桜40回‐1156‐

 ここのところ、花曇りの日が続きます。

 先週末はソメイヨシノのピークでした。良い花見酒となったでしょうか。

 日曜日の夕方は、子供を連て出掛けました。

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 夕方から出掛けて、子供が遊べるところは以外に少ないもの。

 結局、7時まで開いている、扇町のキッズプラザになりました。大方親は同じような事を考えるようで、かなり混みあっていました。

 キッズプラザは、舞洲焼却場と同じく、オーストリア人建築家、フンデルト・ヴァッサーのデザインです。

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 名物と言っていいでしょう。

 空気でボールを空中に運ぶアトラクションはいつも人気です。

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 動植物の展示もあり、モリアオガエルが居ました。

 小さなオスが、メスに背負われている姿は、現代社会の合わせ鏡、と言えば皮肉でしょうか。

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 小1の娘が丁度で、小4の長男には、少し年齢層が低かったかもしれません。

 しかし、遊びながら本物に触れるのは良いことですし、本来デザインとはそうあるべきものです。 

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 先週末、「滋賀の家」の奥さんから、写真が届きました。

 この家は、元城だった敷地に建っており、周りの自然が素晴らしいのです。

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 かつ、古来より桜の名所で、その景色を窓で切り取るようデザインしています。

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 竣工後、初めての春で「この感激を……」と写真を送ってくれたのです。

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 しかも、3日続けて送って。このようなクライントに私達は支えられているのです。この件はまた現場日記に書きたいと思っています。

 人は時間という概念を見つけてネガティブになった  
 
 これは、元雑誌編集者、山本隆司のことばです。

 古代天文学によって、人は暦を手に入れました。それにより、農耕は飛躍的に発展したはずです。

 365日で四季が一巡りすることを突き止め、1日を24分割しました。

 24時間=440分=86400秒

 時間の概念によって、より正確な生活が送られるようになりました。

 それより、地球がぐるりと一回りするするのが1日で、太陽の周りを1周するのが1年と言ったほうが、ピンと来ると彼は言います。

 長男とキッズプラザに行くのは、一生でこれが最後かもしれません。この満開の桜とて、多くともあと40回見れるだけ。

 64万分は沢山の時間に見えますが、桜40回の方が圧倒的に、自分のサイズになるのです。

 私という存在は外して考えれば、自然はこれまでも、またこれからも、変わらぬ営みを繰り返して行くだけです。

 そんな事を考える時、最高に楽しい気持ちではありませんんが、やる気がフツフツと湧いてきます。

 全てを一期一会の精神で。事務所内の言葉で言うなら「必ず一発でしとめろ」。

 大阪の事務所なので多少品がないのは、桜に免じてお許しを。

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