昨日までとはうって変わって、今日は良い天気になりました。
オトギリソウ科のキンシバイはこの時期に花を付けます。濃い黄色が太陽によく映えていました。
明日の未明は、決勝トーナメント進出を掛けて、日本とデンマークが戦います。なんとか起きて、リアルタイムで見たいところです。
すでに予選を突破を決めている国の一つがアルゼンチン。隣国ブラジルと共にサッカー大国です。
監督のディエゴ・マラドーナは「メディアは選手に謝るべきだ」と発言しました。非常に厳しい母国のマスメディアへ向けてのものです。
チームの中心選手はリネル・メッシ。今回のワールドカップで最も期待される22歳です。テレビで紹介されていました。
メッシは幼少の頃から、体は小さいものの卓越した技術と才能をみせ、クラブチームで頭角を表します。体が小さいのは成長ホルモンの問題と分かり、医師にホルモン注射を勧められるのです。
多額の費用が必要になったメッシの父親は、クラブチームに援助を求めますが、クラブ側は拒否。スペインの強豪チームに活路を求めることになります。
これを受け入れたのが、スペイン一部リーグのFCバルセロナ。現在もメッシの所属する名門チームだったのです。
13歳からスペインで活躍する天才フォワードは、当然アルゼンチンでもヒーローだと思っていました。期待はもちろんあるのですが、代表チームでは未だその実力を発揮しきれていないようです。
国内では「スペインに居る時は最高の選手だが……」という非難もある程。サッカーを続ける為、やむなく海を渡った、サッカー選手の栄光と悲哀でしょうか。
アルゼンチンが前回優勝したのは1986年のメキシコ大会。現監督のマナラドーナが大活躍しました。準々決勝のイングランド戦では、神の手ゴール、5人抜きゴールとすでに生きる伝説です。1982年フォークランド紛争の陰を落していたアルゼンチンの英雄となったのです。
メッシは今大会未だ無得点。アシストを決めた場面が流れていましたが、流石の動きでした。
「私はマラドーナにはなれない」という発言を受け、監督は「君は君のプレーをすればいい」とアドバイスしました。英雄になるか、それとも……
決勝トーナメントのメッシが気になります。