秋、朝の京都

今週初め、仕事で京都に行きました。

 京阪電車に乗り、三条駅を降りると目の前は三条大橋。東海道の終点です。

 江戸時代ならここが京都の玄関口。弥次さん喜多さんもここを目指したのです。

 鴨川を渡り西に歩くと、すぐにあるのが高瀬川。このあたりも雰囲気のあるところです。

 川沿いの木屋町通りを少し上るだけでも、史跡を見つけました。

 幕末の雄と言えば、坂本龍馬や中岡慎太郎。彼らの兄貴分と言える、武市瑞山の寓居跡です。

 司馬遼太郎の”竜馬がゆく”の中では武市半平太。現在は料亭になっているようです。

 はじめの目的地は京都市役所。昭和初期の建築物です。

 設計者の一人、武田五一は明治の終わりから昭和にかけて活躍した建築家で、関西電力京都支店も彼の設計です。

 次は京都市水道局へ。JR京都駅の南側なので、地下鉄を乗り継ぎます。駅の北側には、ご存知京都タワー。海の無い京都を照らす灯台をイメージしたそうです。

 木屋町通りは朝の9時ごろ歩きました。通勤ラッシュも一段落し、空気もひんやりと澄み”流石京都!”という感じでした。

 今年は酷暑の影響もあり、紅葉も随分遅れるそうです。観光ラッシュはもう少し先になりそうですが、ゆっくり散策したい人は今が最適かも。