梅田阪急のコンコースに、イルミネーションをみると年末を感じます。
1980年代、中学、高校とここは私の通学路でした。
阪急百貨店側に、このようなディスプレイで飾られるようになったのは、いつからでしょうか。
このコンコースが、初代阪急梅田駅だった話は何度か書きました。
また、マイケル・ダグラス、高倉健主演の映画、「ブラック・レイン」の舞台にもなりました。
ヤクザ役で出演していた、「大阪名物パチパチパンチ」の島木譲二が亡くなったという記事を読みました。
「大阪名物逝く」とまで書かれたら、芸人冥利につきるのではないでしょうか。
これほどくだらなく(失礼)、わかりやすい芸は、これからの芸人にはできないのではと思います。
ポコポコヘッドよ永遠に……
この日曜日、クラブワールドカップの決勝戦をみました。
ヨーロッパ・チャンピオンのレアル・マドリードと開催国枠で出場の鹿島アントラーズの対戦でした。
世界最優秀選手に送られるパロンドールを、今年も含め4回受賞しているクリスティアーノ・ロナウド。
いわずとしれた世界最高のポルトガル人フォワードです。
そのロナウド率いるレアル・マドリードには、さほど詳しくない私でも知っている名前が並びます。
メッシの所属するバルセロナとともに、世界で最も有名なクラブチームでしょう。
先のワールドカップで、日本が散々に痛めつけられた、コロンビア代表のハメス・ロドリゲスが控えに回るほどの選手層の厚さです。
そのスター軍団を敵にまわし、延長戦までもつれこむ熱戦でした。
90分では2対2の同点。PKを与えるまで、アントラーズはリードしている時間帯がありました。
その後半、守備の要、セルヒオ・ラモスはすでにイエローカードを貰っていました。退場になってもおかしくない場面があり、翌日も話題になっていました。
解説者は「名前に遠慮したか」と言いましたが、私もそう思います。
主審の判定には、「格」が存在していた気がします。
にわかアントラーズファンに「もしかすると」という夢を見せてくれただけでも有り難いことですが、世の中にはこの「格」が確実に存在します。
それは、実況中継をしていた解説者の中にもありました。
「あのレアルがまさかこのままで終わるはずがない」という雰囲気が漂っていました。
そう考えると、格を最も感じていなかった、または感じないようにしていたのは、鹿島の選手なのかもしれません。
その根拠となったのは、自分達の組織力を信じる力だったのか。テレビを通してみていても、とても勇敢に見えました。
格とは、現時点までの既成概念と言って良いかもしれません。
本当に勝つには、まず試合に勝ち、世の中の認識を変えるまで、勝ち続けなければならないのです。
もちろん、これはサッカーにおいてだけではありません。私の会社においても全く同じです。
あなたは あなたがなろうとする人間になる -ジェームス・アレン-
勇敢であること。勝ち続けなければならないこと。
いいものを見せてもらいました。