鯉、冑、柏、逞しくあれ

 ゴールデンウィークも今日が最終日。

 期間を通して天気に恵まれました。

 三重尽くしの連休は、土曜日まで五ヵ所湾へ。

 伊勢志摩のすぐ西で、リアス式海岸が穏やかな内海を形成しています。

 キャンプサイトには、弟家族が先に着いていました。

 我が家は1泊ですが、彼らは2泊。しかし、長男だけは預けて帰ってきました。 

 妹2人が共に末っ子です。

 時々喧嘩もしますが、概ね仲良し。初ハンモックにテンションが上がりきっていました。
 

 上の男3人を連れ、父と釣りへ。

 時代が時代なら、海賊が跋扈したこの地域。海賊の元は漁師ですから、流石に海は豊です。

 僅かな時間で、いいサイズのキスが連れました。それに混じって、得体のしれないものが……

 海に帰したその獲物はウミウシ。怒ると紫の液を出すのです。

 3人で大騒ぎしていましたが、こんな生き物を見るのも経験です。

 マンションから、色褪せのない鯉のぼりが揚がっていました。初節句でしょうか。

 激流を登り切った鯉は龍となり。武将のように勇ましくあって欲しいと鎧兜。新芽まで葉が落ちぬと柏餅を食べる。

 それほどまでに、元気と立身出世を願ってきたその気持ちが、分るようになってきました。

 子供の日の振り替え休日。

 逞しく育て、子供達。

 父は今日も夢を売ってきます。

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