった敷地に建っており、周りの自然が素晴らしいのです。
かつ、古来より桜の名所で、その景色を窓で切り取るようデザインしています。
竣工後、初めての春で「この感激を……」と写真を送ってくれたのです。
しかも、3日続けて送って。このようなクライントに私達は支えられているのです。この件はまた現場日記に書きたいと思っています。
人は時間という概念を見つけてネガティブになった
これは、元雑誌編集者、山本隆司のことばです。
古代天文学によって、人は暦を手に入れました。それにより、農耕は飛躍的に発展したはずです。
365日で四季が一巡りすることを突き止め、1日を24分割しました。
24時間=440分=86400秒
時間の概念によって、より正確な生活が送られるようになりました。
それより、地球がぐるりと一回りするするのが1日で、太陽の周りを1周するのが1年と言ったほうが、ピンと来ると彼は言います。
長男とキッズプラザに行くのは、一生でこれが最後かもしれません。この満開の桜とて、多くともあと40回見れるだけ。
64万分は沢山の時間に見えますが、桜40回の方が圧倒的に、自分のサイズになるのです。
私という存在は外して考えれば、自然はこれまでも、またこれからも、変わらぬ営みを繰り返して行くだけです。
そんな事を考える時、最高に楽しい気持ちではありませんんが、やる気がフツフツと湧いてきます。
全てを一期一会の精神で。事務所内の言葉で言うなら「必ず一発でしとめろ」。
大阪の事務所なので多少品がないのは、桜に免じてお許しを。