私のジョギングコースに、細長い公園があります。
大阪市平野区には、以前チンチン電車が走っていました。
西成区の今池と平野を結ぶ南海平野線です。
1980年に開通した地下鉄谷町線が、ほぼ真下を走ることになり、廃線となりました。
公園は終点の平野停留所跡です。
平野は中世から綿の貿易で栄えた、環濠都市でした。
神社仏閣も多く残りますが、今朝は地蔵盆の準備がなされていました。
地蔵盆は街角にあるお地蔵さんにお供えをするもの。
主に関西の風習のようですが、子供の安全を祈念します。
平野も決して上品な街ではありませんが、辻地蔵があり、線香の香りの立つ風景は、やはりよいものです。
暑い暑いといっているうちに8月24日。
学生たちの夏休みも間もなく終わりです。
現在、オープンデスクに3名の学生が参加しています。
朝のミーティングでは、1日のスケジュール確認、そしてフィロソフィー勉強会にも参加してもらいます。
勉強会といっても、皆のモチベーションを上げる時間なので、できるだけ分かりやすく、元気のでる話をするようにしているつもりです。
社是が「おもしろおかしく」の堀場製作所。2015年になくなった創業者・堀場雅夫さんはこういいました。
「成功の道は、おもしろい仕事をするか、おもしろく仕事をするか」
まさに至言です。
「おもしろい」は心で感じることなので、多分に本人の意思に影響をうけます。しかしこう続きます。
「人間は好きな仕事なら2、3日寝なくとも平気だが、イヤな仕事なら1、2時間でダメになる。どちらが効率が上がるかは自明の理。そういう状態に労働者を置くのが経営者の役割」
「おもしろおかしく」社員が働いていないなら、それは経営者の責任だということなのです。
30歳の時なら「そんな殺生な」といったと思いますが、やはりその通りなのだと思います。
まずは、どんなことでもリーダーが楽しもう、面白がろうとすることだ大切なのだと思います。親が楽しそうに掃除をしていたら、子供は掃除機を奪い合うかもしれません。
仕事も同じです。
最後は、ビートたけしも敬愛した、指パッチンで知られたあのひとの言葉で締めたいと思います。
ドーランの 下に涙の 喜劇人
- ポール 牧 - コメディアン