最後の試合

 本日未明からの対ブラジル戦は周知の通り、1対4で完敗。日本のワールドカップドイツ大会は終わりました。

 前半ロスタイムにロナウドに決められるまでは、アレックスから玉田のゴールで1対0とリード。あと1点とれば奇跡の・・・・・・というところから4連続失点。

 残念ですがこの結果が日本代表の現実なのでしょう。

 1人のサポーターとしての感想もありますが、最後までひきつけられたのは言動も気になる中田英寿選手でした。

 テレビカメラもずって追っていましたが、ほとんどの選手が引き上げた中、ピッチの真ん中に横たわり、ずっと空を見つめていました。

 そして、手にある交換したブラジル代表のユニフォームを顔にかけ、その下で泣いているように見えました。何分そうしていたでしょう。

 その後、関係者と話す頃には、爽やかな笑顔を見せ、立ち上がり歩き始めました。

 彼にとってワールドカップ最後の試合になるかもしれません。そのピッチと空間を全身でわっていたのでしょうか。彼の胸に去来したものは一体何だったのか・・・・・・

 初出場を果たした1998年フランス大会から3大会、日本のワールドカップ全試合に出場している唯一の選手。

 常に日本代表を鼓舞し続けた、誇り高きサムライ。彼の姿に熱いものが込み上げてきました。

 2010年とは言いません。この試合を見ていたサッカー少年に願います。いつかワールドカップ本戦で、強く楽しいサッカーを見せて欲しいと。

 大人の戯言かもしれませんが”少年よ大志を抱け!”です。”世界にはこんなにも素晴らしい舞台が用意されている”と。

 そして自分も日々を一層頑張らねば、と強く思えました。お疲れさま日本代表。そして、ありがとうヒデ!

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