テラスにワン友が集まる、帰りたくなる家‐1257‐

 3月19日(土)発売、「住まいの設計05・06月号」に「滋賀の家」が掲載されました。

00住まい160506

 左下にある「イヌと暮らす家&ネコと暮らす家」の特集内です。

 撮影については一度UPしましたが、ここへの掲載を控えていた写真が結構あります。

51 - コピー

 掲載写真と被るのは勿論NG。誌面を構成する為に東京から3人も来るのですから。

 カメラマンも、何度もアングルをチェックします。

53 - コピー

 誌面には、愛犬チロルが地窓から外を見る写真があります。

 目線の先は写っていませんが、種を明かせば、寒い中をご主人が呼んでくれていました。

 良い写真を撮るには、色々苦労があるのです。

55 - コピー

 2階のセカンドバルコニーから見る土塁の景色こそが、この家ならでは写真。

57 - コピー

 そこから見下ろす写真は、誌面にありませんでした。

 よって、ここに掲載します。

59 - コピー

 「テラスにワン友が集まる、ドッグカフェのような家」がこの家のタイトル。初めは「イヌ友」となっていました。

 しかし、奥さんから愛犬家はペットを家族だと思っているので「イヌ友」とは呼ばず「ワン友」というと教えてもらい、こうなったのです。

 その奥さんから「守谷さんって、ペットに興味ないですよね」と言われました。理由を聞くと「チロちゃんが、足元に来てかまって欲しいと言っても、気付いてないもの」と。

 なるほど。

 嫌いでも、興味がない訳でもなく、クライアントの方意識が行っていただけなのですが。言い訳か……

 愛犬家の人ほど、ペットの気持ちが分かることはありません。しかし、どんな暮らしを求めているかを教えて貰えば、答えを見つけることは出来ると思っています。

 建築設計とは、人間学だと思っていましたが、生物学だったのです。

 春には、もう一人のワンちゃんがやってくるよう。

 ペットを飼っている人も、そうでない人も良ければ手にとってみて下さい。

 いくらワン友が集っても、帰りたくない家では意味がありません。仕事において、最も大切なことが、意外に繰り返されないことは良くあることです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA